心疾患の早期発見で医療費・介護費の削減へ ココロミルの「心スキャン(R)(ココロスキャン)」

2025.03.05 13:00
株式会社ココロミル
~大規模ビジネスイベント「Innovation Fes. Kumamoto」で発表「健康寿命延伸プロジェクト」~

 「病気で後悔しない社会へ」をミッションに掲げ、自宅で長時間の心電図検査をすることで心臓病の早期発見が可能な「ホーム心臓ドック(R)」を提供している株式会社ココロミル(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:林大貴、以下「ココロミル」)は、2025年2月27日(木)開催の大規模ビジネスイベント「Innovation Fes. Kumamoto」に登壇し、熊本県が運営する令和6年度UXプロジェクト実証実験サポート事業の成果報告として、当社の取り組みである心音解析アプリ「心スキャン(R)(ココロスキャン)」を活用した「健康寿命延伸プロジェクト」について発表いたしました。
(左)「Innovation Fes. Kumamoto」に登壇したココロミル (右)心スキャン(R)(ココロスキャン)イメージ

 初期の心疾患、例えば、心房細動は自覚症状に乏しく、早期発見が困難な疾患です。治療や長期療養には高額な医療費がかかり、要介護状態になるケースも少なくありません。しかし、早期発見できれば軽い治療や生活改善で済む可能性が高く、健康寿命の延伸や医療費・介護費の抑制につながります。
 このたび、ココロミルは手軽にスマートフォンを用いて心音を計測し、不整脈や心不全の兆候を検知する心音解析アプリ「心スキャン(R)」を開発いたしました。心疾患の兆候は、定期的に心音を記録し、変化を追うことで察知が可能となるため「心スキャン(R)」の継続利用が重要です。そこで「心スキャン(R)」を活用した「健康寿命延伸プロジェクト」の実証実験を行いました。

 【実証実験の結果】
・70%の人が「心音アプリであれば毎日心臓の状態をチェックすることができる」と回答
・87%の人が「心音アプリを活用して、定期的に検査を受ける必要性を感じた」と回答
・87%の人が「心音アプリを通して心疾患の予防に興味が湧いた」と回答
・60%の人がアプリの結果を受けて当社の「ホーム心臓ドック(R)」による精密検査を希望
 実証実験では、多くの人が心疾患予防の重要性を再認識し、自身の健康を守るという行動変容まで促せたことが確認されました。実際に、アプリの結果を受けて当社の「ホーム心臓ドック(R)」を受検した18名のうち4名(22%)がC判定(*)となり、当社のこれまでの全体統計(C判定:9%)と比較しても非常に高い割合となりました。これは「心スキャン(R)」によるスクリーニングの有効性を示すものであり、そのうち少なくとも1名が病院での受診に至りました。さらに、実証実験の対象外であった事務局の方も「ホーム心臓ドック(R)」を試し、C判定が出たことを受けて病院を受診されました。つまり2名の方の病気の可能性を早期発見し、命を救ったといえます。この結果から「心スキャン(R)」と「ホーム心臓ドック(R)」の組み合わせが、心疾患の早期発見につながるツールとして高い実用性があることが証明されました。

 今後もココロミルでは、多くの方々が自分自身や家族の健康状態を可視化し、健康寿命やQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を向上させることを目指します。

* C判定:本サービスにおける「要注意」相当
「心スキャン(R)」実証実験結果報告
熊本県(*)在住の50歳以上の方に「心スキャン(R)」を使用していただき、使用後にアンケートを実施。

実験期間     :2024年12月2日~2024年12月23日(心音アプリ(R))
          2025年1月13日~2月21日(ホーム心臓ドック(R))
アンケート回収方法:Googleフォーム
回答者数     :30人

■検査は問題なく受検できましたか?
■判定の内容は理解できましたか?
80%の人が「検査は問題なく受検出来た」、90%の人が「判定の結果は理解できた」と回答したことからアプリの使いやすさについては大多数の人が満足している。

■「心音アプリ」を活用して定期的に検査を受ける必要性を感じましたか?
■「心音アプリ」であれば毎日心臓の状態をチェックすることが苦ではありませんか?
70%の人が「心音アプリであれば毎日心臓の状態をチェックすることができる」、87%の人が「心音アプリを活用して、定期的に検査を受ける必要性を感じた」と回答したことから、自身のスマートフォン一台で簡単に検査できることもあり、継続的に使用していきたいと考える人が多かったことがわかる。

