「水はどこから来るのか?」大山さんのおかげプロジェクト

2025.03.04 02:44
「水守」というお酒を通して「水はどこから来るのか?」を問い直し、あらゆる繋がりが失われた時代に、人と人、人と自然との繋がりを紡ぎなおすためのプロジェクトです。日本中に「今日も生きててよかった!」そんな乾杯を沢山響かせたい。
お酒がこんなに美味しいのは「大山さんのおかげ」
そんな瞬間を「水守」というお酒でお届けします。
「Mimori」は、あらゆる繋がりが失われた時代に、
人と人、人と自然との繋がりを紡ぎなおすためのプロジェクトです。
その第一弾として、「大山さんのおかげ」をお酒を通して届ける挑戦をします。
冬の大山さん
私たちが住む大山の麓にはこんな言葉があります。
「大山さんのおかげ」
「台風の被害が少ないのも大山さんのおかげ」 
「水がおいしいのも大山さんのおかげ」
「お米がおいしいのも、お酒がおいしいのも大山さんのおかげ」
現代ではつながりが見えなくなっている環境問題の捉え方や、個別の事象の課題解決が山積しているように見えます。しかし、「大山さんのおかげ」とお山に感謝をしながら生きてきたかつての人たちは、お山を通して水の循環、動態を捉えていたのではないか。それを構成する目に見えない小さな存在である微生物までも認識していた。それら全ての存在・事象に生かされ、自分もその一部だと認識し、感謝を向けた言葉が、この地域では「大山さんのおかげ」だと思います。
海から約7kmのところにある湧水。30年の時を経て湧き出す。
私たちが分からなくなっているつながりを表す概念「大山さんのおかげ」を、この時代だからこそ届けたい。「水守」というお酒でそれを届ける挑戦をします。 

初めまして。
大山さんのおかげプロジェクトです。このプロジェクトは、鳥取県江府町で、奥大山の湧き水と酒米を使い、土地とつながるお酒を作ってきた大岩酒造と、この地で水の大切さを伝える活動をする Mimori というユニットが出会い立ち上げました。
Mimori」の松田彩子と坂上萌です。「Mimori」は、かつて山を守り水源を守っていた「水守(みもり)」と呼ばれる人々に由来しています。
私たちは、西日本最高峰・大山(だいせん)の麓を拠点に、先人たちに見えていた世界を現代に伝える活動を行っています。これまでSNSやプログラムを通じ、多くの方々にその価値を伝えるトライをしてきました。
お水が沢山湧く水資源豊かな大山に暮らしている中で、「山・川・里・海の連環」が失われる事に危機感を持ち始め、水資源の豊かさと密接に関係するお酒造りを通して、水の大切さを伝えていきたいと思う様になりました。 
大山の美味しい水は、豊かなブナ林が育み、そのブナ林を育むのは土壌の微生物たちです。
先人たちは、そんな目に見えない生き物が大切だと気づいていたから、頂いた分は土地にお返しました。生き物の大小に関わらず、あらゆる命に敬意を払っていました。
奥大山自然文化協議会 × 一般社団法人 Ecological Memes
冬の寒気団が大量の雪を降らせて、その降雪が春にかけてゆっくりと解けて、地中に浸透していく。
森の木々の呼吸と微生物に働きによって、地下で水は上下に動き、豊かな土が育まれる。
それらが里や山の幸、海の幸を育んでくれます。
「大山さんおかげ」は、とても奥深く、細やかに、水の循環が何のおかげであるのか見えた人たちの言葉だと思います!
そして、お酒造りは、そんな目に見えない菌と対話し、大いなる水の循環がわかった人たちが、何代も継承し、長い時間をかけて紡いできた知性だったと思います。
私たちは、あらゆる繋がりが失われた今の時代にこそ、人と人、人と自然の繋がりを紡いだ素晴らしい先人たちの酒造りを届けたいんです!


私たちは、江府町の大岩酒造さんと共に、30年の時をかけて湧き出る大山の水と、その水に育まれた米、土地の菌で「水守」というお酒を作りました。
今日乾杯ができるのも、お酒が美味しいのは「大山さんのおかげ」。
今日まで生きられたことを喜び、来年もその先も続くようにと盃を交わし
無数の生きとし、生けるもの全てへ感謝をした人たちのように、
「今日も好日である」とこの「水守」というお酒で、大切な誰かと乾杯してもらえることを願っています!


