「採用管理システムsonar ATS」を提供するThinkingsは、2021年11月にリモートワークを制度化し、約3年半にわたり全社員リモートワーク体制を続けてきました。(2025年2月時点)
参考:導入企業が2倍に伸長。「リモートワーク」体制でも成長を続ける、HRテック企業Thinkingsの働き方とは?(2024/9/12)
一方で、「ハイブリッド勤務を推奨している」、「原則出社に会社のルールを変更した」など、「出社回帰」が昨今のトレンドになっています。本記事では、今も続くThinkingsのリモートワーク環境を支える仕組みづくりや、社内アンケートから見えてきたチームごとの工夫、これからのリモートワークについてお伝えします。
リモートワーク率88%。社員はどう評価している?
会社として定期的に設けている大きな「交流チャンス」は以下の2つ。他にも、部署発信で雑談会を開催するなど、イベントが定期的に開催されています。
・オンライン全社会
月1回社員全員で集まるオンライン会議。チームごとの活動報告のほか、参加者全員をシャッフルしテーマに沿って会話する10分程度の「コミュニケーションタイム」と、社員同士がお互いの仕事や行動への感謝を伝え合う「ピアボーナス」の表彰時間があります。
・となりのThinkings(オンライン雑談会)
選ばれた社員一人にスポット当てインタビューを行い、その人のことを深く知る会です。
また、リモート環境での「働きやすさ」も重視しています。働きやすいデスク周りを作れるよう、遠隔地で働く社員への「モニター貸与」などのサポート制度があります。
現在のリモートワーク社員の割合は88%。「リモートワーク」に関するアンケートを社内で実施したところ、「リモートワークにおけるチームメンバーとの協業や情報共有(5段階評価)」の平均は3.5点。悪くはないですが、非常によいとも言えません。
アンケートでは、各チームでのリモートワークにおける取り組みや課題について、様々な意見が集まりました。
チーム内の会議を改善!社員発信で生まれたさまざまなアイデア
普段接するチームメンバー同士のコミュニケーションは、毎日の仕事でスムーズにしたいポイント。チームごとに、業務の特性に合わせて工夫を凝らしています。
・毎朝15分!デイリースクラムの導入
エンジニア主体のチームでは、定例MTGの効率化のために「デイリースクラム」を導入。1日15分のMTGを毎日午前中に行い、業務の把握や情報共有をスムーズ化しました。
「週に1度の定例MTGでは、長めの時間を押さえているのに議題が少なかったり、疑問点が先送りになってしまったりすることがありましたが、毎日短時間だと無駄な時間が減ったので生産性が上がっています(エンジニア)」
▼Thinkingsのスクラム開発についてはこちら
・リモートだからこそ知りたい 自己・相互理解ワーク
セールスチームでは、メンバーの相互理解を重視。「どんなときにモチベーションが上がる?」「自身のキャリアで『成果を出せた』と実感できたのはどんなとき?」など、フォーマット化して各自発表する機会を設けました。
「メンバーがどんなパーソナリティかを深く知ることができたので、リモートでもコミュニケーションがより豊かになったと思います」
・独り言をのぞき見 社内SNS「分報」
こちらもエンジニアチームの取り組みです。Teamsに「分報(社内Xのようなコミュニケーションツール)」チャネルを設け、「最近こういうツール使ってみたけどこうだったよ」という情報を毎日メンバーが投稿しています。
「1日10個は新しい発見がありますし、自分でも毎日新しい情報をシェアしています。独り言みたいな投稿だから気楽ですし、自分の投稿に誰かが返信してそこからアイデアにつながることもあって、発見が多いです。(エンジニア)」
Thinkingsではエンジニア部門を中心に一人ひとりにチャネルがあり、Xで好きな人のアカウントを覗きにいく感覚で情報収集ができる。
▼レンコン農家からエンジニアへ、そしてスクラムマスターへ — Thinkingsで広がった新しいキャリア
ほか、さまざまチームで共通して以下のような取り組みが見られました。
・いつでも相談窓口(オンライン・オフライン)
「【なんでもOK】と題したチャットルームがあり、気軽に質問できてありがたいです。チャット以外にも【相談MTG】が設定されていて、いつでも相談できる安心感があります。(カスタマーサクセス)」
・1on1MTGからチーム全体の活性化へ
「1on1でマネージャー宛てに『チームMTGでやりたいこと・改善したいこと』を挙げています。承諾を得られた後、チームMTG内で相談する形で案出しをし、他メンバーからの意見をもらいながらブラッシュアップし、会の活性化を図っています。(HR)」
「これは誰に聞くべき?」チームを越えたコミュニケーションが課題
反対に、リモートワークでの業務で困ったことや、改善したいことも聞きました。チーム内とは違い、「チームを越えたやりとりの場がない」「よその部署へのコミュニケーションの取り方がわからない」「コミュニケーションコストが高まっている」という意見が多く見られました。
これらの課題に対して、どうしたらよいのか? リモートワークの中で何ができるか、アイデアを自由に考えてもらいました。
リモートワークで培った「チーム組織の柔軟性」こそThinkingsの強さ
今回のアンケートを実施したHRチームの杉本に、アンケート結果について聞きました。
---------------------------
Thinkings株式会社 Human Resources Div.
人事部 HR Team マネージャー 杉本 裕樹
※所属や役職は2025年3月時点のものです。
今回のアンケートでは、多くの部門のメンバーに「オンラインコミュニケーションにおける工夫」を書いてもらいました。その中でも、「1on1やチーム会議で改善点を話し合う場を設けている」という回答が最も多かったことが印象的でした。リモート環境では雑談のような偶発的なコミュニケーションが少なくなるため、アイデアの発散や業務改善の場が減るのではと懸念していましたが、意識的に話し合いの機会を作り出していることがわかり、ポジティブな驚きがありました。
Thinkingsでは、リモートワークが浸透しているからこそ、情報共有の方法が多様化し、チームごとに独自の工夫が生まれています。この柔軟性は大きな強みですが、それに比較すると「部署を超えての交流がしにくい」「他部署の業務理解がしにくい」などの声があったのは、課題として捉えたいです。リモート環境でも、より活発に意見交換ができる場を増やすことが重要だと改めて認識しました。
---------------------------
Thinkingsのセールス部門はTHE MODEL型組織を採用し、エンジニア組織ではスクラム開発を導入するなど、会社全体として業務分担と効率化を進めています。リモートワークを制度化して以降、2022年7月にはシリーズBで16.2億円を調達し、2025年3月にはThinkingsが提供する『採用管理システムsonar ATS』の導入実績が2,200社を突破しました。
Thinkingsは組織の変化に恐れずチャレンジし、サービス成長を続けるための工夫を社員一人ひとりが考えています。社員全体が課題に感じている「チームを越えたコミュニケーション不足」は、「もっと周りのことを知りたい」「コミュニケーションコストが減れば、よりよい取り組みが生まれるかもしれない」という期待も込められています。
Thinkingsのミッションは、「誰もが意志ある仕事をするために、誰もが使える方法をつくる。」です。
私たちは、目の前にある不便さの解消から新しい価値を生み出す大きな挑戦まで、「今ある何かをより良く変えたいと強く願い、意志を持って仕事に取り組む人たち」に選ばれるプロダクトをつくり、それを磨き続けていきます。
働き方に関しても、従来のような働く場所に囚われないより良い方法を模索しています。これからも、私たちは働き方の可能性を広げながら成長し続けていきます。
・Thinkings株式会社 求人情報
オープンポジションでエンジニア採用中!