東京都「多摩産材」と秋田県「あきた材」を活用した池上線千鳥町駅“木になるリニューアル”が始まります!

2025.03.17 14:00
東急
当社は、なにげない行動からだれもがこれまで以上に森林資源の循環に貢献できる“木と人がめぐるまちづくり”を目指す「SOCIAL WOOD PROJECT」の一環として、2025年3月26日(水)から池上線の千鳥町駅において、木材を活用した駅リニューアル工事「木になるリニューアル」(以下、本事業)に着手します。

本事業では、駅舎開業から約100年が経過した千鳥町駅において、ホーム屋根の建替え・延伸や駅舎内外装および旅客トイレのリニューアルなどによって、安全性・快適性や環境性能の向上を図るとともに、木材を活用したリニューアルによって、親しみやすく温かみが感じられる駅づくりを推進します。2026年秋頃の竣工を予定しています。

当社はこれまで池上線の戸越銀座駅・旗の台駅・長原駅において「木になるリニューアル」を実施し、東京都多摩地区で生育・生産される木材「多摩産材」を活用することで“地産地消”に取り組んできました。今回新たに着手する千鳥町駅においては、「多摩産材」に加え、東急株式会社と2023年4月に包括連携協定を締結した秋田県で生産される木材「あきた材」を取り入れることで“地産都消”にも取り組み、ホーム側壁の一部には秋田県の伝統技術を活かしたアートウォールも設置する予定です。「あきた材」の活用にあたっては次の100年にも配慮し、駅の構造材としての役割を終えた後も分解して再利用しやすい設計としています。
また、既存の駅舎に利用されてきた古材(えきもく)については、利用しやすい建材・インテリアグッズなどに加工して「ステーションウッド」として販売するなど、資源の再循環に取り組んでいきます。

当社は、2024年度を始期とする中期事業戦略において、戦略の柱として、「鉄道による環境・社会課題の解決」に取り組むことを掲げました。鉄道事業を通じて脱炭素・循環型社会の実現への責務を果たすとともに、事業特性を活用した新たな価値創造・貢献などにより、環境・社会課題の解決を目指していきます。
                   ▲五反田方面ホーム屋根 イメージパース 


■「SOCIAL WOOD PROJECT」とは
東急線沿線でさまざまな“木にいいこと”を知って・参加して・応援する機会が得られ、なにげない行動からだれもがこれまで以上に森林資源の循環に貢献できる“木と人がめぐるまちづくり”を目指すプロジェクト。
本プロジェクトの取り組みは以下の4軸において展開し、当社だけでなく共創パートナーや沿線にお住いの方々と連携し、推進していくことを目指します。

『木材活用』…本プロジェクトのコア事業。駅をはじめとする当社のさまざまな施設、設備やまちの中における木材活用の機会を創出し、広げることを目指します。
『地方創生』…地方の木材を都市で活用する“地産都消”の取り組みや、地方自治体と連携した取り組みなどを通じた都市と地方の交流機会の創出を目指します。
『CSV(共創価値創造)の社会実装』…日本の森林や林業が抱える課題に対して共創パートナーとタッグを組んで多彩なアプローチを検討することで、社会課題の解決を目指します。
『コミュニティ醸成』…東急線沿線を中心としたさまざまな地域で森林資源の循環につながる取り組みを実施し、企業や住民の方々といった多様な主体が参画できるコミュニティの創出や活性化を目指します。
     <SOCIAL WOOD PROJECTロゴ>         <SOCIAL WOOD PROJECTビジョンマップ>

オフィシャルサイト:
■木になるリニューアル
当社はこれまで、駅舎開業から長きにわたり親しまれた駅施設において、「木になるリニューアル」として東京都多摩地区で生育・生産される木材「多摩産材」を用いたホーム屋根の建替えや、駅舎内外装等の改修を実施してきました。これまでに池上線戸越銀座駅、旗の台駅、長原駅において「木になるリニューアル」を実施しており、今回の千鳥町駅は4駅目となります。環境配慮の観点では、木材をふんだんに使用することで、鉄骨造に比べて建設時のCO2放出量の抑制、炭素の固定化に寄与しています。また、今後は“地産地消”はもちろん、地方の木材を都市で活用する“地産都消”という考え方のもと、地方材の利用にも取り組んでいきます。
・池上線戸越銀座駅(2016年度)
・池上線旗の台駅(2019年度)
 ・池上線長原駅(2021年度)

■旅客トイレリニューアル
当社では、時代に即した社会価値の持続的な提供を目指すため「旅客設備整備方針」を策定し、お客さまの駅ご利用時の快適性と利便性向上を目的として、駅ごとに定期的なトイレリニューアルに取り組んでいます。
今回の千鳥町駅においては、多機能トイレとは別に、男女トイレ内にもベビーカーが入れる広さを備えたブースを設置し、おむつ替えスペースを整備することで、乳幼児をお連れのお客さまもご利用しやすい設計としています。

■「SOCIAL WOOD PROJECT」の共創パートナー
・LINEヤフー株式会社
LINEヤフーが運営するサステナビリティに関する情報発信を行うLINE公式アカウント「サストモ」での森林資源の循環に関する情報配信などを通じて木がもつ魅力や日本の社会課題となっている森林資源の循環への理解を深めたり、森に良い行動・選択を後押しできるサービスの提供を目的にパートナーとして共創していきます。



・古材日和グループ
東急線の駅改修工事で発生した古材(えきもく)の再循環を図る実証実験の実施を目的にパートナーとして共創しています。
歴史と想いが詰まった古材(えきもく)は、利用しやすい建材・インテリアグッズなどに加工した商品(ステーションウッド)として販売しています。
建材の購入はこちら:
インテリアグッズ、小物などの購入はこちら:
■「ステーションウッド」の販売に関する概要
商 品 名:ステーションウッド
駅改修で発生した歴史ある木造旧駅舎の記憶を
未来に伝承していきたいという意味を込めてこの
名前を名付けました。
 ▲「ステーションウッド」ロゴ  ※ステーションウッドロゴは当社の商標です

販売場所:(建材)古材日和グループ 東京ショールーム 兼 ショップ、
         古材日和グループ全国各店、古材日和グループ販売サイト
販売サイト:
▲加工前の旧池上駅駅舎の古材                           当時の駅舎の塗装や釘などが残っています
    ▲「ステーションウッド」商品一例

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