酒蔵社員が普段飲んでいる日本酒は?朝日酒造社員に聞いてみた

2023.06.21 11:50
お客様からよくいただく質問が「酒造の杜氏・社員の好きなお酒を知りたい」「社員さんがどんなおつまみと飲んでいるのか教えて欲しい」「朝日酒造の皆さんのオススメの飲み方は?」といった、酒蔵社員が何が好きで、普段どう飲んでいるかを知りたいという質問。そこで、朝日酒造では社員にアンケートを実施。朝日酒造社員が普段よく飲んでいる朝日酒造の日本酒とその楽しみ方をランキング形式でご紹介します。<アンケート概要>
対象者:朝日酒造株式会社 社員
有効回答者数:63人
調査期間:2023年2月15日~3月5日
質問:普段よく飲んでいる朝日酒造の日本酒を教えてください。(複数銘柄回答可)

※こちらの記事内で紹介した商品の価格は2023年6月21日現在のものです。
10位から6位までを紹介
まずは、10位から6位まで一気に紹介します。

同票で第9位が2つ。まずは、「久保田 百寿」(8票)。
久保田の基本形である特別本醸造酒。香りの主張は控えめに、辛口で飲み飽きしない酒質に仕上げたお酒です。

同じく第9位は、「久保田 スパークリング」(8票)。
きめ細やかな泡立ちとマスカットのような爽やかな香りで、軽やかな爽快感を楽しめるスパークリング日本酒です。
「スッキリとしていてほんのり甘いので飲みやすいです。プレゼントするにもオシャレでいい感じです」(30代女性)

第8位は、「朝日山 純米にごり」(9票)。
果実のような甘酸っぱい味わい、滑らかな口当たりが特長的な純米にごり酒です。
「酸味と甘味がある味と、アルコール度数が自分に合っているから」(40代女性)
「酸のきいた酒が好きだから」(40代男性)

第7位は、「久保田 ゆずリキュール」(11票)。
高知県産の香り高い本柚子を使った、果汁感と日本酒感のバランスがよいリキュールです。
「さっぱりとした飲み心地と、香りがとても良い。肉・魚・チョコレートにも合います。プチギフトにも喜ばれます」(40代女性)
「甘くて、度数が低く飲みやすいので、キャンプの時には毎回持って行っています」(40代女性)
「妻がよく飲むから。ゆずがおいしい。その奥にほどよい日本酒がいる」(40代男性)
「炭酸割で飲むと酔いすぎず、ちょうどよい気分で飲み終われる」(40代男性)

第6位は、「久保田 純米大吟醸」(12票)。
香り、甘味、キレが融合した、新しい美味しさを追求したモダンでシャープな純米大吟醸酒です。
「そんなに酒飲みではなく、あまり料理が得意ではない自分が作る、いわゆる現代の家庭料理に合わせやすいと感じるから。フルーツやチーズなどとも合わせやすく、単品でも飲める」(40代女性)
「ふわっと華やかでフルーティーな香りに癒される。洋食にも合うので飲む頻度が増え、より好きになり現在1位に」(40代女性)
「上品な香りと甘味を感じられ、コスパがよい」(50代男性)
第5位 弐乃越州(13票)
第5位は、越州ブランドの吟醸酒「弐乃越州」がランクイン。
綺麗に澄んだ香りがほのかにあり、口に含むと透明感のある舌触りと軽やかな味わいが感じられます。のど越しは爽快感のあるシャープな切れ味が特徴です。

「クセがなく香りも控えめで料理と合わせやすい」(40代男性)
「スッキリして飲みやすい」(40代男性)
「飲みやすく、飲み飽きしない」(50代男性)
「お料理を邪魔せず、アルコール感を感じず、水のようにずーっと飲んでいられる」(50代女性)
と、アルコール度数が14度と一般的な日本酒よりもやや軽めなので、飲みやすいという声が多くありました。

「弐乃越州」の楽しみ方としては、「人肌程度のぬる燗」「ぬるめのお燗」「常温か燗(40~45℃くらい)」と、ぬるめに温めて楽しんでいる人がほとんど。「弐乃越州」を飲む際は、ぜひぬる燗をお試しください。

弐乃越州
1,800ml    2,488円(税込2,736円)
720ml    1,117円(税込1,228円)
第4位 朝日山 千寿盃(15票)
新潟県で長年親しまれている朝日山ブランドの「朝日山 千寿盃」が第4位。
キリッと締まった淡麗辛口の特別本醸造酒で、すっきりとした口当たりと穏やかなふくらみを兼ね備えた味わいです。冷やでも、燗でも、幅広い飲み方で楽しめます。

