にんじんの栄養を効率良く摂る!マフィンやきんぴらレシピ

2025.01.08 10:35
にんじんは通年で手に入る野菜ですが、旬は9~12月。身がしまっている秋冬にんじんは、加熱によって甘みが強くなり、シチューや煮込み料理にも重宝します。にんじんの栄養と、秋冬にんじんのおいしさを丸ごと味わうレシピを紹介します。
秋冬にんじんの特徴
にんじんの本来の旬は9~12月ごろ
にんじんは通年で出回っています。というのも、6~11月は北海道や高冷地、11月ごろからは千葉県や茨城県、3月ごろからは徳島県や長崎県といったように、日本列島の北から南にかけて四季の変化を生かし、産地を変えながらリレー形式で生産されているためです。
そんな中、にんじん自体の本来の旬は9~12月ごろ。秋冬にんじんは身がしまって甘みが増すのも特徴です。
β-カロテンを効率良く摂るには?
●β-カロテンとは
β-カロテンは、にんじんなど緑黄色野菜に多く含まれる野菜の色み成分の1つ。にんじん(根・皮つき、生)には、可食部100gあたり6,900μg(マイクログラム)とたっぷり含まれています。
β-カロテンは体の中で必要なだけ、ビタミンAに変換されますが、体内でつくり出すことができず、毎日の生活で減ってしまうため、日々継続しての摂取がおすすめです。
●小さく刻んで丸ごと食べる
β-カロテンをはじめとする野菜の栄養は、強固な細胞膜の中にあります。この細胞膜を壊せば壊すほど吸収率が高まるので、生のにんじよりもミキサーなどで細かく破砕したジュースで摂取したほうが、β-カロテンの吸収率が1.5倍に高まるという研究結果もあります。また細かく刻んだりすりつぶしたりして、スイーツに混ぜて食べるのも◎。
●油と一緒に摂る
β-カロテンは脂溶性ビタミンのため、油を使った料理でも吸収率がよくなります。炒めものや揚げ物のほか、サラダ油やオリーブオイルを使ったドレッシングであえるのもいいでしょう。
にんじんの栄養をまるごと味わう
スイーツにしたり油と一緒に炒めたりすればにんじんをおいしく食べられるのと同時に、β-カロテンの吸収率もアップ!そんな嬉しいレシピを、2つご紹介します。
●にんじんマフィン
すりおろしにんじんを使うにんじんマフィン
にんじんはすりおろして使うので、β-カロテンの吸収率が高まります。しっとりと焼き上げたマフィンは子どもにも喜ばれます!
にんじんマフィンのレシピはコチラ
●油と一緒に摂る副菜
きんぴらなど油で炒めることでβ-カロテンの吸収率が高まる
生のにんじんを比べると、皮なしよりも皮つきのほうがβ-カロテンを200μg多く含みます。また、カリウム、カルシウム、食物繊維の量も皮つきのほうが多いのでにんじんの栄養を摂るには、きんぴらなど、皮ごと油で炒めるのも効率が良いといえます(栄養素量は、生、可食部100gあたり)。
油と一緒に摂る副菜のレシピはコチラ
最後に
甘い秋冬にんじんを、スイーツや炒め物で味わってみてください。
[にんじん]料理別の切り方と保存法
[にんじん]料理別の切り方と保存法
β-カロテンの含有量は、野菜の中でもトップクラス。生育には低温が適し、生産地を移動しながら一年中つくられています。日本には、中国を経て17世紀に伝来。短く太い西洋種が主流です。
最終更新:2025.01.08
文:VEGEDAY編集部
監修・資料提供:カゴメ
出典:
文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」第2章(にんじんの栄養)
独立行政法人農畜産業振興機構「にんじんの主要産地」(産地リレー)
東北農政局「にんじん」(秋冬にんじんの特徴)
カゴメ
ニュースリリース(2015年9月1日)(β-カロテンの吸収率、β-カロテンとは)
あざやか生活研究所(肌に蓄積される野菜の成分、β-カロテンとは)
野菜をジュースで摂る理由(栄養の吸収率)
にんじんジュース(β-カロテンの吸収率)

あわせて読みたい

【赤い食材】摂れてる??美容にも健康にも良い2つの食材をご紹介!
YOLO
【驚きの農家おやつ】新感覚ベジスイーツ「にんじん白玉だんご」作ってみた♪にんじん嫌いでもパクパク♡
あたらしい日日
製薬会社の研究員・開発担当者が語る「製薬の楽しさ・おもしろさ」
antenna
実は一緒に食べないと損!栄養素をムダなく摂り入れるために知っておきたい食品の組み合わせとは?
ヨガジャーナルオンライン
春にんじんをジュースや生で!栄養を効率的に摂れる理由も紹介
VEGEDAY
珈琲染め生地を利用したスツール限定販売
PR TIMES Topics
にんじんレシピ!瑞々しい春にんじんを味わう生食や簡単ジュース
VEGEDAY
野菜のプロ直伝!「にんじん」の基本・保存方法・豆知識
フーディストノート
韓国グルメが勢揃いする「韓国屋台 マシッタマシッソ」オープン
PR TIMES Topics
【水菜】生のまま食べても大丈夫?生食で気を付けるポイントを管理栄養士が解説
ヨガジャーナルオンライン
『にんじん』の、旬や特徴、おいしいレシピをご紹介
オレンジページ☆デイリー
【Minimal】満足感と軽やかさ、矛盾するふたつの魅力が両立した「チョコレートバウムクーヘン」
PR TIMES Topics
老化防止効果も!意外と知らない【長ネギ】の栄養を逃さない調理のコツとは?管理栄養士が解説
ヨガジャーナルオンライン
【小松菜】そのまま食べたら損!小松菜の栄養素をムダなく摂り入れられる「ちょい足し食材」とは?
ヨガジャーナルオンライン
【HIBIKA】春の四季菓子が登場
PR TIMES Topics
ブロッコリー、そのまま食べたら損!足すだけで老化を防げる〈意外な調味料〉とは|管理栄養士が解説
ヨガジャーナルオンライン
冷凍かぼちゃ+レンジで簡単!40・50代が美肌になるかぼちゃの食べ方3つ
つやプラ
【ホテル日航立川 東京】鮮やかな3層仕立ての「ひなまつりケーキ」を販売
PR TIMES Topics
甘さを極めた旬の国産にんじんを100%使用したにんじんジュースが今年も数量限定で登場! 2025年「カゴメにんじんジュースプレミアム」1月28日発売
PR TIMES
にんじんとごぼうの焼き飯レシピ!焼肉タレのコクが最高に合う
VEGEDAY