未利用の鹿肉を食べて、自然を取り戻したい!

2024.11.18 17:43
ジビエ(鹿肉)を活用したギョウザの製造販売を行いたい。福井県若狭地方では、年間4,000頭もの鹿が捕獲され、そのほとんどが有効活用されず、焼却処分されています。ジビエを手軽に楽しんでもらえるギョウザを製造し、「命の大事さ」「焼却数減によるCO²排出量削減」など地域・社会貢献に寄与したいと考えています自己紹介
屋敷 浩道(やしき ひろみち)
昭和56年12月8日生まれ
福井県おおい町出身
※略歴
マルヤ国際商事株式会社 起業(2015~)
若狭青年会議所 副理事長(~2020)
おおい町商工会青年部 部長(2023~)
小浜法人会青年部 副部会長(2023~)
福井県PTA連合会 副会長(2024~)
防災士
狩猟免許保持者このプロジェクトで実現したいこと
「若狭鹿プロジェクト」若狭地方で年間約4,000頭もの鹿が獣害駆除され、そのほとんどが有効に活用されず焼却処分とされている。適正に捕獲処理された鹿はヘルシーで、臭みもなく栄養価に優れた食材であるものの、加工業者や処理施設が少ないことや、悪いイメージが先行している日本では、有効に利活用されることが少ない。今回、私どもが着眼した点は、焼却処分れている多くの命の大事さを子どもたちに伝えること、環境にやさしい取り組みとしてCO²の排出削減、持続可能な狩猟者の確保、一次生産者(農業)の悩み解決、高齢者の楽しみ(畑・野菜栽培など)を守るなど、地域に貢献できる取り組みとして、プレジェクトを立ち上げます。老若男女問わず手軽に食することができるギョウザに加工することで、多くの人にジビエ料理を体験してもらいつつ、地域・社会貢献に寄与できるものと考えております。

プロジェクト立ち上げの背景
地元企業さんから敷地内での鹿の繁殖が多く、安全性の面や、糞尿被害での相談があり駆除を開始しました。罠を設置し捕獲するものの、鹿を有効に処理加工する施設がなく、すべて焼却処分場に運んでいました。そこでは鹿だけでなんと年間約4,000頭もの数が焼却されていると知ることになりました。さまざまな害をもたらす鹿ではあるものの、若狭地域だけでこれだけの数が処分されているとわかると心が痛む思いでした。また野生鹿がもたらす被害は、山にも表れています。草木の新芽、枝葉の食害、樹木の剥皮でいま日本の山は大きなダメージを負っています。山が枯れることにより、ミネラルが川を伝って海に流れる量が少なくなることで、海の生態系にも被害を及ぼしています。海の「磯焼け」は獣害被害に大きく関連していると考えています。
そこで弊社では、「命の大事さ」「CO²削減」「自然を守る」を目指し、自社で加工処理施設の設置を決めました。現在建設中であり、7月中旬に完成予定をしております。一概にジビエ料理といっても幅は広く、また先行している「臭い・硬い・まずい」のイメージがあるジビエはなかなか全国各地でもおおきな成功例は少なく、事業が継続していかない状況です。弊社では「いつ・誰が・どこで・どうのうように」がしっかりと把握できる鹿のみを加工し、独特の獣臭が少ないジビエの製造と、ペットフード用肉への加工を始めます。また多くの人に手にとってもらいやすい「ギョウザ」を製造したいと考えており、処分する部位を極力少なくし、多くの人に楽しんでもらいたいと考えております。

現在の準備状況
自社処理施設の建設中で、9月中旬に完成予定。地元猟友会のみならず、近隣市町の猟友会さんとの懇談会を開催し、弊社基準に見合った捕獲の仕方などを説明。沖縄黒豚ギョウザを製造している会社さんとの提携を進めており、レシピの共有、指導をお願いしています。

リターンについて
ジビエギョウザ20個入

スケジュール
9月     施設完成
11月    クラウドファンディング終了
11月    機器導入(ギョウザ形成機)
12月      試作品製造
12月下旬  パッケージ確定
来年1月   ギョウザ販売開始
来年1月下旬  リターン発送

最後に
全国的に獣害被害が深刻化するなかではあるものの、当プレジェクトが成功することによって、自然の恵みをしっかり感じ、学び、教えることができ、被害拡大を歯止めし、持続可能な社会・地域への貢献が可能となります。若狭地方だけでの問題ではなく、日本全国の問題であり、各地で本気で獣害対策に立ち向かっていけるひとつの先進事例として全力で取り組んでまいります。

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