在庫を診断し経営課題を早期に発見するFULL KAITEN〈在庫ドック〉の提供を開始

2025.07.23 13:00
FULL KAITEN
小売の在庫リスクを特定、改善に向けたアクションへ接続
在庫最小化・粗利最大化の実現を支援する在庫分析クラウド『FULL KAITEN』を展開するフルカイテン株式会社(本社・大阪市福島区、代表取締役・瀬川直寛)は、小売企業やSPA(製造小売業)、メーカー向けの新しいサービス「FULL KAITEN〈在庫ドック〉」の提供を本年8月末に開始することをお知らせします。〈在庫ドック〉は、売上や在庫などの各種データを分析して在庫リスクを自動診断することで、日々移り変わる在庫に関する課題が画面を見ただけで特定でき、改善策にすぐにつなげられるのが特徴です。
小売業界の現状と課題
日本の小売市場は、2008年をピークとした14年連続の人口減少や高齢化に伴って市場規模が頭打ちになっており、原材料高や物価上昇と相まって厳しい環境に直面しています。このような市場では、単に在庫の「物量」に頼って売上を追求する「売上第一主義」は、次の2つの観点で大きなリスクを孕みます。
-在庫を増やす場合:売上は増えるものの売れ残りが増え、値引きによって粗利益が悪化
-在庫を減らす場合:売上も減り、機会損失が増えて粗利益が減少

小売やSPA、メーカーなど在庫ビジネスを手がける企業がこうした二律背反を克服するためには、単に在庫を削減するだけでなく、今ある在庫から売上・粗利・キャッシュフローを最大化するための在庫運用がカギを握ります。

そうした在庫運用を実践するには、少ない在庫(限られた量の在庫)からどれだけ多くの粗利益を得ることができたかを測定する指標が必要になります。それがGMROI(商品投下資本粗利益率)です。

〈在庫ドック〉ではGMROIを最重要KPIとして表示し、利用者が常に在庫投資の効率性を追うことができるようにしています(次章で詳述)。
※GMROIについてはこちらの記事で詳しく解説しています >> 「

在庫最小化・粗利最大化のための経営ダッシュボード
革新的な開発思想
〈在庫ドック〉は、在庫最小化・粗利最大化を実現するための経営ダッシュボードです。いま手元にある在庫から得られる粗利益を最大化するために企業が追うべきKPIを、グラフやチャートで視覚的に理解しやすく表示します。

表示するKPIは、GMROIを筆頭に在庫回転率や消化率、売上金額、粗利率などであり、これまで当社が様々な企業の在庫最小化・粗利最大化を支援してきた経験から特に重要と思われる指標を網羅しています(下図)。
  FULL KAITEN〈在庫ドック〉の概念図

Excelや既存のBIツールでは、属人化のリスクや異部署間の共通認識の醸成が難しいといった難点があり、見たい指標を即座に確認することも困難です。〈在庫ドック〉ではSQLを自分で書く必要がなく、誰でも同じ画面を見るだけで在庫課題を理解できます。このため、社内で共通認識を持ってアクション実行まで繋げることが可能になります。
主な機能と特徴
〈在庫ドック〉は売上や在庫などの各種データを分析して全社、店舗ごとおよび商品カテゴリごとの在庫リスクを自動診断し、適正在庫を実現するための改善点を特定します。分析に当たっては、当社独自の予測アルゴリズムを用い、需要予測を日次で繰り返しています。

このため利用者は日々移り変わる在庫の特性(コンディション、リスク等)を適時に把握できます。さらに、把握した課題を改善するために必要な具体的なアクションを利用者に提示するUIとなっています。
- 在庫の「健康状態」を可視化:小売経営に不可欠なKPI(重要指標)を一覧で表示し、在庫の全体像と課題のボトルネックを直感的なUIで瞬時に把握できます。特に、在庫1円あたりでいくら粗利益を生み出したかを示す「GMROI」を重視し、在庫回転率と合わせて追跡することで、安定的な利益向上とキャッシュフローの改善を可能にします
  GMROI、在庫回転率、売上、粗利額、粗利率、在庫高などのKPIを網羅

- 多角的な課題把握と早期対応:日々の売上データから今後の売上と消化スピードを予測し、消化期日(販売期間)に基づいた在庫リスクを自動診断します。そのうえで適切な在庫状態を実現するための改善点を特定します
  在庫クオリティごとにヒートマップで表示

- 多角的な課題把握と早期対応:「クロス集計」機能を使うと商品カテゴリ、カラー単位、店舗横断など、様々な切り口で詳細な分析が可能です。クロス集計した在庫に関して、業績指標や在庫スコア(コンディション、リスク等の特性)が一元表示されるため、利用者は取るべきアクションを即座に把握できます
  クロス集計で課題一つひとつを深掘りし多角的に把握
アクション実行にはFULL KAITENのマルチプロダクト
小売をはじめとした在庫ビジネスには、業務フローの各工程において下図のような投入リソース(人的、資金的な経営資源)と粗利毀損の関係があります。
このため当社はこれまで、こうした工程ごとのアクション(施策の実行)を起こすためのプロダクトを提供してきました(下図に一覧)。
・参考:
今回提供を開始する〈在庫ドック〉は、アクションを起こすためのFULL KAITEN〈倉庫出荷〉〈店間移動〉〈売価変更〉〈セット提案〉〈販売強化 for EC〉といった既存プロダクトを通じて顧客企業を支援する中で培ってきたノウハウとナレッジが開発のベースになっています。

このため〈倉庫出荷〉〈店間移動〉〈売価変更〉〈セット提案〉〈販売強化 for EC〉などを活用することで、〈在庫ドック〉から得られたアクションを効果的に実践することが可能になります。
・フルカイテン株式会社のプレスリリース一覧はこちら
・FULL KAITENの導入事例はこちら
・FULL KAITENの詳しい製品資料はこちら
【会社概要】
社名: フルカイテン株式会社
本社: 大阪市福島区福島1-4-4 セントラル70 2階B
設立: 2012年5月7日
代表者: 代表取締役 瀬川直寛
事業概要:在庫分析クラウド『FULL KAITEN』の開発・提供
URL:
【本件の問い合わせ先】
フルカイテン株式会社
 戦略広報室 南
電話:06-6131-9388
Eメール:info@full-kaiten.com

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