エバグリーン廣甚、全47店舗で自動発注サービス「sinops‐CLOUD」導入完了

2025.03.04 08:00
株式会社シノプス
店舗の発注時間最大80%削減、物流効率化も

株式会社シノプス(本社:大阪府豊中市、代表取締役社長:南谷 洋志、以下「当社」)は、エバグリーン廣甚株式会社(和歌山県有田郡、代表取締役社長:米原 まき、以下「エバグリーン廣甚」)の運営するスーパーマーケット・ドラッグストア全店舗47店舗に需要予測型自動発注サービス「sinops-CLOUD」の導入が完了したことをお知らせします。
■背景
エバグリーン廣甚は、生鮮食品スーパー「スーパーエバグリーン」やドラッグストア「エバグリーン」などを和歌山県をはじめとする関西地方で47店舗展開しています。エバグリーン廣甚は、地域一番の価格設定やボリューム感のある楽しい売り場づくり、各店舗に裁量権を与えた個性豊かな店舗づくりを掲げ、長年地域に密着した運営を行ってきました。
エバグリーン廣甚の特徴である「ボリューム感のある楽しい売り場」を維持するためには、商品の在庫確保が非常に重要です。かつて、Sell one buy one(セルワン・バイワン)方式という、売れた数だけ補充する定量発注を採用していましたが、担当者の経験や能力により発注精度が左右されるなどの問題がありました。さらに、賞味期限が短い日配食品* は、毎日発注が必要となるため、毎日手作業で発注を行うなど、店舗業務に大きな負担がかかっていました。
こうした課題を解決するため、エバグリーン廣甚らしい店舗づくりと発注作業の削減・省人化を実現できる需要予測型の自動発注システムの導入を検討。日配品や生鮮食品への拡張性、さらにスーパーマーケット業界における豊富な導入実績を評価され、2022年より「sinops-CLOUD」を採用、2024年10月には全店舗で稼働しています。

* 日配食品:毎日店舗に配達される牛乳、乳製品、豆腐、生麺やデザート類といった賞味期限の短い食品の総称。デイリーとも呼ばれる。


■導入効果
今回の導入で発注にかかわる作業時間を最大80%削減しました。また発注精度に関しては、従来の商品ボリュームや欠品率を維持したまま、売れ行きの良い商品の発注は増加、売れ行きの悪い商品の発注は減少するなど、需要に合わせた発注を実現しました。またエバグリーン廣甚では、セールや週末にあわせて店舗からの発注が集中するため、物流センターの物量が特定曜日に偏り、仕分け作業が滞るなどの課題もありました。こちらもsinops-CLOUDを活用することで、小型店舗を中心に約半数の店舗の発注日をコントロールし、物流センターへの物量を調整。結果、物流センターでの作業負荷や納品回数が軽減し、納品回数が減ったことにより店舗の品出し作業も30%削減されました。
導入を担当したエバグリーン廣甚 システム部の月井 宗志 氏は次のようにコメントしています。
「sinops-CLOUDを使うことで、発注時間の削減だけでなく、物流、納品、品出しを効率化できるため、店舗スタッフにも大変好評です。sinops-CLOUDがあれば、サプライチェーンの改善に向けた調整がパラメーターの変更だけで簡単に実施できるため、今後の業務効率化にも大いに期待しています。」

■今後の展開
エバグリーン廣甚は引き続きsinops-CLOUDを活用することで、さらなる発注業務の効率化、在庫の最適化、物流の改善に役立てます。またエバグリーンの特色である各店舗に裁量権を与えた個性豊かな店舗づくりは、特性である一方で、店舗ごとの運営にバラつきが出ることや、売り場づくりに技術や人手、時間が必要で、担当者のスキルに依存するという課題があります。25年には一部店舗で「作業」と「ヒト」に焦点をあてたサービス「sinops-WLMS」の実証実験を開始し、在庫や発注にかかわる業務の効率化だけでなく、店舗オペレーションのさらなる効率化を目指す予定です。




■エバグリーン廣甚株式会社について
エバグリーン廣甚は、1885年の廣岡商店創設以来、スーパーマーケットやドラッグストアを中心に小売店を拡大。仕入れや加工のノウハウを活かして運営する飲食店など、和歌山や奈良、大阪南部に幅広く展開しています。薬や雑貨、化粧品、食品など豊富な品揃えの大型ドラッグストアの「エバグリーン」では、ドライブスルーの調剤薬局を併設するなど、ユニークな店舗も運営する地域密着型企業です。

■株式会社シノプスについて
株式会社シノプスは、「世界中の無駄を10%削減する」をビジョンに掲げ、需要予測型自動発注サービス「sinops」(シノプス)を開発・販売しているソフトウェアメーカーです。日配食品や惣菜といった賞味期限が短く需要予測がむずかしいとされるカテゴリーのシステム化に成功。多くの食品小売企業に採用いただいております。在庫に関わる人、もの、金、時間、情報を最適化するITソリューションを提供し、限りある資源を有効活用することで、広く社会に貢献していきます。東証グロース上場(証券コード:4428)。

■「sinops-CLOUD」について
需要予測・自動発注を軸としたクラウドサービスを1カテゴリー・1機能・1店舗から、必要な機能を必要なときに低価格で導入いただけます。在庫情報をリアルタイムで収集する「リアルタイム在庫」や45日先までの客数を予測可能な「客数予測」、販売実績や天気予報などのさまざまなデータから、店舗にあわせた発注数をAIが算出する自動発注サービスのほか、惣菜の値引き率・タイミングをAIが導き出す「AI値引」などもラインナップしています。
■「sinops‐WLMS」について
「sinops-WLMS」(Work Log Management System)は、「作業」と「ヒト」に焦点をあて、人時生産性改善・向上を目的とした人的資源最大化AIサービスです。曖昧になりがちな「人の働き」をデータ化・解析し、最適な稼働計画、予実管理、人材育成を提案します。より少ないコスト(人時数)で最大のパフォーマンス(収益向上)を実現するための現場マネジメントを支援します。
■参考資料

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