UCCジャパン、環境先進都市札幌で、半年にわたる産官学NPOとの次世代サステナビリティ探求学習プロジェクト実施

2025.04.16 10:00
UCCジャパン株式会社
「いま高校生に必要な学びとは何か」高校生がSWiTCH・ISHIYA・UCCと協働し、札幌の環境をまもるアイデアを実践

UCCジャパン株式会社は、北海道札幌月寒高等学校の探究学習プロジェクト「BEING ALIVE」において、石屋製菓株式会社(以下ISHIYA)・一般社団法人SWiTCH(以下SWiTCH)と共同で、サステナビリティに関する対話型ワークショップを実施。2024年9月から2025年2月にかけ、高校生と企業のサステナブル担当者が直接対話を重ね、高校生ができる環境貢献アクションを探究しました。3月にはSWiTCH主催の環境問題への創造的アクションコンテスト「サステナKIDS AWARD in 札幌」に参画しました。

UCCグループは「サステナビリティ教育受講者数30万人」を目標に掲げ、次世代教育に取り組んでいます。2021年7月からは次世代オンラインセミナーを実施しており、2024年までに137校・団体、14,633人の学生に受講いただきました。またESD(持続可能な開発のための教育)教材の活動などと合わせると、これまでに延べ16万人以上の方々へ教育機会を提供してきました。

このたびUCCジャパンは新たなチャレンジとして、2023年にG7気候・エネルギー・環境大臣会合が開催された札幌市において、企業・行政・教育機関・NPOと連携し、約半年間の連続講座やアイデアコンテストを実施しました。これらの取り組みを通じて、子どもたちは環境問題を自分ごととして捉え、企業やNPOとの対話を通じて具体的なアクションプランを立案し実践。UCCグループのサステナビリティ活動への理解を深めるとともに、持続可能な未来に向けた主体的な行動に繋がりました。


【 1 】札幌月寒高等学校の探究学習プロジェクト「BEING ALIVE」への参画
一般社団法人SWiTCHや石屋製菓株式会社と連携し、札幌月寒高等学校の探究学習プロジェクト「BEING ALIVE」に参画しました。BEING ALIVE とは、高校生が社会的課題を考え、外部講師との対話を通じて、自分に必要な学びやテーマを見つけ、探究するプロジェクトです。2024年9月から2025年2月までの14回のワークショップに28名の高校生が参加し、UCCジャパンやISHIYAのサステナビリティ担当者と直接対話しながら、環境保全に関する実践的なアクションを探究しました。

■UCCの関わり(プログラムから抜粋)
第1回~第3回:UCC登壇
生産国から消費国まで広がるバリューチェーンを持つ企業として、「地球環境」「人権問題」「サーキュラーエコノミー」など具体的な取り組み紹介。持続可能なコーヒー産業の実現に向けた実例を通じて、企業がどのように社会課題に向き合っているのかを学ぶ機会を提供しました。
第9回・第10回:UCC×ISHIYAコラボセッション
UCCとISHIYAの役員を交えた 特別トークセッション を実施。企業の意思決定プロセスやサステナビリティ推進の背景を共有し、生徒たちが 企業の視点で課題を考える力 を養う機会となりました。
最終回:生徒による発表会
これまでの学びをもとに、自ら調査・実践したアクションを発表。企業との対話を通じて、単なる知識のインプットではなく、実際の行動につなげることの大切さを実感しました。社会課題に対する視点を広げ、自分たちにできることを模索する過程を経験することで、社会に働きかける力を身につける第一歩となりました。
■生徒たちの成長・身に付いた力
・環境問題を自分ごととして考える力
企業の取り組みを学ぶことで、自分の行動が社会に与える影響を実感。地域や学校の課題に対して「自分にできること」を考え、実際にポスター掲示などの啓発活動やプラスチック削減を目的とした「傘バケツ」導入を試みました。

・企業視点での課題解決力
企業がどのように社会課題に向き合い、持続可能な解決策を導いているかを学び、役員からのフィードバックを基に実現可能な解決策を具体化しました。

・具体的な企画力と実行力
アンケートや環境調査をもとに課題を分析し、解決策を企画。PDCAを回しながら試行錯誤を重ね、チームで議論と改善を繰り返し、最後までやり抜く力を身につけました。

