国内最大規模15万件の検査実績を誇る、腸内フローラ検査のリーディングカンパニー監修の「腸活」で、プロサッカー選手、森下 龍矢選手が腸内フローラを味方に海外リーグでさらなる高みへ挑戦

2025.01.20 11:00
株式会社サイキンソー(本社:東京都渋谷区、代表取締役:沢井 悠、以下サイキンソー)は、アンバサダー契約を結ぶプロサッカー選手、森下 龍矢選手のコンディショニング支援を通じて蓄積された腸内フローラデータとサポート内容を分析した第二弾のレポートを発表しました。
2023年には自身初の日本代表に選出され、Jリーグ優秀選手賞を受賞するなど目覚ましい活躍を見せた森下選手。2024年からは海外リーグに挑戦し、さらなる飛躍に向けて挑戦を続けていらっしゃいます。


海外へ挑戦するうえで、フィジカルの強化やメンタルコントロールなどコンディショニングの重要性が増し、森下選手はさらに熱心に腸活を実施しています。今回のレポートでは、海外移籍後の腸活で腸内フローラや体感がどのように変化したかまとめました!
本レポートのまとめ
ポーランド移籍後、食事の変化なども関係し「プレボテラ優勢型」の腸内フローラへ変化食事の変化で、短鎖脂肪酸産生菌を中心とした有用菌が増加し要注意菌が大幅に減少腸内フローラタイプの変化で体感にもさらによい変化が生まれる
腸内フローラは変えることができる
サイキンソーと森下選手が取り組む「腸活起点のコンディショニング」への挑戦は、2023年4月からスタートしました。これまで計29回の検査を重ね、腸内フローラが変化するタイミングとその原因を解明し、コンディショニングに活かしてきました。


腸活支援の開始前、森下選手は競技中に足の攣りや下痢にお悩みでした。比較的良好な腸内環境ではありましたが、環境の変化や試合前などストレスがかかるタイミングで、下痢関連菌や不摂生菌が増加していることが分かりました。また、整腸効果のある「ビフィズス菌の保有率が少ない」ことも課題でした。そのため初年度はこれらの課題を解決するために腸活支援を行い、結果として森下選手のお悩みであった下痢や足の攣りの軽減を体感いただいています。
コンディショニングと腸内フローラは連動する
森下選手は、2024年1月からポーランドのリーグへ移籍し、さらなる高みに向けて挑戦を続けていらっしゃいます。国内リーグから海外リーグへの移籍準備前は、今後のキャリアへの不安や移籍準備などでストレスも大きくなる時期でした。食事が喉を通らない期間もあったとのことで、コンディショニングの悪化と呼応するように腸内フローラも不安定になり、下痢関連菌(Streptcoccus、Haemophilus)が増加していました。


これまでの腸活の成果もあり課題であったビフィズス菌が定着し、健康に良い作用をもたらす酪酸産生菌も増加していました。そのため管理栄養士からは、腸内フロ-ラが不安定になった際も無理に腸に良い食材を摂るのではなく、適正カロリーをしっかりと摂取することや、試合の数日前から食事で糖質を多く摂取するグリコーゲンローディングを提案し、高いパフォーマンスを発揮するために必要なサポートをさせていただきました。
「プレボテラ優勢型」の腸内フローラタイプへ変化!シンプルな調理法や素材の魅力を活かした食生活の変化などが関係した可能性
出国前の最後の検査では、森下選手のエンテロタイプはバクテロイデスの占有率が高いB型でした。その中でも有用菌である酪酸産生菌の占有率が相対的に高いB1-1型と、相対的に酪酸産生菌の占有率が低いB1-2型を行き来している状態でした。


約5カ月後、帰国時の検査ではこれまでのB型からプレボテラの占有率が高いP型へと腸内フローラが変化していました。P型の中でも森下選手のエンテロタイプは、有用菌であるルミノコッカスの占有率が相対的に高いP1型で、比較的良好な腸内フローラの状態でした。


ポーランドの食事は食材を焼く・蒸すなどのシンプルな調理方法に加え、ベースの味付けが薄い食事が多く、生野菜や素材そのものを味わう機会が日本よりも圧倒的に増えたとのことです。また、ポーランドではジュレックスープという発酵ライ麦で作られるスープが国民のスープとして愛飲されており、森下選手も日頃から乳酸菌を摂取することができていました。その他にも、豆やオートミールといった腸内細菌が喜ぶ食物繊維の摂取量も増えていたことが分かっています。このように、国内にいたときと摂取する食材が大きく変化したことも、プレボテラ優勢型の腸内フローラタイプへの変化に関係した可能性が高いのではないかと考えています。


森下選手にこうした日々の食事を撮影いただき、サイキンソーの管理栄養士からチームの施設で提供される食事からどの食材を食べたらよいか食事内容と摂取量の目安を提案させていただきました。
移籍先のチーム施設の周辺にはコンビニ等がなく食事はほぼチームの施設で摂る生活スタイルになったことで、自然と暴飲暴食が抑えられていました。また国内にいた頃よりも、練習等の拘束時間が長く間食などが減ったことも、腸内環境を良好に保ち続けることができた一因になった可能性が高いです。


