大根1本を丸ごと使う簡単レシピを、料理家・フードコーディネーターとして活躍するぬまたあづみさんに教えていただきます。副菜からメインのおかず、汁物まで、1本で1食分完成する大根の使い切りレシピです。
副菜:大根のカレーマヨサラダ
大根を塩もみしてみずみずしいサラダに。スパイシーでクセになる、カレーマヨネーズでいただきます。
材料(2人分)
大根:1/3本(甘みのある中央部~歯ごたえもある上部がおすすめ)
塩:ふたつまみ
マヨネーズ:大さじ3
カレー粉:小さじ1
塩:少々
粗挽き黒こしょう:適量
作り方
大根は皮を厚めにむいて、2~3mm厚さの半月に切る。塩を振り、水気が出たらぎゅっと絞る。
ボウルにマヨネーズとカレー粉を合わせ、水気をふき取った1を加える。さっくりと混ぜ、塩・こしょうで味を調える。
器に盛り、粗挽き黒こしょうをかける。
memo
・大根の皮は繊維が多く硬いので、厚めにむきましょう。
・サラダによく使われる大根の細切りは意外に面倒で難しいもの。繊維を断つ半月切りなら、簡単で味馴染みも良く仕上がります。
メイン:バター醤油ソースの大根ステーキ
バター醤油ソースの大根ステーキ。レンジ加熱してから焼けば簡単、ジューシーな仕上がりに。
材料(2人分)
大根:1/3本(約400g、甘みがあってやわらかい中央部がおすすめ)
塩:少々
こしょう:少々
サラダ油:大さじ1
酒:大さじ2
バター:20g
醤油:大さじ1
パセリ(あれば):適量
作り方
大根は厚さ3cmの輪切りにして厚めに皮をむき、5mm幅・5mm深さの格子状の切り込みを両面に入れる。
1を耐熱皿に並べ、ふんわりとラップをかけてレンジ600Wで5分加熱する。塩・こしょうで下味をつける。
フライパンにサラダ油を中火で熱し、2を並べ入れる。片面1~2分ずつを目安に、両面を香ばしく焼き付け、器に盛る。
3のフライパンに酒とバター、醤油を加え、トロリとするまで煮詰める。
4を3にかけ、パセリを散らす。
memo
・大根の皮は繊維が多く硬いので、厚めにむきましょう。
・格子の切り込みを入れるとソースの馴染みがよく、食べるときにも切りやすくなります。包丁使いが苦手な方は大きめの格子でもOK。
汁物:炒め大根の味噌汁
ごま油で炒めた大根は香ばしく、ほんのりとした甘みと共に、程よい歯ごたえが楽しめます!
材料(2人分)
大根:1/3本(水分が少なめの下部がおすすめ)
ごま油:大さじ1
だし汁:400ml
味噌:大さじ2
一味唐辛子、黒ごま(あれば):適量
作り方
大根は皮を厚めにむいて5mm厚さのいちょう切りにする。
鍋にごま油を中火で熱し、1を炒める。あまり動かさず、焼き色を付ける。
大根に火が入ったらだし汁を加え、好みの硬さになるまで煮る。
味噌を加え、器に盛る。好みで一味唐辛子、黒ごまを振る。
memo
・大根の皮は繊維が多く硬いので厚めにむきましょう。
・お好みで仕上げにすりごまを加えると、よりコクが増します。
最後に
大根1本を使った3品を作ってみてください。
大根の選び方、部位別の特徴はコチラ
大根とベーコンの味噌汁レシピはコチラ
余った大根のおつまみレシピはコチラぬまたあづみさんプロフィール
ぬまたあづみ/Azumi Numata
株式会社こさえる代表/フードコーディネーター
大学卒業後、栗原はるみ「ゆとりの空間」入社。その後、フードコーディネータースクール、料理研究家のアシスタントなどを経て2007年に独立。
現在は料理雑誌・書籍・web・テレビ等でレシピ提案をするほか、広告のフードコーディネート・スタイリング、映画やドラマの監修・撮影、飲食店のフードコンサルティングなどを行う。身近な材料と普段使いの調味料にプラスするアイデアで、簡単かつおいしい料理を作ることがモットー。素材の持ち味を最大限に活かす料理を日々研究中。
Instagram/ぬまたあづみさんプロフィール
[大根]栄養や選び方、鮮度を保つ保存、下ごしらえ、切り方など
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ほぼ一年中出回っていますが、晩秋から初冬の秋冬大根が良く知られます。大根の辛みは、「イソチオシアネート」という成分によるもの。この成分は、大根をすりおろしたり切ることで生成されます。
最終更新:2024.09.18
文・写真:ぬまたあづみ
監修:ぬまたあづみ、カゴメ