【新刊書籍のご案内】『昭和・平成・令和 時代を超えていまなお心に残る 永久不滅の広告コピー』発売

2025.05.23 10:30
株式会社宣伝会議
広告コピー誕生までの、129のドキュメント
2025年5月23日発売                                                                 編:宣伝会議 書籍編集部 
全304ページ                                               定価:2,750円(本体2500円+税)                               詳細・購入はこちらから
広告・マーケティングの専門出版社 株式会社宣伝会議(本社:東京都港区)は、新刊書籍『昭和・平成・令和 時代を超えていまなお心に残る 永久不滅の広告コピー』(宣伝会議 書籍編集部編)を5月23日、全国の有力書店とオンライン書店で発売します。


本書は過去から現在にいたるまで時代と共にあり、これからも「語り継ぎたいコピー」「残していきたいコピー」を、月刊『ブレーン』の連載「名作コピーの時間」を中心に、コピー特集などで紹介した中から書籍編集部が選出。1970年代から2010年代以降まで、全部で129事例を掲載しています。
また、本書には秋山晶、岩崎俊一、麻生哲朗、斉藤賢司、高崎卓馬、中治信博の各氏が、かつて月刊『ブレーン』に寄せた、ご自身の「広告コピーの作法」も収録しています。


近年、コピーライティングの仕事を始めたばかりの人や学んでいる人から、こんな声を聴くことがありました。
「このコピーが何を意味しているのかわからない」「なぜ名作と言われるのか、理解できない」……。
そこで本書では、コピーを書いたご本人(あるいは一緒に仕事をしていた人、ゆかりのある人など)に、当時の時代背景とともに、どのような考えやアイデアでそのコピーが生まれてきたのかを解説いただくことにしました。


本書に掲載しているのは500~600字の決して長くはない解説ですが、そこには言葉の選び方、その人ならではの考え方などコピーライティングの技術とともに、どのようにそのコピー(広告)が生まれてきたのかが綴られています。それは単にコピーについての解説ということにとどまらず、「一つの広告ができるまでの物語」とも言えるものです。

ここにいくつかのコピーの事例から、その物語の一部を書いてみます。

なぜ年齢を聞くの?(伊勢丹/土屋耕一)
アメリカでは、履歴書に年齢は書かない、と聞いた。もちろん人種も問わない。問うてはいけない。いま時代の最先端であるダイバーシティという命題に応えたものだろう。しかしこの新しい意識、認識の確立は、ようやく21世紀の今である。そのテーマを1975年に早々と問いかけた。(解説:岩永嘉弘)


水がある、氷がある。(サントリー/魚住勉)
ウイスキーの広告と言えば、氷の入ったグラスを傾け、登場人物が哲学やうんちくを語る、というものが多かったと思います。商品の世界観を伝えることにおいては正しいのですが、この時僕は「誰もやったことがないウイスキーの広告をつくってみよう」と思いました。(魚住氏談)


おしりだって、洗ってほしい。(TOTO/仲畑貴志)
このコピーは、最初に「手が汚れたら洗うように、おしりも洗った方がいい。だって、おしりは洗わないと少~しついてますよ」と提案しました。でも「少~しついている」の部分を、TOTOは「いや、そこまで言いますか……」と。結果、それは取ったんだけど、僕は最初の方が良いと今でも思っています。(仲畑氏談)


拳骨で読め。乳房で読め。(新潮社/糸井重里)
「新潮文庫の100冊」の広告の目的は、読書感想文など夏の宿題のために、普段本を読まない人に本を読んでもらうこと。当時僕が意識していたテーマの一つは「本を読む人が偉い」という考え方を取り払うことでした。(糸井氏談)


父は、君が好きです。ただ、それだけです。(ミキハウス/岩崎俊一)
「お父さんが撮ると、私が主役になるから、不思議だな。」(ソニー)というコピーを書いた時、父
36歳。“とうとう父親ネタに手を出してしまった〞と内心思ったという。(解説:岩崎亜矢)


その先の日本へ。(東日本旅客鉄道/秋山晶)
当時の東北は京都を擁するJR東海に比べたら、ビジネス的な要素がほとんどない空白の商品。東京から100キロまでは黒字だけど、その先は「空気」を運んでいる。「もう、私たちは空気を運びたくない」というオリエンがありました。(秋山氏談)


服という商品は。(earth music and ecology/児島令子)
当時、エシカルやSDGsといった言葉が広がりつつありました。それを見たとき、コピーライターとして、これは要注意だと思ったんです。そういう言葉を使うと、自分の言葉じゃなくて、きれいごとや優等生的な言葉になってしまう。だからこそ、エシカルやSDGsを自分の言葉で考え直して書きたいと思っていました。(児島氏談)


クライアントからの思いがけないオリエン、時代の空気や社会の動き、そこに立ち向かうコピーライターとしての矜持、表現をする上での迷いや悩み……、広告として世にでるまでのさまざまな物語がコピーという短い文章には凝縮されているのです。

コピーライティングの技術や考え方を学んでいただくことはもちろんですが、掲載した広告コピー一つひとつにまつわる物語、それは言わば1970年代から現代に至る広告の物語でもあります。ぜひ本書で楽しんでいただけたらと思います。


※本書で紹介しているコピー(一部抜粋)
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