安心して働ける職場は、社員全員でつくる。数々の社内制度を立ち上げ、職場環境にプラス効果をもたらした「MAGプロジェクト」の歩みと成果を振り返える

2025.03.07 15:00
絵コンテやライセンスイラスト制作で34年の歴史を誇る株式会社アクアスター(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:原田弘良、以下「当社」)は、ビジュアルとデジタルコンテンツを掛け合わせたプロモーション施策やマーケティング支援を展開しています。


2021年10月には社名を「アクア」から「アクアスター」へ変更し、「一番星として明日の生きる力となる」というビジョンを掲げて、新たな一歩を踏み出しました。多様化するビジュアルとデジタルのニーズに応える企業として、さらなる成長を目指しています。


また、2024年5月には本社を築地から銀座松竹スクエアへ移転し、次なるステージに向けた基盤を整備。事業拡大に向けた取り組みを加速させています。


企業としての成長とともに、全社員が安心して活躍できる職場環境づくりにも注力しており、その一環としてプロジェクトチーム「MAG」を発足しました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000085.000055500.html


今回は、「MAG」プロジェクトの立ち上げを主導し、現在も「誰もが働きやすい職場環境づくり」を推進している企画営業部 小西可南子が、プロジェクト発足の経緯や導入後の社内変化、そして今後の展望について語ります。
■誰もが安心して活躍できる職場にするための「MAGプロジェクト」に込めた思い
アクアスターで全社的な職場環境改善を目的とした「MAGプロジェクト」のプロジェクトリーダーを務めている小西です。MAGプロジェクトが発足して1年が経ち、この取り組みを振り返りながら、私自身の思いや今後の展望をお伝えしたいと思います。
~きっかけは、不安を抱えながら働く同僚の姿。「安心して働ける環境」の必要性を実感~
私は入社して8年目になりますが、入社以来、アクアスターの社員は仕事に対するプロ意識の高い社員が多いと感じてきました。


それはライフステージの変化を迎えても変わらない想いであると思いますが、周囲の同僚を見て「理想と現実のギャップ」に悩む声や、短時間で最大限のパフォーマンスを出す難しさを感じることが増えてきました。


特にライフステージの変化を迎える同僚が、体力面や精神面で不安を抱える姿を見て、「もっと安心して働ける環境が必要だ」と強く思うようになったのです。


社会全体でデジタル活用が当たり前となる中、アクアスターもビジュアル表現にとどまらず、多様なメディアやプラットフォームに対応しながら成長を続けています。そのため、求められるスキルやスピードも年々高まっており、学びながら結果を出すことの大変さは私自身も日々実感しています。
MAGのコンセプトは「Me-ness for all generations」自分らしさをすべての世代に
■MAGプロジェクト、2年目の現在地。取り組みと成果を振り返る
MAGの制度概要図
~慎重に討議を重ねて生まれた「こうのとり制度」~
MAGプロジェクトは、「全ての社員が安心して働き続けることができる職場」を目指し、既存の取り組みの制度化からスタートしました。その中でも最も力を入れたのが「こうのとり制度」です。


制度の検討にあたり、不妊治療にまつわる勉強会への参加や社労士とのセッション、経験者へのヒアリングを経て、社内アンケートを実施し、慎重に制度を構築しました。リリースと同時に社内セミナーも開催し、不妊治療についての正しい知識と支えられる職場づくりについての理解を深めました。


社内セミナーは管理職向け、社内向けの2部制で実施しました。
その結果、制度への理解が深まり、利用しやすくなったという声をいただきました。
~女性特有の体調不良時に在宅勤務を利用可能。部下に安心して対応できると男性管理職からも好評な「エフ宅」制度~
また、「エフ宅」制度については、男性管理職からも好意的な声が寄せられています。
「部下が体調不良で休む際、どのように対応すれば良いか悩んでいましたが、この制度のおかげで余計な気遣いをせずに済み、部下も安心して休めるようになりました」との感謝の声もいただきました。


このように、性別や役職を問わず、誰もが安心して働ける職場づくりに少しずつ近づいていることを実感しています。


※エフ宅制度:女性特有の体調不良時に月2回、在宅勤務を利用できる制度。社内SNSで「エフ宅利用」と申請する仕組みを導入しており、部署によって利用率は異なるものの、女性社員の約40%が活用しています。なお、「エフ宅」の「エフ」は「Female」の頭文字「F」を指しています。
~既存取り組みの変更から利用率100%に。社員配偶者へプレゼントを贈呈する「アニバーサーリー制度」~
「アニバーサリー制度」は予想以上の反響がありました。
従来アクアスターから社員の配偶者の誕生日に、日ごろから社員を支えてくれている感謝を込めてプレゼントを贈呈していました。


