明治41年創業・能登の鍛冶工房「ふくべ鍛冶」が手掛けるアウトドアナイフ『TAFU』、一般販売開始。クラウドファンディング1000万円突破の逸品が全国へ

2025.07.08 16:29
株式会社ふくべ鍛冶
小さな漁師町で野鍛冶を営む職人たちが、能登半島地震の逆境を乗り越え、100年以上受け継がれる伝統技術×現代のアウトドアニーズを融合した集大成。「使い続けて一生モノ」となる万能ナイフ

明治41年創業、石川県・能登半島の鍛冶工房「ふくべ鍛冶」(代表:干場健太朗)は2025年7月8日、アウトドアナイフ「TAFU」の一般販売を開始いたしました。
能登半島地震の逆境に「野鍛冶文化を繋げたい」という職人の強い志から生まれた本製品は、100年以上受け継がれてきた伝統技術と現代のアウトドアユーザーの声を反映し、「使い続けて一生モノ」となるよう開発。薪割り・フェザースティック・調理・着火といったアウトドアの基本動作すべてを1本でこなせる万能性と、災害時の備えとしても活用できる堅牢性を兼ね備えています。
昨年「Makuake」で実施したクラウドファンディングで1,000万円を突破し、多くの方々に応援していただいたアウトドアナイフ「TAFU」は、税込44,000円で公式オンラインストアなどで購入いただけます。
▼アウトドアナイフ「TAFU」:
【TAFUが生まれた背景】
能登半島地震の逆境に湧き上がった職人の志、「包丁を作りたい、野鍛冶文化を繋げたい」という一言に押され、スタートしたプロジェクトで生まれたのがTAFUです。以前からお客様にたくさんの要望をいただいた「アウトドアシーンで使える包丁」をカタチにしました。私たちは、漁業や農業の舞台である海と山で使われる道具を作り、補修だけでなく、仕事の内容や使う人の好みに応じてカスタムしてきた長い歴史があります。自然と共存する能登の暮らしの中では、命を護るためにも「どこまでも強く、抜群に切れる」刃物が必要でした。能登の暮らしを支えたマキリ文化を礎に、全てのアウトドアの真髄を知る知見とこれまでの歴史を閉じ込めたのがTAFU。そんな渾身の1本が遂に完成しました。
【能登の野鍛冶が生んだアウトドアナイフ「TAFU」とは】
TAFUは、狩猟民族アイヌが愛用した短刀をルーツとし、道具文化が息づく蝦夷の地より北前船によって能登半島へと伝播された「マキリ」が原型です。能登の漁師が腰に備えるこの小刀には、シンプルかつタフ、使いやすく切れやすい「野」の道具としての魅力が凝縮されています。私たち『ふくべ鍛冶』は、能登の暮らしに根付いたマキリの文化を伝えるため、創業以来この小刀を鍛造し続けています。他のエリアでは、網やロープを切ったり、魚を捌いたりする海の万能包丁を指しますが、海と山が接している能登半島では、海だけでなく内陸部でも使われていたのが特徴です。
TAFUは和包丁には珍しい両刃を採用しています。一般的に、和包丁は切れ味を追及するため片刃造りが主流です。薄く切るのは得意ですが、硬いものを切るのが苦手。TAFUは主に漁業の場面で発展し、魚の頭や身を素早く綺麗に捌く歴史を持った「マキリ」のため、刃の左右が同じ形の「両刃」造りとなっています。刃には、日本刀製造技術にも通じる「安来鋼 青紙2号」を使用。切れ味鋭く粘りがあり、刃こぼれしにくいのが特徴です。鋼と地金を三枚合わせにすることで、研いで小さくなるまでずっと切れ味が持続します。生涯使っていただけるマキリがTAFUなのです。
【TAFUの活用シーン】
TAFUは、調理(切る)・フェザースティック(削る)・薪割り(断つ)・着火といったアウトドアの基本動作すべてを1本でこなせるよう設計された万能ナイフ。キャンプシーズンだけでなく、地震などでさまざまな環境が整備されていない状況下、何か物を切ったり開けたりするなど災害時の備えとしても活用できる堅牢さと機能性を備えています。アウトドア初心者から上級者、道具にこだわるプロフェッショナルまで、幅広い層におすすめできる逸品です。
切る
削る
断つ
着火
【商品詳細】
- サイズ:全長27.5cm(刃渡り13.5cm)
- 重量:210g
- 材質:刃/安来鋼青紙2号、地金/SUS410ステンレス、柄/焼樫木
- セット内容:TAFU本体、栃木レザーケース、マグネシウム棒(着火用)、防錆シート、説明書、化粧箱
お客様の声
震災を経て、「野鍛冶の技術を伝えたい」との思い、「お客様に応えたい」との気持ちが強くなった私たちは、ご要望に応える「マキリの和製サバイバルナイフ」を作ることを決意しました。これ一本あれば、切ったり、着火したり、アウトドアシーンがもっと豊かになる、そんな刃物を作ろうと決めてから、カタチにするまでに試行錯誤を繰り返しました。2024年に実施したMakuakeでのクラウドファンディング先行販売では、多くのお客様から応援の声をいただきました。
【本物を手にして欲しい】
「“被災地から発信されるプロダクト”としてではなく、“本物だから選ばれるナイフ”を目指しました。技術と文化が詰まったこの1本を、日常や自然の中でぜひ体感していただけたら嬉しいです。」
── 株式会社ふくべ鍛冶 代表取締役 干場健太朗
【販売情報】
発売日:2025年7月8日
販売チャネル:公式オンラインストア、ふくべ鍛冶小売り店舗など
価格:単品税込44,000円
製品ページ:
株式会社ふくべ鍛冶について
株式会社 ふくべ鍛冶は、明治41年から地域に根付いた野鍛冶として、能登半島の主幹産業である漁業や農業を支えながら、地域に育てられてきました。海の悩みは山で解決され、山の悩みは海で解決される。そうしたノウハウを蓄えて、地域社会に還元していくことこそ、地元への恩返しになると考えています。「困った」を「良かった」に変える仕事で人は感動し、感謝する。地域を支える道具に関わり、人の心を動かすことができる。私たちはそんな鍛冶屋を目指しています。

■会社概要
名 称:株式会社ふくべ鍛冶
住 所:石川県鳳珠郡能登町字宇出津新23番地
創 業:明治41年7月13日
代表者:代表取締役 干場 健太朗
URL :
Instagram:
x:
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社ふくべ鍛冶
担当者名:干場
電話番号:0768-62-0785(受付時間:平日10時~17時)
メールアドレス:info@fukubekaji.co.jp
問い合わせフォーム:

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