・知識から行動へつなげる力
学んだ知識をもとに最終発表で具体的なアクションプランを提案。他の生徒に伝えることで新たな気づきを得て、自分の考えをさらに深めました。


■受講した生徒コメント(一部抜粋)
・環境問題や人権問題について詳しく知れた。企業の具体的な活動も学べ、アクションの参考になった。
・環境問題には関心があったが、思っていた以上に深刻で、企業がどう取り組んでいるのかを知り、「自分にもできることがあるかも」と改めて考えた。
・これまで漠然とした知識しかなかったが、身近なことと結びつけて深く考えられた。もっと学び、自分にできることを見つけて実践したい。

また、発表を聞いた生徒たちからは、日常で意識すべき点に気づき、身近な問題を自分たちの課題として捉える声が多くありました。例えば、「傘袋をやめて傘バケツを使用することでプラスチック削減に貢献したい」や「コーヒー豆の不作や経済格差など、世界の問題に考えさせられた」という反応がありました。このように、生徒から生徒への影響が広がり、学校全体の環境意識が高まったようです。


【 2 】サステナKIDS AWARD in 札幌 への参画
SWiTCH主催の「サステナKIDS AWARD」に参画しました。このコンテストは、札幌市内の小・中・高校生に環境問題への創造的アクションを促すもので、UCCは「コーヒーを通じてSDGsを考えるセミナーに、札幌市の方々にもっと参加してほしい」との想いから、「SDGsセミナーの周知拡大」のミッションを提示しアイデアを募集しました。子どもたちから直接アイデアを得ることで、次世代の環境意識向上と広範な参加促進を目指しました。
UCCのミッションには43作品ものアイデアが集まり、特に印象的だった3作品には3月15日の表彰式で「UCCミッション賞」として賞状、コーヒーの苗木、上島珈琲店などで使えるプレシャスカードを贈呈しました。
■受賞作品の詳細はこちら
■受賞者の声
・まずは興味のある人に伝えることが大事だと思いました。コーヒーの木を育ててみたかったので、受賞できてうれしいです!
・ポスターを見た人が「気になる!」と思うように工夫し、UCCの活動が一目で伝わるデザインにしました!みんなで上島珈琲店に行ってきます!
・2050年にコーヒーが育つ土地が半分になることが衝撃で、その事実とUCCの取り組みを伝えたくて動画にしました!

■UCCミッション賞放映情報
放映期間:2025年4月12日~4月18日
放映場所:サッポロスマイル(市政PRコーナー)、北3条交差点広場、北大通交差点広場

■その他の展開
ベスト・デザイン賞のポスターを、環境に関するSB国際的展示会2025にてPOPとして活用させていただきました。
【担当者コメント】サステナビリティ推進室 願能千瑛(がんのうちえ)
今回の新たな取り組みでは、連続講座という形式に挑戦し、単独セミナーでは得られない、より深い学びを提供できたと感じています。特に、異業種とのコラボレーションや企業役員との対談を通じて、実践的な視点を伝えることができました。この経験から生徒たちの視座を広げ、「知識」をどう活かし、「行動」へと移す姿勢に変化させたことが最大の成果です。
UCCグループとしても、セミナーの周知を広げることに加え、その枠を超えて子どもたちとの連携を深め、新たな発見や学びを得ることができました。次世代のリーダーたちと直接対話し、その意識を広げていくことが、これからの社会にとって大きな意味を持つと実感しています。この取り組みに興味がある方は、ぜひお気軽にお問合せいただけると嬉しいです。一緒に、次世代の学びの場を作り上げていけることを心から楽しみにしています。
オンラインセミナー概要:
■関連リンク
・UCCのサステナビリティ/サステナビリティ教育:
・2024年9月4日配信ニュースリリース/「いま高校生に必要な学びとは何か」高校生がISHIYA・UCCジャパンと札幌の環境をまもるコラボレーションをスタート(一般社団法人SWiTCH):
・「月寒高校 BEING ALIVE 」UCCとコラボ(一般社団法人SWiTCH):
・2024年12月26日配信ニュースリリース/「サステナ KIDS AWARD」開催(一般社団法人SWiTCH):
・2025年3月12日配信ニュースリリース/「サステナ KIDS AWARD 札幌2025」表彰式(一般社団法人SWiTCH):
・サステナKIDS AWARD2025報告書:

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