実はカレーも得意です!“ミートボールの石井食品”が仕掛ける、地域と旬を活かした“引き算”カレーの挑戦

2025.06.12 11:00
我々、石井食品については、「イシイのおべんとクンミートボール」のイメージをお持ちのお客さまが多いことと思います!


ミートボールには、カレー味、そして「ミートボールが入ったカレー」などもあり、密かにファンの方も増えています。
辛味を抑えているため、お子さま用にご購入いただくことが多いのですが、お子さまと一緒に味見したご家族には、


「結構本格的な味じゃない?!」


というお声をいただくこともあるんです。そう、イシイ、実は「カレー」も得意なんです!


そんな「カレー」について、「ふなばしカレー」等の地域の色をプラスした商品開発を行っている素材価値開発部の登米さんと山﨑さんに、開発の裏側をインタビューしました。
地域と旬のカレーは、イシイの地元「千葉」から生まれた
— 石井食品がカレー事業を始めたきっかけは?


登米:全国の地域に根ざした食材や生産者の方と連携し、商品開発を行う「地域と旬」という取り組みを行っています。その一環であるカレー事業のスタートは、2022年4月に小湊鐡道さまと開発した「小湊鐵道安全第一カレー(キャベツ)」が記念すべき第1号です。


それ以降も、石井食品が掲げる「真(ほんとう)においしいものをつくる〜身体にも心にも未来にも〜」の理念に賛同いただけるパートナー企業さまとの連携によって、多数の商品を生み出しています。
山﨑:その後、2022年9月に小湊鐵道さまとの第2弾として「秋ナスとパプリカカレー」、2023年1月には船橋観光協会と協力して開発した「ふなばしカレー」が誕生しました。船橋って都市部のイメージが強いですが、実は農業も盛んなんです。小松菜や人参、梨など、意外と知られていない地元野菜があります。市民祭りでカレーを出品した際、「船橋にこんな野菜があるんだ!」と驚かれた方が多くいらっしゃいました。地元の人にこそ、地元の食材の魅力を知ってもらいたいという思いが芽生えた瞬間でした。
千葉県におけるカレー開発の取り組み状況
無添加調理の長年の経験を活かして開発
— カレー作りをするうえでの強みや難しさはありますか?


山﨑:カレーだからと言って、特別なことはありません。石井食品はすべての商品で無添加調理(当社の製造過程では食品添加物を使用しておりません)を徹底しているので、どんな素材であっても「どう調理すれば一番おいしさが引き出せるか」という知見が、社内に蓄積されています。石井食品は、1997年から無添加調理へのシフトを開始し、シンプルに「引き算」していくことで、おいしさの追及をしていきました。それが結果的に、カレーでも大いに活きていると感じています。素材の味を活かす技術が当たり前にある環境こそが、石井食品の見えにくいけれど大きな強みなんだと思います。
登米:加えて、保存や加工の技術もあるので、カフェでの提供やお土産としての販売など、商品をさまざまな形で活用していただけるのも大きな強みだと思います。
小湊鉄道の駅併設のカフェでも提供中。お土産でも購入が可能です
地域との協働で広がる“地元発カレー”
— カレー開発のお話は、どのような形で始まるものなのでしょうか?


登米:OEMのご相談が中心です。特に、「ふなばしカレー」をたくさんの方にお召し上りいただいたことがきっかけで、千葉県内では「石井食品がカレーを作っている」と言われるようになりました。そんな認知から自治体や金融機関、地域のステークホルダーから直接ご相談いただく機会が増えてきたのが嬉しいです。
のページ経由や、地元の方からのご紹介も多いですね。


— 商品開発で使用するお野菜などを生産されている生産者とのつながりはどのように生まれていくのですか?


山﨑:カレーを作りたいと、お客さまにお問い合わせをいただいてから、地域の食材や課題についてじっくり話し合うところから始まります。「この食材を使ってこんな商品を作りたい」という明確な希望がある場合もあれば、「この地域を盛り上げたい」という思いが先行することもあります。いずれにしても、一緒に考え、一緒に作るというのが私たちのスタイルです。


— これまでの商品開発において、印象に残っているエピソードはありますか?


登米:ふなばしカレーを地元の市民祭りで出したときの反応が印象に残っています。「小松菜が有名なんて知らなかった!」と驚く声が多かったんです。私たちが当たり前に思っている地元の食材も、カレーという形にすることで、新しい気づきをお届けできるんだなと感じました。
パッケージデザインは、船橋市内在住の切り絵作家「中村頼子さん」
ふなばしカレーの盛り付けイメージ


— カレーを通じて伝えたい“地域の魅力”とは?
山﨑:まずは「知ってもらうこと」が大切です。たとえば、小松菜やキャベツのような一見カレーには合わないような食材も、主役食材として採用することで、地元の野菜への理解や関心が高まります。地元の味を通じて、自分たちの街をもっと知ってもらう。それが私たちの願いです。


登米:一度手に取ってもらえれば、その土地の文化や風景も一緒に伝えられる気がします。「これは〇〇産のトマトで…」と背景を知るだけで、その一杯のカレーが“旅”になる。そんな、地域の風景が見えるような体験を、カレーを通して提供できたら嬉しいですね。
「千葉県をカレー王国にしたい!」
— 生産者と協力する中で工夫している点は?


山﨑:石井食品のOEMは「こういう商品を作ってください」という発注ではなく、「どうしたら一番良い形で伝わるかを一緒に考える」ものなんです。お客さまのイメージや売りたい場所、届けたい相手に合わせて提案をしていくので、商品づくりが一方通行にならない。相手の課題を一緒に解決していくプロセスが、私たちのものづくりの真骨頂です。


— どんな人に食べていただきたいですか?


登米:やっぱり、まずは自分たちの地元・船橋の方々に食べてほしいです。人口65万人の市なので、まずは65万食を目指して(笑)。自分の住んでいる街の食材を知るきっかけになれば嬉しいですし、苦手な野菜もカレーなら食べられるという発見があるかもしれません。


— 今後のカレーの取り組みにおける展望を教えてください。


登米:私は、「千葉県をカレー王国にしたい」と本気で思っています。千葉の野菜は本当においしいし、力強い土地の魅力が詰まっています。全ての市町村でオリジナルカレーを作るくらいの勢いで、地域と一緒に盛り上げていきたいですね。


山﨑:カレーに限らず、OEMの枠を越えて、「その土地の想いや文化が感じられる商品」を一緒に作っていきたいです。最終的には、手に取る方が「買ってよかった」と納得していただける商品を届けること。それが石井食品の目指すゴールだと思っています。


— これからもおいしいカレーを作り続けてください!ありがとうございました。

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