被災した能登の酒蔵と全国の酒蔵が共同醸造に挑戦する「能登の酒を止めるな」第3弾プロジェクト 秋田県男鹿「稲とアガベ」と石川県能登「鶴野酒造店」の共同醸造酒「稲とアガベと谷泉」を1550本限定で発売開始

2025.03.23 10:00
稲とアガベ株式会社
被災した能登のひらみゆき農園のブルーベリーを使用したクラフトサケ ~2025年3月24日(月)より稲とアガベ提携酒販店とEC・直営店にて~

秋田県男鹿でクラフトサケ醸造所を軸にまちづくりを行っている「稲とアガベ株式会社」(秋田県男鹿市、代表:岡住 修兵 以下「稲とアガベ」)は、Makuakeにて実施された「能登の酒を止めるな!被災日本酒蔵共同醸造支援プロジェクト【第三弾・2024冬】」の共同醸造酒蔵として参加し、「谷泉」を醸造する株式会社鶴野酒造店(石川県鳳珠郡能登町、14代目蔵元:鶴野晋太郎 以下「鶴野酒造」)と共同醸造をしたクラフトサケ「稲とアガベと谷泉」を1550本限定で3月24日(月)より、稲とアガベ提携酒販店及びECサイト、直営店にて発売を開始いたします。
キービジュアル

<能登の酒を止めるな!被災日本蔵共同醸造支援プロジェクト」について>
2024年1月1日、令和6年能登半島地震が発生し、石川県能登地方を中心に甚大な被害がもたらされ、酒蔵や酒販店も例外ではなく、醸造設備が半壊・全壊し、在庫の瓶が割れるなど大きな被害を受けました。そして、能登にある酒蔵11蔵も全て被災し、その結果、酒造りを断念しなければならず、向こう数年の酒造りが困難な状況となっています。このような状況を目の当たりにした同じ石川県で酒蔵を営む吉田酒造店が、被災し、酒造りの継続が困難になってしまった酒蔵の復興を支援したいと本プロジェクトを立ち上げました。プロジェクトでは、全国の酒蔵に協力を仰ぎ、それらの蔵とともに共同で被災蔵の銘柄の酒造りを行い、酒屋さんを通して市場に流通させること、そして被災蔵に売上を通じたお金の循環が生まれ続ける仕組みを作るために、2024年1月31日よりMakuakeにてクラウドファンディングを開始しました。第1弾から第3弾まで実施し、3,285名、 59,117,000円の応援を頂きました。
第一弾:
第二弾:
第三弾:
鶴野酒造の今

プロジェクトの仕組み
1.被災した蔵と共同醸造蔵のマッチングを行い、被災された蔵のオリジナルレシピに基づいたお酒と、コラボレーションによるお酒を醸造
2.マッチングはプロジェクト運営事務局がサポート。詳細の醸造計画や流通配分などは今後個別に蔵間で調整して決定
「能登の酒を止めるな!」プロジェクトの仕組み


<稲とアガベと鶴野酒造店の出会いとこれまで>
秋田県男鹿市「稲とアガベ」醸造所にて

稲とアガベと鶴野酒造店の出会いは、日本酒イベント2023年の「若手の夜明け」でした。そのイベントをきっかけにお互いの酒造りやまちづくりに対する想いを共有することで交流を深めてきました。その後、2024 年 1 月 1 日の令和 6 年能登半島地震により、鶴野酒造店は、店舗・酒蔵・住居のすべてが全壊となる被害に遭いました。もう酒造りができない。と絶望している中、この「能登の酒を止めるな!」プロジェクト第3 弾のマッチング検討の過程で、鶴野酒造店鶴野氏より稲とアガベとのコラボの依頼をいただき今回共同醸造酒をつくることになりました。2025年1月に鶴野氏に稲とアガベ醸造所にお越しいただき、「稲とアガベと谷泉」の共同醸造酒の開発に取り組みました。

<副原料に使用したひらみゆき農園について>
今回2社で共同醸造酒をつくるにあたり、2024年1月1日の令和6年能登半島地震で被災した能登町のひらみゆき農園のブルーベリーを副原料として使用しています。ひらみゆき農園は、能登町柳田に位置する石川県最大規模のブルーベリー農園です。1983年に始まったこの産業は、現在1,200本のブルーベリーの木を管理し、地域の重要な観光・産業資源となっています。代表の平美由記さんは、2010年に父の急逝を機に農園を引き継ぎました。震災後は甚大な被害を受けた農園の土砂崩れや地割れの整地、加工場の瓦の落下や雨漏りの修復など、農園の再建のためにクラウドファンディングを実施し、240名3,763,000円の支援を受けることができました。被害状況はブルーベリー農園全域に地割れが発生し、大規模な土砂崩れにより、新しい苗木が流出するなど大きな被害を受けました。ひらみゆき農園は、完熟のブルーベリーを一粒ずつ丁寧に手作業で収穫して、甘くて美味しいものだけを選別してお届けしています。周辺の農家からブルーベリーを買い取り、能登のブルーベリーとして販売窓口となるとともに加工も行うことで地域のブルーベリーのブランド価値向上のための取り組みも行っています。能登町柳田の特産品であるブルーベリーを地域の人たちや支援者の方々と一緒に守り、地域の産業を次世代に伝えるべく日々活動をしています。
ひらみゆき農園地割れの様子
ひらみゆき農園土砂崩れの様子


クラウドファンディングページ(成立済):
<「稲とアガベと谷泉」商品情報>
能登町ひらみゆき農園のブルーベリーを米と麹と発酵させたクラフトサケです。(クラフトサケブリュワリー協会の定義)2024年1月の能登の震災で被災した谷泉を醸す鶴野酒造店の鶴野 晋太郎さんと共同で醸造しました。全壊した酒蔵を再建すべく懸命に頑張る鶴野さんの熱い志と共に醸しました。

