株式会社ミエタ(東京都中央区、代表取締役:村松知明)は、さらなる事業拡大をスピーディーに推進していくため、コミュニケーションの基盤となる指針として「ミエタコンパス」を制定したことをお知らせします。
当社では、『多様な人材が教育に携わる機会を創出し、学び手が“社会をつくり、社会でいきる“を実践することで、ともに自己実現を目指す』をスローガンとして、探究学習プログラムの企画・運営や、探究・進路指導を担うコーディネーター派遣事業を行っています。これまで全国で70校以上の導入実績がありますが、今後、導入校が数倍規模に増えていく想定です。それに並行し、社員、ファシリテーター、コーディネーターなどの内外の人材が、これまで以上にスピード感を持って協力し、事業を推進していくことが強く求められるようになりました。このような環境下で、これまでの当社の常識や方法論だけに頼るのではなく、全員が同じ方向に向かうための指針が求められました。このコンパスは、大切にしたい3つの価値観と、それらをベースにした6つの具体的な指針から成るもので、メンバーのコミュニケーションの拠り所となることが期待されています。
■ミエタコンパスについて
3つの価値観「尊重」「駆動」「変革」をベースに、6つの具体的な指針を「コンパス」として定めました。
詳細は
「尊重」―お互いの立場に立った反応と、皆の時間を大切にすることで、尊重と敬意を表現しよう
「駆動」―ミエタの目指す世界の実現のため、各自が主体的かつスピーディーにやることを完遂しよう
「変革」―変化や改善、その行動を起こす人を賞賛・歓迎し、チーム全体で変革に取り組もう
#1 待つ人のためのスピードとリアクション
・前後で仕事をする人のことを意識しながら、スピードを持って取り組む(目安2稼働日以内)
・受け取る人の立場に立ったリアクションを行う
・依頼時にタイムラインを明確に依頼する
#2 自分含め全員の時間を大切に
・時間=コスト意識を持ち、限られた時間で最大の結果を出せるようにする
・人の時間をもらう時はゴールを明確にし、必要なメンバーを招集する
・相手の立場に立って予定を入れるとともに、クイックに返信する
#3 目的から逆算して、やることを研ぎ澄ませる
・大目標を常に明確にし、ゴールに向けて必要なタスクと期限を設定する
・戦略に基づき、優先すべきことを絞り込み、決めたことはスピード感を持って必ず実行する
(有言不実行を避ける)
・大局的な構想など、未来のために投資すべき時間はちゃんと投資する
#4 誰がいつまでに何をやるかクリアに
・やると決まったことは、担当者、アクション、デッドラインを必ず決める
・必要に応じて相互にフォローする
#5 取れるボールは取り、渡したボールも見守る
・自分ができそうなことは積極的に拾う(周りやマネージャーは拾った人に負荷がいかないよう調整、協力する)
・他の人がもつタスクもチームとしてケアする
・メンバー間でも、「私はこれやるので、こちらお願いできますか?」など自発的にtodoを分担できる
#6 今の状況に合ったルールや仕組みを考えて声を上げる
・ルールについても事業構造/ビジネス内容についても、より良い仕組みはないかを一人一人が常に考える
・声を上げる人、質問する人を賞賛する
・組織としてきちんと改善すべき提案は、担当をアサインし組織として推進する
▶︎Tips集
コンパスを形骸化させず、誰もが行動しやすくするために、メンバーの一人ひとりから集めたコンパスのためのTips案です。誰でも気軽にコンパスに沿った行動を始められるアイデアとして付記しています。
■ミエタコンパス制定のプロセス
制定は以下のようなプロセスで実施しました。
▶︎有志メンバーによるキックオフ: 2024年12月
チーム内でのコミュニケーションをもっと良くしたいと願う有志メンバーが集まり、キックオフミーティングを開催しました。会社から押し付けられるのではなく、「社員一人ひとりが自分ごと化できる指針」が必要であるという方向性を再確認し、プロジェクトが始動しました。