改めて、「水はどこから来るのでしょうか?」
30年かけて地下を旅して湧き出す水の旅と土地の物語と共に、美味しいお酒を楽しんでください。
「あなたを育んでくれた景色、人、存在はなんですか?」
皆さんを育んだ大切な景色を想像してもらいたいです。日本中に「今日も生きててよかった!」そんな乾杯を沢山響かせたい!
皆さん、応援・拡散よろしくお願いします!!!
支援金の使い道
賜ったご支援につきましては、以下のことに使わせていただきます。
①「大山さんのおかげ」を伝える酒造り企画
・リターン準備資金及びCAMPFIRE手数料
・ Mimori ウェブサイト構築費
・プロジェクトの進行費
②「大山さんのおかげ」を届ける発信活動
・Mimori 発信活動費 (交通費、取材費、人件費、機材購入費)
昨年の7月からスタートした「
」では、出雲流域の「伝統の意味を探す物語」を発信することをテーマに、「大山流域の豊かな水と営み」、「自然生態系循環と恵み」「出雲流域に残る先人の足跡」を動画や写真を通して届けてきました。沢山の方に見ていただき、148万回のリールの再生などを達成。現在、5400人にフォローしていただいています。

リターンの説明
リターンは、純米生原酒・純米原酒のほか、複数ご用意致します。
純米生原酒
生原酒とは、火入れ(加熱)や加水(割水)をせずに瓶詰めした日本酒で、奥大山のお水と江府町の酒米を使い作られています。火入れをしないことでフレッシュな味わいが、加水しないことでパンチのある味わいが楽しめます。
※通信販売酒類小売業免許を有する大岩酒造というお店から直送します。
※20歳未満の者による飲酒は法令で禁止されています。20歳未満の方はこのリターンを選択できません。
※訂正:リターン欄の原材料に醸造アルコール添加と表記しておりますが、実際には添加されません。
純米原酒
純米原酒は火入れをした後、加水(割水)をせずに瓶詰めした日本酒です。秋にかけて、更に味が深まっていく過程もぜひ味わってください。
※通信販売酒類小売業免許を有する大岩酒造というお店から直送します。
※20歳未満の者による飲酒は法令で禁止されています。20歳未満の方はこのリターンを選択できません。
※訂正:リターン欄の原材料に醸造アルコール添加と表記しておりますが、実際には添加されません。
「出雲流域積層絵図」手ぬぐい
かつて大陸からやってくる人々の表玄関だった出雲。そこは渡来人たちどう見えていたのか。過去、現在、未来を詰め込んだ私達の大切な青写真です。

リターン内容リスト
スケジュール
2025年1月下旬 「水守」製造開始
2025年2月1日~2025年3月31日 クラウドファンディング実施
2025年4月以降 リターンのお届け開始
リターンによって、お届け時期が異なる場合があります。ご了承ください。
2025年5月 日本酒第二弾開始