「日々飲みで迷った時の一本」(50代男性)
「安定したキレがあり落ちつく」(50代男性)
と、ほっとした安心感を感じられる一本のようです。

飲み方も、「冷や(常温)をコップで」「常温で磨き屋シンジケートの盃」と、日本酒の味そのものが分かる常温がおすすめとのことです。

朝日山 千寿盃
1,800ml    1,988円(税込2,186円)
720ml    889円(税込977円)
第3位 久保田 千寿 純米吟醸(19票)
2019年に発売した「久保田 千寿 純米吟醸」が第3位。
「久保田 千寿」が生まれた1985年とは食生活も変化している今。日本酒の楽しみ方も、和食だけではなく幅広い料理と楽しむようになっているため、洋食や中華などとも相性のよい千寿を、と生まれた商品です。

「味のバランスがよく、飲み飽きしないから」(30代男性)
「ドライ過ぎずやさしく馴染んでいる味わいが好き。ブルーの壜もカジュアルで手に取りやすい」(40代女性)
という、「久保田 千寿」と同様のバランスのよさは、この日本酒にも引き継がれています。

「口当たりの柔らかさ、バランスのよい味わいで飲み飽きせず、食事にも合わせやすい所」(40代男性)
「今のところ合わなかった料理がないくらいなんにでも合うから」(30代女性)
「合いやすい料理の幅が広いから」(40代男性)
また、どんな料理にも合わせられる、という万能さが高評価のようです。

さらに、楽しみ方には、酒器と温度のこだわりが。「10℃に冷やしてガラスのコップに入れて飲む」「マグカップに多めに入れて温め、酒の温度を下げながらゆっくり飲む」「熱めの燗にして焼き物のぐい呑みで飲む」「薄口のグラスで、冬場は常温、夏場は軽く冷やして」「江戸切子の脚付きショットグラスで飲むと一番気分があがります」と、人それぞれのこだわりが垣間見えました。

久保田 千寿 純米吟醸
1,800ml    3,018円(税込3,319円)
720ml    1,397円(税込1,536円)
300ml    698円(税込767円)
第2位 久保田 千寿(24票)
「久保田」の原点であり、朝日酒造の中でも最も売れているロングセラー商品の「久保田 千寿」が第2位。
綺麗ですっきりとした淡麗な味わい、穏やかな香りに仕上げた食事と楽しむ吟醸酒です。

「バランスがよく、飲み飽きない」(40代男性)
「どんな料理にも合う。料理の味を邪魔しない。安定した味わい」(30代男性)
「スッキリと軽い酒質で、どんな食事にも合うから。入社してからずっと仕込みに携わっていたので、他の酒と比べ愛着があるから」(40代男性)
といった、造り手ならではの想いも話していました。

楽しみ方は、「冷や(常温)より冷たく、ただ冷えすぎない温度。小ぶりのグラスと味わいがマッチする」「常温でウィスキーテイスティング用の小さなグラスでゆっくり飲む」「夏は冷蔵庫で冷やして、冬になると常温」と、比較的冷酒から常温くらいの温度帯で楽しんでいる人が多いようです。

久保田 千寿
1,800ml    2,588円(税込2,846円)
720ml    1,157円(税込1,272円)
300ml    538円(税込591円)
第1位 朝日山 百寿盃(40票)
新潟県の家飲みの定番酒の「朝日山 百寿盃」が第1位となりました。回答者の6割以上が普段よく飲んでいると回答するほど、世代を超えて多くの人から飲まれている朝日酒造の基盤のお酒です。

「冷やしても温めても美味しく、合わせるつまみを選ばない」(40代男性)
「一番飲みやすく、どんな料理とでも合う晩酌の定番です」(40代女性)
「冷酒でもお燗でもアルコール感が感じられる。後味の苦みに飲みごたえを感じられる。炭酸割にすると、炭酸の苦みとマッチする」(60代男性)
と色々な温度帯で楽しめ、どんな料理とも合わせやすいというところが、毎日でも楽しめるポイントです。

また、自画自賛ながらも、コスパの良さを評価する声も。
「この価格でこのクオリティはすごいと思います!」(50代男性)
「普段飲みのお酒としてリーズナブルで万能酒」(50代男性)
朝日酒造の全商品の中で、一番安い商品ならではです。

「朝日山 百寿盃」の楽しみ方として回答が多かったのは、50℃前後の熱燗。また、常温で飲む際は、「常温で、キリコ様のいつものグラスで」「錫のグラスに常温で注いで飲む」と、ちょっといい酒器で楽しんでいるようです。
さらには、「炭酸割(酒2:炭酸1)や氷をグラスいっぱい入れて酒を注ぐ超ロック」「酒粕から作った甘酒の仕上げに適量入れる。甘さが引き締められておいしいです」といったアレンジ方法も紹介してくれました。

「自分の中の基準酒にしている」といった声もあった「朝日山 百寿盃」。新潟県以外ではなかなか見かけないかもしれませんが、新潟県にお越しの際はぜひ探してみてください。

朝日山 百寿盃
1,800ml    1,776円(税込1,953円)
720ml    739円(税込812円)
300ml    381円(税込419円)
180ml    254円(税込279円)
180mlカップ    224円(税込246円)

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