▶︎「もやっとポイント」の収集:2024年12月〜2025年1月
コンパス制定のため、何がコミュニケーションのハードルとなっているかを掘り下げるため、社員一人ひとりの日常業務で感じている「もやっとポイント」をアンケートで集め、100個を超える意見が出されました。
▶︎メンバー合宿での「突撃!もやっとゲーム」: 2025年1月末
メンバー合宿において、各メンバーが感じていることを体感として共有するため、「突撃!もやっとゲーム」を実施しました。このゲームでは、収集された「もやっとポイント」について、自分ならどれくらいもやっとするかを共有します。もやっと具合が人や立場によって全く違うことや、共通した指針の必要性を改めて認識する機会となりました。
もやっとの紹介と、どれだけもやもやするかの個人差を実感
▶︎メンバー合宿でのコンパスのドラフトレビュー: 2025年1月末
「突撃!もやっとゲーム」を踏まえ、コンパスのドラフトについてレビューしました。「このもやっとを踏まえ、こういう表現にするべきでは」や、「この課題はメンバーの心持ちで解決できることではなく、仕組み化が先決」などの意見を吸い上げました。
▶︎ドラフトの最終化と、コンパスのTips集を募集:2025年2月
コンパスに沿った行動については、人によって得意なものと不得意なものがあるという意見を踏まえ、属人的にならず、誰もが行動しやすくするためのTips案やツールで解決できるアイデアを募集しました。誰でも気軽に始められるアイデアが多く出され、コンパスのTips集として盛り込まれました。
▶︎コンパスの完成、周知と定着:2025年3月
最終ブラッシュアップしたコンパスについて、全社ミーティングで周知しました。また、3月はコンパス強化月間として、週に2個ずつの「週間コンパス」として設定し、自分のできたことやもっと強化したいことを週次で振り返りました。また、コンパスに合った行動についてはSlack上のコンパスマークのスタンプで賞賛したり、チャンネルでお知らせすることも開始しました。
さらに、360度フィードバックにおいては、項目として「ミエタコンパス」を活用し、お互いの強みや、今後の伸び代についてフィードバックしあう仕組みを作りました。
■今後について
ミエタは、今後も実社会で活躍する各分野のフロントランナー講師と共に、現実の社会課題を解決し、社会実装することを目指す探究プログラムをより多くの方々に提供していきます。
当社では多数のポジションで人材を募集中です。詳しくは下記をご覧ください。
■株式会社ミエタ について
商号:株式会社ミエタ
代表者:代表取締役社長 村松 知明
所在地:東京都中央区日本橋大伝馬町1-2 SOIL Nihonbashi 2nd 5階
事業内容:探究学習プログラムの企画及び運営、探究・進路指導コーディネーター派遣
H P:
■株式会社ミエタ代表 村松知明について
開成高校(2004年)・東京大学工学部(2008年)卒業。大学在学中に、卒業生と在校生が交流する大学公式プログラム「知の創造的摩擦プロジェクト」を創設し、運営代表者として2,000名規模に成長させた実績を持つ。新卒で入社した三菱商事株式会社では、8年間中国やフィリピン等で不動産事業を主とした多様な事業に関わり、様々な分野で先駆的な活動をする人々と出会う。一方で、共に学業に励んだ学友たちの、社会に出て企業の中で思い描く活躍をすることの困難さや、社会に対する自らのビジョンを行動に移せない現状を目の当たりにし、自分が受けてきた教育の中に大きな課題意識を覚える。自身の全てを注げる事業にコミットしたい、ゼロから変化を起こせる領域で起業したい強い想いから、2016年に株式会社ミエタを創業。これまで累計20,000名の中学生・高校生の探究学習を伴走。複数の進学校のカリキュラム策定から探究学習支援まで幅広く従事。これまでに出会った各分野のフロントランナーを講師陣に迎え、現実の社会課題を生徒と共に解決し、社会実装することを目指すプログラムを提供中。