四半世紀を超え教育ICT政策と共に歩んだ進化の軌跡:『第1回、「NetSHAKER」製品誕生と初期の成功』

2025.04.17 10:00
(本社:北九州市小倉北区、代表取締役社長:玉井裕治、以下、YEデジタル)が提供する教育ソリューション「NetSHAKER」シリーズは、2025年5月に発売から27年目に入ります。文部科学省による「GIGAスクール構想」の第2段階「セカンドGIGA」時代へと新たなフェーズを迎えた今、改めて、四半世紀を超えて教育ICT政策と共に歩み、進化してきた軌跡を全3回で振り返ります。
第1回では、『NetSHAKER』シリーズの誕生から初期の発展までの歴史を振り返ります。どのような背景でこの製品が生まれ、初期の挑戦と成功がどのように現在の基盤を築いたのかを紹介します。


1997年にオールインワンインターネットサーバー「NetSHAKER」を開発し、中小企業や大企業の支社向けに販売を開始したのが始まりです。この製品は、インターネット接続に必要な機能を一つにまとめたもので、当時としては非常に先進的なものでした。
1999年からは学校向け製品の提供を開始し、以来「NetSHAKER」シリーズは学校のインターネット環境に必要な機能を提供するだけでなく、国のICT政策にいち早く対応しながら進化を続けてきました。


四半世紀を超え、ICT教育環境の整備・活用過程において生じるセキュリティや運用管理など様々な課題を解決し、より良い環境づくりを支援してきました。
今回は、その歩みを振り返り「NetSHAKER」シリーズがどのように教育現場のニーズに応えて成長してきたかを紹介します。
■先進的な取り組みと初期の成功(1997-2001)
●「NetSHAKER」の誕生と初期の展開
「NetSHAKER」は1997年にオールインワンインターネットサーバーとして登場し、中小企業や大企業の支社向けに販売を開始しました。複数の機器を一つにまとめたこの製品は、当時としては非常に先進的で、インターネット接続の複雑さを大幅に軽減しました。
当時、インターネットに接続するための機器(ルーター、モデム、ONUなど)が多く、何が必要か分からない状態でした。理解や準備が大変だったことから、「NetSHAKER」は受け入れられ、ある企業向けにモデムやルーターをオプションとして組み合わせ提案をしたことが、初の成功事例となりました。
●教育分野への展開
1998年、総務省が地域イントラネットを開始し、『学校インターネット計画』が始動しました。この計画により、全国の小中学校、高等学校にインターネット接続が推進され、職員室に1台、PC教室に端末(小学校21台、中学校42台)が設置されました。
これらの端末がインターネットに接続されるようになったことで、「NetSHAKER」はフィルタリングソフト「ネットフィルター」と組み合わせ、教育委員会に提案しました。


「NetSHAKER」には当初、フィルタリングソフト(有害サイトへのアクセスを制限するソフトウェア)が付いていなかったため、インターネットの安全な利用をサポートするために「ネットフィルター」との組み合わせが重要でした。この組み合わせにより、教育現場においてより包括的な製品を提供することができました。


その後、1999年には「NetSHAKER V2.2.2 for School」を提供開始し、初出荷されました。当時、保守は別枠で予算を取る必要があり手続きも大変でした。これに対応するため、2000年に5年保守をセットにしたパッケージで新たな「NetSHAKER for School」を提供開始しました。
●インターネット普及期における「NetSHAKER」シリーズの発展
2001年になると、通信事業者がモデム(ネット接続の際に必要な機器)を無料提供し始めたことで、家庭へのインターネット普及が急速に進みました。また、文部科学省も教育分野でのIT活用推進を開始し、日本の公立学校全体でインターネット接続が可能な環境が整いました。


この頃、「NetSHAKER for School」と情報セキュリティメーカーが提供するサーバー版Webフィルタリングソフトを組み合わせた製品を提供しました。この製品は、パソコン教室の整備向けのセキュリティ製品として、学校のインターネット利用に際して不適切な情報の流入を防ぐためのものでした。
先行して大学関係者が学術ネットワークを使い始めたこともあり、学校現場でのインターネット利用において安全性の確保が求められていました。この組み合わせは大変好評で、オプション提供へと発展しました。


さらに、キャッシュ専用サーバー「NetSHAKER Cache」をリリースし、より効率的なインターネット利用をサポートしました。
【歴史年表:1997年~2001年】
第2回では、2002年から2015年にかけての「NetSHAKER」シリーズの成長と、多くの進化を経てセキュリティ装置としての「
」へ進化した軌跡を紹介します。


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