■エンテロタイプとは
腸内常在細菌叢の構成の類似度に応じてタイプに分類したもの。一般的に占有率の高い3つの主要細菌の構成比に応じて、B(バクテロイデス)型、P(プレボテラ)型、R(ルミノコッカス)型の3タイプに分かれることがわかっている。サイキンソーでは占有率の低い腸内細菌も考慮した新しい分類を開発した※1。新しい分類では、B型を酪酸産生菌の多さ等で「B1-1、B1-2、B2」型の3タイプに分類でき、P型およびR型も有用菌の多さ等で「P1、P2」と「R1、R2」型の各2タイプに分類できることを発見した。


■P1型
腸内でプレボテラの占有率が高く、有用菌であるルミノコッカスの占有率が相対的に高いエンテロタイプ。


■P2型
腸内でプレボテラの占有率が高く、要注意菌であるメガモナスの占有率が相対的に高いエンテロタイプ。


※1:腸内細菌学会第27回学術集会(2023年6月27日、28日)◯馬場開陸、笠原和之、渡辺諭史、et al. 大規模な日本人生活習慣病コホートに基づく新規エンテロタイプ分類の可能性.
食事内容の変化で、短鎖脂肪酸産生菌を中心とした有用菌が増加し要注意菌が大幅に減少
エンテロタイプが変化したことで腸内フローラの構成も大きく変化しました。
これまで森下選手の腸内フローラの大部分を占めていたバクテロイデスの割合が19.14%から11.05%まで減少し、プレボテラの割合もこれまで0%だったところから、18.36%まで増加していました。加えて短鎖脂肪酸産生菌であるルミノコッカスも、0%から3.69%まで増加したことが分かりました。
また、これまで森下さんが悩むことが多かった下痢に関連する要注意菌フソバクテリウムも大きく減少しました。
腸内フローラタイプの変化で体感にもさらによい変化が生まれる
腸内フローラが変化したことで、森下選手は疲労感の軽減など体感の変化を感じていらっしゃいます。これにより、試合や練習での長距離走への耐性がアップしたことも報告いただきました。ヨーロッパは日本と異なりグラウンドが整備されていないことも多く、天気によって芝が濡れていたり緩んでいたりするため移籍当初は疲労感が強かったといいます。


実際に過去の論文※2では、運動総量が多い人の腸内にはプレボテラが多いことが報告されており、プレボテラ優勢型への変化が悪環境下でもコンディショニングの味方になってくれた可能性が高いです。


加えて、森下選手の場合はエンテロタイプが変化した際に、これまでよりもさらに有用菌が増えたことも特徴でした。短鎖脂肪酸の産生へ繋がる腸内細菌が増えたことで、健康に様々な好作用をもたらす短鎖脂肪酸が作られコンディショニングに好影響を及ぼした可能性が高いと考えています。短鎖脂肪酸産生菌を多く保有している人は、ストレスなどからのレジリエンス(回復力)が高い※3ことが分かっており、森下選手の場合も腸内フローラの変化により短鎖脂肪酸が多く作り出され、長距離走行への耐性アップや疲労感の軽減に繋がったと推測されます。
※2:運動と腸内細菌叢
  (

※3:腸内細菌叢が母親の育児ストレスや心身のレジリエンスに関連する
  (

腸内フローラを味方にさらなる高みへ
森下選手はポーランドへの移籍後、多数の公式戦に出場し海外リーグ挑戦1年目で大活躍されています。環境の変化のみでなく、身体づくりに欠かせない食生活も大きく変化する中で、日々のコンディショニングへの強い意識から食事管理に徹底して取り組まれ、腸内細菌を味方に大きく飛躍されました。森下選手はこれからも、さらなる高みを目指して挑戦を加速されています。
サイキンソーについて
■マイキンソーについて
自宅で誰でも簡単にできる腸内フローラ(腸内細菌叢)検査サービス。腸内フローラの良し悪しを5段階で評価する「腸内フローラ総合判定」の搭載に加え、ビフィズス菌や乳酸産生菌、酪酸産生菌、エクオール産生菌などの有用菌、肥満や⼤腸がんのリスクに関係がある要注意菌など10項目が確認できます。加えて、菌の項目に合わせて腸内環境を改善するためのアドバイスもお伝えします。全国 1,200 件以上の医療機関で受けられる「マイキンソー プロ(Mykinso Pro)」や乳幼児に特化した検査サービス「マイキンソー キッズ(Mykinso キッズ)」も展開しています。


・サービスサイト:
・紹介動画:×


■会社概要
「細菌叢で人々を健康に」を企業理念に掲げ、腸内フローラをはじめとする常在細菌叢と心身の健康・疾患リスクとの関連を解明し、全ての人々の日常に個別最適な解を提供することで、誰もが自然と健康になれる社会を目指しています。その一環として、腸内環境の状態を把握することが健康維持・増進に繋がるとの考えから、自宅で手軽にできる腸内フローラ検査「マイキンソー(Mykinso)」を開発しました。日本人の大規模な菌叢データベースと高度なデータサイエンス技術を活用し、検査サービスの拡張やOEM開発、システム構築支援、匿名加工情報の研究利活用推進など、菌叢データに基づく事業を多角的に展開しています。


・会社名:株式会社サイキンソー
・設立 :2014年11月19日
・所在地:東京都渋谷区代々木1-36 -1 オダカビル2階
・代表者:代表取締役 沢井 悠
・主な共同研究先:大阪大学微生物病研究所
・HP :

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