これをカタログギフトに変更したのです。これは利用率100%になりましたね。
一緒に自由に選べる楽しさが満足度向上に繋がっており、「記念日を思い出すきっかけになっている!」という声もありました。


こうした“小さな変化”が、働きやすさの実感を生むこともMAGの学びでした。
■MAGプロジェクトが存在することによる業務上の安心感と、制度利用率向上を目指す今後の展望
~それぞれの価値観に合わせた制度設計を。横断型プロジェクトから学んだ大切なこと~
MAGプロジェクトの推進は、自身の通常業務にも良い影響を与えています。
まず考え方の部分では、”仕事(働くこと)”への価値観は人それぞれのため、様々な懸念や状況パターンを想定し制度設計していくことの大切さを学びました。


このことは、チームや若年層とコミュニケーションをとる中で生かされました。また、経営層とすり合わせながらも、あくまで主体はプロジェクトメンバーであり、社員の意見をどう反映させていくかを考え推進してきたことは、プロデューサー業務に直結したと感じています。


また、MAGの存在が職場全体に安心感をもたらし、私自身も「何かあっても大丈夫」という心持ちで仕事に取り組めるようになりました。


※MAGは専属部署ではなく、各部署から有志が集まって構成された横断型プロジェクトです。
~目指すのは進化と改善。「制度を積極的に活用できる安心」へ~
もちろん課題もあります。制度を作るだけではなく、継続して社内周知や、改善をしていくことが重要で例えば「制度は知っているけれど、実際に使うのはためらう」という声もあります。今後はもっとオープンに話せる社内文化づくりや、利用事例の共有を通じて「制度があるから安心」から「制度を積極的に活用できる安心」へと進化させたいです。


そのために次のような取り組みにチャレンジしています。


•MAG Timesの発信:全社向け記事で取り組みを定期的に共有して、社内への浸透を図ります。


•キャリア支援:「ハンズアップ制度」をリリースし、年次や役職を問わず、気軽にキャリア相談ができる環境を整備します。


•経験共有コンテンツ:ライフステージを経験した社員の紹介を通じて、リアルな声を届ける。楽しく空気のように浸透させたいです。


•社内外セミナー(シェアノバなど):女性リーダーを招いた講演で、多様な働き方を考える機会を創出していく予定です。
2024年11月に開催されたシェアノバはビジュアルワークス部より2名が講師として登壇


MAGプロジェクトがきっかけで社員同士が支え合う空気がより強くなり、会社全体が「人を大切にする組織」としてさらに成長したいですね。
MAGプロジェクト打ち合わせ風景。関西支社からもオンラインで参加
~法改正を目前に、育児休暇制度の整備にも着手。MAGプロジェクトの「安心して働ける職場づくり」は続く~
2025年4月からの育児・介護休業法改正を受け、MAGは特に男性の育児休暇取得向上に注目しています。取得率向上を目指し、育児休暇制度を取得しやすい環境や「ファミリーファースト制度」の整備、また施策を実行していきます。


「安心して働ける環境があるからこそ、社員は新しいことに挑戦できる」。私はMAGプロジェクトを通じてこのことを強く実感しています。


仕事は人生の大きな部分を占めます。その時間を少しでも安心して過ごせるよう、そして誰もが自分の力を信じて一歩踏み出せるよう、これからも取り組みを続けていきます。


●株式会社アクアスターについて
1991年の創業からビジュアル制作をメインとし、様々な媒体で展開される広告クリエイティブ制作に携わってきました。2020年以降は版権やIP等のエンタメコンテンツを扱ったプロモーションを始め、AR・メタバース空間といった体験型のデジタルコンテンツ開発、SNSを活用した施策支援まで、ビジュアルとデジタル掛け合わせたクリエイティブ制作で顧客の事業改題解決に向けたサービスを手掛けています。


当社には美大芸大を卒業した約60名のイラストレーターをはじめ、最先端のデジタルコンテンツを開発するエンジニアなど広告クリエイティブ制作を担うクリエーターが多数在籍しています。プロジェクトごとに企画提案~実制作、改善提案までをワンストップで手掛けることが可能な点が大きな特徴で年間約5,000件の案件をこなしています。


名称:株式会社アクアスター
所在地:東京本社 〒104-0045 東京都中央区築地1-13-1銀座松竹スクエア7F
関西支社 〒550-0002 大阪市西区江戸堀1-22−4肥後橋イシカワビル702
代表者:代表取締役社長 原田弘良
設立年月日:1991年11月14日
公式webサイト:
制作事例:
■本件に関する問い合わせ先
株式会社 アクアスター
広報 神谷

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