応援メッセージ
桐村里紗
天籟(株)代表取締役医師/プラネタリーヘルス・イニシアティブ代表
人が生きることは、この世界の希望であり、歓喜である。プラネタリーヘルスの活動を通してそのことを伝えていたら、小さな2つの種が苔の上にぽろんと落ちて、大山さんの水の恵みをたっぷり受けた「Mimori」が誕生しました。2人の若者が、山から、川から、海から、生きもの達から、先人たちから学んだ知恵と未来への希望を、大山さんのおかげで造られたお酒と手ぬぐいにぎゅぎゅっと詰め込んで、皆さんにお届けしたいと熱望しています。ぜひ、この歓喜が皆さまに届きますよう。
小林泰紘
(一社) Ecological Memes 代表理事
森や植物や太陽や岩や苔や菌やたくさんの生き物たちの営みの総体として循環し、あらゆるいのちをつなぐ水。蛇口をひねれば水が飲める時代だからこそ、「その水が本当はどこからきて、どこへいくのか。そして私たちもその一部である」という、先人たちが洞察していたであろうみえないつながりへの想像力と実感がますます問われています。Mimoriのお二人の活動は、そうした体験への入り口をひらき、人がこの地球で再び創造的再生者としての役割を思い出し、未来へと重ねていくためのとても大切な挑戦であると感じます。応援しています。
曽 緋蘭 ツェン フェイラン
(株)ROOTS 共同代表/ソーシャルデザイナー
中国地方最高峰・大山。2万年の地質の変化が育んだ水の循環は、命の源そのものです。このプロジェクトは、大山の貴重な水源を未来に繋ぐ大切な挑戦。その象徴として誕生するお酒には、自然の恵み(大山さん)への深い想いが込められています。私はこの活動を心から応援します!大山の水と地域の未来を守るために、一緒に物語を紡ぎましょう。
中山慶
(株)ROOTS 代表取締役
Mimoriの二人の、大山さんの水との出会いからの圧倒的な速度と深度の変容を見ていて、二人が広げようというビジョン、誘(いざな)おうとしている場はこれからの日本の10年、また100年を形作っていく大きな宝の原石だと感じています。それをどう磨いていくか。とっても応援していますし、僕も共に磨きます。
小森優美
(株)森を織る代表取締役/ファッションデザイナー
萌ちゃんとあこちゃん、若い2人が自らの豊かな感性のもと、大山さんをはじめとする自然や人々とのつながりの中で産み出したMimoriのプロジェクト。大山さんから流れる美しい水や、微生物、お米、この土地を守ってきた何世代もの人の存在、職人さんやMimoriたちのつながり...その壮大な生命の"おかげさま"の物語に想いを馳せながら呑む日本酒は、どれほど美味しく感じられるのでしょう。大切な時間に味わいたい、特別なお酒です。
井上綾子
NPO法人ハチドリーズ 代表理事
昨年5月、大山さんに包まれるプラネタリーヘルスツーリズムに参加。Mimoriの2人に見守られながら、大山さんの透き通る豊かな湧水に全身を浸すことで、「自分自身がリジェネレーション(再生)される」という貴重な体験をしました。生命がよろこぶ大山さんの湧水がMimoriの挑戦によって、日本酒となり皆様の元へ届けられようとしています。大山さんの日本酒をいただくことで、水と米と麹から生まれた日本酒づくりの伝統も感じながら、リジェネラティブな未来を一緒に作っていきたいと思います。みなさまも彼女たちのチャレンジに、ぜひ応援をよろしくお願いします!!
岡野春樹
(社)長良川カンパニー 代表理事
いま、各地域のプレイヤーたちが大注目している、源流のホープたちの活動です。「見える世界が変わってしまうお酒」は、いったいどんな味がするのか。ますます大山への旅が深いものになりそうです。
山口有里
(一社)ワンジェネレーション
私は、大山さんでのフィールドワークを経て、自分の中に不可逆的な変化が起こるのを体験しました。そしてそこで、Mimoriのお二人に出会い、訪問の度、その姿に力強さが増していくのを感じてきました。大山さんの麓に根をおろした二人の口から紡がれる言葉は、湧水のように澄み、生命力に満ちていて、土地の奥深くから湧き出るエネルギーを受け取っているようでした。水守のお酒は、ただ美味しいだけではなく、「いのちを体内に取り込み、大地とのつながりを思い出す」ひとときを彩ってくれると思います。だからきっと、このお酒は、「消費」の対象ではなく、忙しい日常の中で私たちが忘れがちな大切な感覚を「再生(リジェネレーション)」させてくれる媒体として、人の存在を介しながら、広がっていくのだと思います。若きMimoriの二人が、迷い多き世界での葛藤を経て掴みとった、大いなる生命とのつながりを、共に味わい、共に伝えていけたらと思います。
鮎川詢裕子
(一社)ワンジェネレーション 代表理事
人がいのちの営みに触れ、自然とひとつになったと体験した時、自然界とのコラボレーションが始まります。若い世代の2人の内側に芽生えた想いは、立ち上げたユニット「mimori」を通じた自然界からのメッセージなのかもしれません。内なるメッセージに従って、チャレンジし続けている様子に心打たれます。大山流域での水循環の探求やツーリズムを展開してきた2人のお酒を通じて、豊かな自然界とのコラボレーションの味わいを届ける取組みを心から応援しています。
清水豪賢
大山寺宿坊観證院山楽荘 住職 
山そのものを神仏と崇めてきた大山さん。かつてこの山を寺領として治めていた大山寺は大山への登頂禁止の規制をかけてました。登頂出来るのは年一度、選ばれた二人の僧侶のみが山頂・弥山の禅定水を汲みに行く弥山禅定の儀式のみでした。それ以外で俗人が土足でご神体の山懐に分け入れば、山の霊力が堕ち大山さんは恵みを与えてくれなくなるという信仰ですが、大山さんの霊力=恵みは自然そのものであり、山麓の人々はその事を感じとっていたので、誰も禁制を破らなかったのです。今回は、この大山さんの恵みを改めて見つめ、より多くの人に感じていただく良い取組みかと。大山さんの恵みに乾杯です。

クラウドファンディングの先に目指すこと
自然と人、人と人、あらゆる繋がりを見失っている今の時代だからこそ、かつての人たちが持っていたあらゆる物とつながり生かし生かされているこの感覚が必要なことだと思います。これから先、それをを伝える為に事業を興し、営みに落としていくことを目指しています。
第一弾は「大山さんのおかげ」を届けるお酒。この度のご支援は「大山さんのおかげ」を届けるお酒のプロジェクトに大切に使わせていただきます。
その他にも、国内、海外を問わず、この土地から始まる物語をより多くの人に知ってもらえる場を作り、発信強化にも使わせていただく予定です。
かつて、出雲地方は日本の表玄関の一つで、多様な人々が往来し重なりあう場所でした。そんな場所だからこそ、世界観の捉え方が変わってしまう学び場を創り、新しい重なりあいをつくって行きたいです。
そのスタートとしてのお酒「水守」。是非熱い応援をお願いいたします!
お問い合わせ先
mimori.daisen@gmail.com
ご不明点・ご質問は以上のメールアドレスにお問い合わせください。

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