■今後同様な検査を受ける場合、重要視する点を教えて下さい(複数回答可)
■「心音アプリ」を通して心疾患の予防に関心が湧きましたか?
87%の人が「心音アプリを通して心疾患の予防に興味が湧いた」と回答したことからこの検査を通して心疾患に対する意識が高まったことが分かる。

■精密検査「ホーム心臓ドック(R)」をお申し込みされますか?
60%の人が「ホーム心臓ドック(R)」による精密検査をご希望されたことから心臓の状態をより正確に知りたいと思う人が半数を超えていたことがわかる。

■ご家族や大切な方に「心音アプリ」を受けてほしいと思いましたか?
87%の人が「ご家族や大切な方に心音アプリ検査を受けてほしい」と回答したことからアプリの満足度が高いことがわかる。


<コメント(一部抜粋)>
・いいアプリだと思います。
・スマホで検査ができるということが驚きです。手軽にできるところがいいですね。
・初めてでしたが、わかりやすくできました。
・自分の体に興味を持つきっかけになったと思います。
・当初は半信半疑の計測でしたが、デリケートな検査を手軽に自分のスマホでできることは、
 今後のニーズは望める分野だと思います。


アンケート回答者の詳細
年代
性別

*熊本県では、特定健診の受診率が全国平均より低いこと、心疾患による死亡者数の増加が課題となっています。
出典:「第2期熊本県循環器病対策推進計画」(熊本県)(

●心音解析アプリ「心スキャン(R)(ココロスキャン)」の特徴
ココロミルではこれまで、不整脈検知を主とした心電図解析サービスを展開してまいりました。これまでに得た知見と技術を活かし、スマートフォンで心疾患の兆候を検知できるアプリを開発しています。
心スキャン(R)(ココロスキャン) ※画像はイメージです。
・スマートフォンだけで簡単に心音計測
特別な機器を必要とせず、誰でも手軽に心音を測定し、病気の兆候を検知することが可能です。

・2種類の心疾患を検知
心房細動などの不整脈と心不全の兆候を早期に検知することができます。異常があった場合は、医療機関への受診を促します。

・チャットボットによる相談サービス
アプリを利用した人が気軽に健康相談ができる手段として、チャットボットによる相談受付サービスの搭載を予定しています。




●ホーム心臓ドック(R)について
ホーム心臓ドック(R) ※画像はイメージです。
胸部に手の平サイズの心電計を装着し、心電図データを9時間以上取得します。機器が取得した心電図データは、専門医が解析してレポートを作成。手軽に医療と同水準の検査を受けることができます。
長時間の心電図計測により、従来の健康診断や人間ドックにおける15秒ほどの検査では見つからない、隠れた心疾患を発見することができます。さらに睡眠の質やストレスを可視化し、睡眠時無呼吸症候群の検知も可能です。

これにより、潜在的な健康リスクの早期対処と生活の質の向上が期待できます。

ホーム心臓ドック(R):12,100円(税込)
ホーム心臓ドック(R)PRO:19,800円(税込)



■Innovation Fes. Kumamotoの概要
「Innovation Fes. Kumamoto」では、熊本県が主催するUX Projectの成果報告会「UX Project DEMO DAY 2025」、熊本市主催のイノベーション創出ピッチイベント「Kumamoto City Pitch Special Edition 2025」、熊本の民間発ビジネスカンファレンス「FIVE RINGS」を一挙に開催します。
当イベントでは、熊本からイノベーション創出に取り組むベンチャーやスタートアップ、地場企業によるショートプレゼンテーションや、地域に根ざした事業を行うプレイヤーによるディスカッション、数百名規模の大交流会が行われます。また、地域発プロジェクトを紹介する出展ブースも設けられます。
これらのコンテンツを通して気付きや出会いを提供し、この日から熊本発の新産業・イノベーションを加速させることを目的としています。
Innovation Fes. Kumamotoについてはこちら:
UXプロジェクトについてはこちら:
熊本県内のさまざまな企業や関係者と有益なディスカッションを図ることができました。熊本県内のオープンイノベーションの渦の中に飛び込み、引き続き日本中の健康課題の解決に取り組んでまいりたいと思います。
株式会社ココロミル
「病気で後悔しない社会へ」をミッションに掲げ、自宅で長時間の心電図検査をすることで心臓病の早期発見が可能な「ホーム心臓ドック(R)」を提供しています。取得したデータを通じて、多くの方々が自分自身や家族の健康状態を可視化し、健康寿命やQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を向上させることを目指しています。

代表取締役社長:林 大貴
所在地    :〒160-0023 東京都新宿区西新宿6丁目2番16号 菅野ビル2F
設立     :2021年11月
事業内容   :ヘルスケア及び臨床研究事業
HP       :

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