社員同士が学びをシェアする「シェアノバ」が企業成長を牽引。クリエイティブ事業を展開するアクアスターを支える人材育成プロジェクトとは

2024.12.18 15:00
絵コンテやライセンスイラスト制作で34年の歴史を誇る株式会社アクアスター(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:原田弘良、以下「当社」)は、ビジュアルとデジタルコンテンツを掛け合わせたプロモーション施策やマーケティング支援を展開しています。


2024年5月、本社を築地から銀座松竹スクエアへ移転し、さらなる成長を目指します。
当社の成長を支える要因の一つが、人材育成プロジェクト「シェアノバ」の存在です。「シェアノバ」は2021年にスタートし、2024年12月には第46回目を迎えます。この取り組みでは、社員が部署の垣根を越えて、日々注力していることや成果を挙げたプロセス、さらには失敗談までをシェアする場を提供し、社員の成長を促してきました。


今回は、立ち上げ時から運用に携わる企画営業部の駒野亮介が、「シェアノバ」の誕生の背景や今までの取組み・今後の目標について語ります。
■シェアノバ誕生の背景
~社員の経験を共有し、会社全体が学び合える文化をつくりたい~
シェアノバが始まったのは2021年のことです。当時、全社的な人材育成の取り組みをもう少し本格的に動かしていきたい、という声が役員から上がっていました。その流れで、「駒野君も手伝ってくれないか?」と声をかけていただいたことが、私がこのプロジェクトに関わるきっかけでした。今後の会社の事業成長を考えると人材育成の取組みは大切だと思っており「ぜひ一緒にやらせてください」と手を挙げた覚えがあります。


その当時、私だけでなく、人事の責任者や経営管理部のメンバーも加わり、「人材育成に会社として力を入れていくうえで、どんな取り組みをすればよいのか」といった議論が始まりました。その中で、担当役員より「社員の成功経験も失敗経験も含めて、共有できるような取り組みを考えて」というオーダーが記憶に残っています。
その後、メンバー全員で試行錯誤しながら考えたのが「シェアノバ」です。


成功も失敗も共有することで、社員一人ひとりの成長を促し、会社全体が学び合える文化を作りたいという思いから「シェアノバ」とプロジェクト名をつけました。


こうして、社員の経験を共有し、互いに学び合える場としてシェアノバはスタートしました。
「何かすごく良い場になっていくだろう」とすごく楽しみな気持ちだったことが蘇ります。
シェアノバ発足当初は社名が株式会社アクアから株式会社アクアスターへ変更された時期でした。また、プロジェクトメンバーとロゴも考えました。現在はオフィス移転にともなってシェアノバのロゴも刷新しました。
■シェアノバ始動!でも当時は・・・
~記念すべき第1回目は、ハイブリッド形式でスタート~
記念すべき第1回の登壇者は、関西支社の支社長堀内でした。コロナ禍真っただ中の2020年に関西支社を立ち上げた際の出来事を、年表形式で振り返りながらお話しくださいました。当時の苦労や挑戦のエピソードは、笑いあり涙ありで会場を大いに盛り上げました。


初回の開催は、本社(当時は築地に所在)にて行われましたが、会場制限を設ける一方でオンラインも活用し、ハイブリッド形式でスタートしました。
写真:第1回シェアノバの風景
■毎月1回。社員が登壇。計45名・45の知がシェアされた
~登壇者も参加者も、失敗から学び、自分事として捉えてほしいという想いを込めて~
シェアノバでは、これまでさまざまな部署の社員が登壇しており、延べ開催数で言うとこれまでに45名が自身の経験を語ってきました。


実は私も、2021年6月に登壇の機会をいただきました。登壇タイトルは、「こまっちのぴえーんと泣いたあの日。そこから学んだこと」。次のような内容でお話ししました。


・お客様に多大なるご迷惑をおかけし、ご指導をいただいたこと
・名誉挽回を目指し、必死に対応した日々
・社内トップクラスのクリエイターたちが一丸となり、全力でサポートしてくれたこと
・朝一から緊急対応のために話し合いをしてくれていた制作部長の姿を見て、思わず号泣(これが「ぴえーんポイント」でした)
・最終的には、ALL AQUAのチームワークで対応し、お客様にもご満足いただける結果となったこと。


失敗は誰しも避けたいものです。しかし、失敗から学び、次に活かすことが重要だと考えています。このエピソードを通じて、参加者の皆さんにも「学びを自分事として捉えてほしい」という想いを込めてお話ししました。
~話して終わりではない。フィードバッグを通じて登壇者、参加者ともに新たな発見を得る~
シェアノバでは、毎週プロジェクト担当者が集まり、30分ほどの打ち合わせを行っています。この中で、どのようなテーマなら参加者に興味を持ってもらえるかを話し合い、アイデアを出し合いながら登壇者とテーマを決定しています。
社内での周知は、社内SNSでの紹介と申し込みフォームを利用したシステムを採用しています。また、全社の朝礼では役員から「次回のシェアノバの意図」を共有していただき、各部門長の協力を得てさらに認知を広げています。


シェアノバの特徴的な良い点は、「話して終わりではない」ということです。登壇者向けに、参加者がアンケートフォームを通じてコメントや学んだことをフィードバックする仕組みがあります。これにより、話した内容がより深く参加者に響くだけでなく、登壇者自身にとっても新たな発見の機会となっています。


