四半世紀を超え教育ICT政策と共に歩んだ進化の軌跡:『第3回、27年目を迎えた「NetSHAKER」更なる進化』

2025.04.24 10:00
(本社:北九州市小倉北区、代表取締役社長:玉井裕治、以下、YEデジタル)が提供する教育ソリューション「NetSHAKER」シリーズは、2025年5月に発売から27年目に入ります。文部科学省による「GIGAスクール構想」の第2段階「セカンドGIGA」時代へと新たなフェーズを迎えた今、改めて、四半世紀を超えて教育ICT政策と共に歩み、進化してきた軌跡を全3回で振り返ります。
今回は第3回として、2016年から2024年の進化と文部科学省の教育改革によるICTを活用した新しい教育モデルを紹介します。「GIGAスクール構想」対応のスクールコンタクトセンター設立、デジタル教科書キャッシュ機能の登場、27年目を迎えるまでの歩みを振り返ります。
■未来の教室プロジェクトと個別最適化学習(2016-2024)
●文部科学省の教育改革はじまる
文部科学省は2016年に『未来の教室プロジェクト』を推進し、新しい教育モデルの実証としてICTを活用した個別最適化学習やアクティブラーニングを進めました。
2017年には、学校教育セキュリティポリシーに関するガイドラインが制定され、教育現場のセキュリティ強化が図られました。


さらに、2018年には、「デジタル・ガバメント計画実行」が策定され、行政訴訟のオンライン化やデジタル化が進められました。
同年、「NetSHAKER」はVer7.1にバージョンアップし、スクールエッジで開発されたログアップデート機能を搭載。
学習系と校務系のネットワークを分離するローカルブレイクアウトの構成が導入され、2017年のセキュリティガイドラインに対応するため、セキュリティ機能を搭載した多要素認証もできる「
」を出口に構成する提案が有効となりました。
●GIGAスクール構想の開始
2019年、文部科学省が学校に大規模サーバーを設置しない方針へ転換しました。 2020年には「GIGAスクール構想」が本格的に開始され、全国の小中学校に生徒1人1台の端末と高速ネットワークを整備する計画が進められました。2021年には、「デジタル学習者用教科書」の普及が進められ、2024年度からの導入に向けて進んでいました。
●スクールコンタクトセンターの設立
この計画に対応すべく、2021年4月にGIGA端末導入に伴うアプリの操作方法や機器トラブル、端末の管理や年次更新など、教育委員会や現場の先生方の負担を軽減するために、学校専用のヘルプデスク「
」が設立されました。



」は、「GIGAスクール運営支援センター」の業務の一つである「ヘルプデスク業務」を担当しています。先生方や児童生徒が負担なくICTを活用できる環境づくりを支援し、トラブル時の連絡先を一元化することで、ICTを活用した問題を迅速に解決するための支援を提供しています。
●学習者用デジタル教科書キャッシュ機能登場
2023年には、文部科学省による「STEAM教育」が推進され、科学、技術、工学、芸術、数学を統合した教育が奨励されました。ICTを活用したプロジェクト型学習が奨励される中、2月に「
」は、「学習者用デジタル教科書キャッシュ機能」を提供開始しました。
具体的には、クラウドから取得したコンテンツを「
」内に一時的に保存し、同じコンテンツに児童生徒がアクセスする際に保存したコンテンツから応答させる機能です。これにより、インターネットへのアクセス量を削減し、回線の負荷を軽減します。


GIGAスクール構想が始まり、当初アクセス時にインターネットが繋がりにくい問題が発生しましたが、「
」はこの時期に重要な役割を果たしました。
●次世代教育ICT推進とセカンドGIGA
2024年には、文部科学省による「次世代教育ICT推進」が開始され、「GIGAスクール構想」の第2段階「セカンドGIGA」時代へと進化しました。この新たな段階では、さらに高度なデジタル教材の開発や教育データの利活用による個別最適化学習の強化が含まれています。
●そして提供開始から27年目を迎え
2024年、「NetSHAKER」シリーズの累計販売数は約16,500台に達しています。教育現場のICT環境は大きく進化し、セキュリティも飛躍的に強化されてきました。「NetSHAKER」シリーズは、その進化の一翼を担い、教育現場におけるICT活用環境を支えてきました。


そして文教市場で27年目を迎える
は、これからも教育現場でのICT環境の整備とセキュリティの強化に取り組み、未来の学びを支え続けてまいります。私たちは、さらなる技術革新とサービスの向上を目指し、教育現場のニーズに応え続けていきます。
【歴史年表:2016年~2025年】
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