TBWA HAKUHODOが企画・開発した、ホタテ貝の形をしたサステナブルなベンチ「HOTABENCH(ホタベンチ)」が大阪万博での展示を開始

2025.04.10 10:01
株式会社TBWA HAKUHODO
さらに、製造プロセスやホタテの産地を巡るツアーも同時発表

株式会社TBWA HAKUHODO(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:内田渉)は、甲子化学工業株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役:南原在夏)と、清水建設株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:新村達也)と共に、水産系廃棄物のホタテ貝殻を再利用して作られた「HOTABENCH」を2025年4月13日(日)から始まる大阪・関西万博の「フューチャーライフビレッジ」エリアで展示し、本日より特設サイトを公開します。
HOTABENCH(ホタベンチ)は、ホタテの廃棄貝殻から生まれたサステナブルなベンチです。約1,000枚もの廃棄貝殻をリサイクルするだけでなく、3DプリントによってCO2削減にも貢献。これまで廃棄されてきたホタテの貝殻に新しい命を吹き込みます。

これまでホタテの廃棄貝殻をアップサイクルする取り組みとして「HOTAMET(ホタメット)」、「HOTATETRAPOD(ホタテトラポッド)」「HOTASCOOP(ホタスコップ)」などを開発・発売してきました。今回、大阪・関西万博に合わせ、HOTABENCHを通じて来場者に廃棄貝殻の現状を知ってもらいたいと考えています。コンセプトは「万博会場で、安らぎをあたえるベンチ」です。以前の「HOTATETRAPOD」プロジェクトと同様に、甲子化学工業、清水建設と共に開発を進めています。
WebサイトURL
■HOTABENCH(ホタベンチ)の特徴
特徴.1|ベンチ1台あたり、40kgのホタテの廃棄貝殻を使用
使用する砂の一部(40kg)を、ホタテの廃棄貝殻に置き換えて作っています。

特徴.2|約300kgのCO2を削減
コンクリートを100%使用するベンチと比較して、約300kgのCO2を削減する貝殻由来の素材で作られています。また、型枠を作らない3Dプリンターで作られているため余計なCO2を排出することなく作られています。

特徴.3|自然が生み出した資源循環デザイン
バイオミミクリー(生物模倣)と言う自然界の考えに基づき、ホタテの構造を模倣した特殊なリブ構造をデザインに取り入れています。実際に、大型3Dプリンターで造形された際に生じるしま模様「積層痕」を敢えて表面に残すことで余計な手を加えることなく自然な形で表現されました。

■開発者コメント
清水建設 生産技術本部 小川 達也氏
HOTABENCHは、清水建設が開発した建設用3Dプリンティング技術を活用して作られたベンチです。従来のように型枠を作ってから施工する必要がなく、3Dプリンターを使うことで、より自由でユニークなデザインが可能になりました。さらに、建設用3Dプリンティングに適した繊維補強モルタル「ラクツム」を使用することで、砂の代わりにホタテの貝殻を原料として利用できるようになりました。今回のベンチには、北海道猿払村のオホーツク海沿岸で採れたホタテの貝殻に加え、新たに北海道・内浦湾および青森県・陸奥湾で育ったホタテの貝殻も使用しています。ただし、ホタテの種類や育成方法によって素材の特性が微妙に異なるため、理想的な配合比率を見つけるには多くの試行錯誤が必要でした。そうした工夫と挑戦を重ねて完成したこのベンチを、ぜひ万博会場でご体感ください。

<Gallery>
■HOTABENCHの開発の裏側を探るツアーを開発
「HOTABENCH(ホタベンチ)」や「SHELLTEC」の、製造プロセスの体験を行うホタテの産地をめぐるツアーを開催します。このツアーは、清水建設や甲子化学工業の協力により、東京と大阪の2か所で開催予定です。東京では、清水建設のイノベーション施設「温故創新の森 NOVARE(ノヴァーレ)」(東京都江東区)でホタベンチの制作工程や大型3Dプリンターの操作を学べる体験が提供され、大阪では、ホタテの貝殻を活用したモノづくり体験が行われます。これにより、参加者はアップサイクルの魅力を実際に体験することができます。
詳細は、今後ウェブサイトで更新される予定です。

■TBWA HAKUHODO Art Director 松田 健志 コメント
「HOTAMET」「HOTATETRAPOD」に次ぐ、第三弾「HOTABENCH」はHOTAシリーズ初となる3Dプリンタでの制作となりました。通常3Dプリンタで出力されたプロダクトには特有の積層痕が残ります。大抵はその溝部分を削り落として滑らかにしてプロダクトとしての美しさを担保していきますが、今回はこの積層痕がホタテ貝殻のリブ構造の表現とマッチしたことで、敢えて残す選択肢を取りました。もちろん椅子としての座り心地にも影響してくるため、鋭利な部分は削り、機能性は保ちつつも、見た目だけでなく、肌で感じられるホタテのベンチを目指しました。
全体のシルエットとしてもホタテの形状を模したベンチになっており、重厚さや冷たさを感じさせない、子供にも親しみやすく、安らぎのあるデザインになっています。


■TBWA HAKUHODO スタッフリスト
Senior Creative Director 宇佐美 雅俊
Head of Design 伊藤 裕平
Art Director 松田 健志
Designer 砂田 肇
PR Planner 橋本 恭輔
PR Planner 加藤 卓
Producer 阪元 裕樹
Producer 今泉 智行

TBWA HAKUHODO(TBWA博報堂)について
2006年に博報堂、TBWAワールドワイドのジョイントベンチャーとして設立された総合広告会社です。博報堂のフィロソフィーである「生活者発想」「パートナー主義」とTBWAがグローバル市場で駆使してきた「DISRUPTION(R)︎」メソッドを中心とした独自のノウハウを融合。質の高いソリューションを創造し、クライアントのビジネスの成長に貢献します。「DISRUPTION(R)︎」は既成概念に縛られず、常識を壊し、新しいヴィジョンを見いだすTBWA HAKUHODOの哲学です。マーケティングに限らず、ビジネスにおけるすべての局面でディスラプションという新しい視点を武器に事業やブランドを進化させるアイデアを生み出します。

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