商品名:稲とアガベと谷泉
価格 :2500円(税込)
発売日:稲とアガベ提携酒販店:
    (2025年3月24日(月)より順次)
    稲とアガベオンラインストア:
「稲とアガベと谷泉」

<今回の取り組みに関するコメント>
稲とアガベ 代表 岡住修兵
稲とアガベ 代表 岡住修兵
今回「能登の酒を止めるな」という素晴らしいプロジェクトに参画してさせていただきました。そしてプロジェクトを通じて鶴野さんという能登の再建に向けて命を燃やすひとりの漢と出会うことができました。絶望から立ち上がり戦う彼の目はいつも心配になるくらい血走っています。絶対に再建するんだ!と溢れんばかりの強い想いを持った彼を中心に、能登の本質的な再建が進んでいくことを確信しています。鶴野さんは、被災後蔵再建のために命を燃やして奮闘していますが、夏に起きた大雨の影響も重なり、再建の目処がまだまだ立たず、1年以上経過する中でまだ建物の解体すら終わっていない状況です。少しでも能登の現状をこのプロジェクトを通じて知っていただくとともに、多くの方々に能登のために何ができるのか考えていただくきっかけになれたらという想いのもと今回のお酒を真剣勝負で醸しました。今回、鶴野酒造店と同じ能登町にあるひらみゆき農園さんのとても素晴らしいブルーベリーを使用させていただきました。平美由記さんも今回の地震で被災され、農園は甚大な被害を受けました。ブルーベリーを使用するのは初めてでしたが、素材のおかげでブルーベリーワインという文脈であればおそらく世界トップレベルで美味しい飲み物に仕上がったと思っております。鶴野さんとの出会いで生まれたこのお酒だからこそ普段以上に多くの方々にお飲みいただきたいです。そのためにも皆様何卒お力をお貸しください。よろしくお願いいたします。






株式会社鶴野酒造店 14代目蔵元 鶴野晋太郎
株式会社鶴野酒造店 14代目蔵元 鶴野晋太郎
2024 年1月1日の令和6年能登半島地震により、店舗・酒蔵・住居のすべてが全壊となる被害に遭いました。もう酒造りができない。と絶望している中、この「能登の酒を止めるな!」プロジェクトのお話をいただき、第3 弾ではクラフトサケチームの皆様から多大なるご支援をいただきました。お酒造りを続けられること、誠に感慨深いです。 岡住社長との初めての出会いは、日本酒イベント「若手の夜明け」でした。イベント期間中にお話をさせていただいている中で、岡住社長の酒造りに対する熱い想いとまちづくりに対する情熱に対して感銘を受け、かねてより憧憬の念を抱いていました。 その事から、「能登の酒を止めるな!」プロジェクト第3 弾でクラフトサケチームとコラボさせていただけることを聞き、マッチング検討の過程で、私から稲とアガベ様とのコラボをお願いさせていただきました。 自社の酒造りで忙しい時期にも関わらず、岡住社長をはじめ、稲とアガベの皆様は温かく受け入れてくださいました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。日本酒蔵とクラフトサケとのコラボは、これまでだったらありえなかったことです。酒造りを通して、稲とアガベ様から発酵の面白さと奥深さ、新たな文化であるクラフトサケの魅力やまちづくりについて、沢山のコトを学ばせていただきました。今回造らせていただいたお酒は、クラフトサケのイノベーティブな取組みに対して、能登の食材とのコラボです。被災した石川県能登町のひらみゆき農園のブルーベリーを副原料にし、米と麹と発酵させました。 私たち醸造家としての想いだけでなく、共に能登の想いもたくさん詰まったお酒になっております。 このお酒が能登の未来を明るくする一滴であることを願っています。感謝を原動力に。被災に負けず、本来楽しい酒造りをこれからも楽しみながら、今私にできることを 1 つずつ、前を向いて1 歩 1 歩確実に進んでいきたいと思っています。 再建に向けて今後も酒造りを続けてまいります! 先日ICC FUKUOKA2025にて私たちの思い、被災地の今をプレゼンさせていただきました。今後とも応援のほど何卒よろしくお願いいたします。
ICC FUKUOKA2025 クラフテッドカタパルト:
<株式会社鶴野酒造店について>
石川県能登町の東海岸・鵜川地区に1789~1804(寛政~享和)年間創業。能登の風土と食文化に寄り添う酒として知られる「谷泉」、「登雷」を蔵元兄妹で醸しています。
<会社概要>
社名 :株式会社鶴野酒造店 
所在地:石川県鳳珠郡能登町字鵜川19‐64
代表 :14代目蔵元 鶴野晋太郎
設立日 :1789年
事業内容:日本酒醸造
HP:
<稲とアガベについて>
稲とアガベは、秋田県男鹿市で2021年の秋に創業したクラフトサケ醸造所です。「クラフトサケ」とは、日本酒の製造技術をベースとして、そこに副原料を入れることで新しい味わいを目指した新ジャンルのお酒です。稲とアガベは、お酒を地域メディアだと考えております。お酒を通じて男鹿という地域に人を呼び込み、実際に来て楽しんでいただくために、レストラン、食品加工所、ラーメン店を創業後二年間で展開してきました。今後一年ではホテル、蒸留所、スナックを開業する計画です。クラフトサケを起点に男鹿の街を未来に残すことを目指して活動しています。


<会社概要>
社名 :稲とアガベ株式会社
所在地 :秋田県男鹿市船川港船川新浜町1-21
代表者 :代表取締役 岡住修兵
設立日 :2021年3月
事業内容:クラフトサケ醸造
HP:

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