実際に登壇した社員からは、「人に物を伝える難しさを改めて実感し、とても学びが多かった」「自分の考えを話す機会自体がなかなかないので、このような場を設けてもらえたことに感謝している」といった声が寄せられています。一人ひとりにとって、無駄のない貴重な経験となっていることが、シェアノバの魅力と言えるでしょう。
■シェアノバの転換期と未来
~外部の方を招聘し、より幅広い視点を。本社移転と開催40回目を契機に新たな取り組みを開始~
2024年5月に本社が築地から東銀座へ移転しました。オープンスペース(CANVAS)という広いスペースも設けられました。
また、同時期にシェアノバは開催40回目の節目を迎えました。このタイミングを捉え、会社としてもさらなる社員の成長を支援するため、新たな取り組みを展開していこうという流れになりました。


シェアノバでは今年の4月から、外部の方をお招きして話を伺う取り組みをスタートしました。これまで社員の経験共有が中心でしたが、より幅広い視点を得るため、さまざまな分野で活躍するプロフェッショナルの方々にご登壇いただいています。


例えば、東京大学院医による医療とビジュアルコミュニケーションに関するテーマなど、普段あまり馴染みのない内容もありますが、そうした話を聞くことで、自分のアンテナを広げるきっかけになります。興味を持つテーマがあればなおさら、自分事として捉え、すぐに取り組めることを見つける場にもなると感じています。


シェアノバを観覧する社内メンバーについても、5つの約束事を伝え実施をしています。


また、必ず登壇前には「CHECK IN」という近くに座っているメンバーと今日のテーマにおいて獲得したいことを共有し主体的な参加を促し、終了後には「CHECK OUT」を同様に実施し、得られた気づきをシェアし、会全体をより良いものにしていく仕掛け作りも取り入れました。
多様な視点からの学びを通じて、社員一人ひとりが新たな気づきを得られる環境を提供することを目的に、このような方向性を採用しました。
写真はオフィス移転後のシェアノバ。社外の方を招聘して学びと気づきを広げます。
~3年間毎月続けてきた地道な活動。シェアノバの成果を通じて企業発信力の向上へ~
シェアノバはこれまで社内メンバーの意識向上や知見の共有を目的に運営されてきました。今年4月からは、社外の専門家を招く形式を取り入れるなど、新たな方向性を試みています。


これまでのシェアノバを振り返ると、多くの試行錯誤がありました。ただ、私はこの場が単なる情報共有の場ではなく、社員同士のつながりや学び合いのきっかけになっていると感じています。


たとえば、経験の共有を広げるという点では、社内で蓄積された知見やノウハウを、対外的に発信する取り組みを強化したいと思っています。
そうすることで、シェアノバの価値がさらに広がるはずです。また、参加者を継続して増やしていく事も重要な課題です。現在、参加メンバーが固定化している傾向が若干あり、これを打破して、より多くの社員にこの場を活用してもらいたいと考えています。


そのためには、シェアノバの重要性を日常的に感じられる仕組みづくりが必要だと捉えています。
さらに、コラボレーションの推進にも力を入れたいです。


お客様や外部のパートナーとの共同プロジェクトを増やすことで、多様な視点を取り入れるだけでなく、社員が自分の意見やアイデアを積極的に発信できる環境を作りたいと思っています。


シェアノバは、毎月3年間続けてきた取り組みです。これを振り返ると、「ただ普通にやってきただけ」という気持ちもありますが、その積み重ねが大きな成果を生んでいると感じています。この地道な努力を基盤に、新たな挑戦を通じてさらにシェアノバの価値を高めていきたいと考えています。


今後も、社員一人ひとりが主体的に学び、成長できる場を提供し続けるとともに、外部との連携を強化し、企業としての発信力を向上させていくことを目指します。


参照)シェアノバに関するプレスリリース
●株式会社アクアスターについて
1991年の創業からビジュアル制作をメインとし、様々な媒体で展開される広告クリエイティブ制作に携わってきました。2020年以降は版権やIP等のエンタメコンテンツを扱ったプロモーションを始め、AR・メタバース空間といった体験型のデジタルコンテンツ開発、SNSを活用した施策支援まで、ビジュアルとデジタル掛け合わせたクリエイティブ制作で顧客の事業改題解決に向けたサービスを手掛けています。


当社には美大芸大を卒業した約60名のイラストレーターをはじめ、最先端のデジタルコンテンツを開発するエンジニアなど広告クリエイティブ制作を担うクリエーターが多数在籍しています。プロジェクトごとに企画提案~実制作、改善提案までをワンストップで手掛けることが可能な点が大きな特徴で年間約5,000件の案件をこなしています。


名称:株式会社アクアスター
所在地:東京本社 〒104-0045 東京都中央区築地1-13-1銀座松竹スクエア7F
関西支社 〒550-0002 大阪市西区江戸堀1-22−4肥後橋イシカワビル702
代表者:代表取締役社長 原田弘良
設立年月日:1991年11月14日
公式webサイト:
制作事例:
■本件に関する問い合わせ先
株式会社アクアスター 広報 神谷

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