「能登の里海里山」は世界農業遺産に日本で初めて認定された伝統的な農林水産業です。『令和6年能登半島地震・令和6年奥能登豪雨』一年に二度の大災害により能登の田んぼは壊滅的な被害に遭いました。このプロジェクトでは集めた資金を、農地の修復に充てさせていただきます。|ご挨拶
皆さま、はじめまして。石川県農業法人協会です。
私達の古里「石川県」は、南北に長く多様性に富んだ「風土」や、豊かな「食文化」に恵まれた地域です。世界農業遺産に認定された能登地方や、白山麓の豊かな水系に恵まれた加賀地方。
私達、石川県農業法人協会は、その地域の人々や、文化、自然資本に生かされながら、持続可能な生業を目指して、日々経営努力を行なっております。
2024年9月、『令和6年能登半島地震』の復旧最中、豪雨水害に遭いました。
石川県農業法人協会の仲間たち(会員)が被災しているこの状況を何かできないか思い、被災した仲間たちに取材を行い、クラウドファンディング立ち上げに至りました。
|地震による被害
『令和6年能登半島地震』により、農地は大きな被害を受けました。
地割れした田んぼ、水路やパイプラインの破壊、納屋や作業場・農機具の破損。
農作物の生育が不能になってしまいました。
また、自分たちだけではなく、従業員も被災しているため、ほとんどの人が二次避難。周辺もほとんど崩壊し、住める場所もなく受け入れもできない。被害の状況も踏まえ、無理に繋ぎ止めることもできず、全員の雇用契約を終了することになりました。
断水の復旧の目処も立たず、どうやってやっていけばいいのか。従業員もいない、運転もできない、広い農地を管理出来ない状況。それでも、”今できることを、できるだけ始める”そう決めて、一歩一歩進み始めていました。
|水害による被害
・水害当時
『令和6年能登半島地震』による、農地の損失でも60%と言われていた中
2024年9月21日の豪雨災害により、農地の90%を失いました。
午前10時、1時間で50cm以上の想定を超える汚水が流れ込みました。
計23の河川が氾濫が起き、地震により地盤が緩んでいたために、
山や崖から多数の土砂災害が発生しました。
豪雨から数週間経っても、土砂災害警戒は続いていました。
地震の被害から少しずつ立ち直り、生き残った土地や修復した土地を使って農業を続けていこうと、
なんとか作りはじめた最中でした。
田を耕し、田植えや日々のお世話を終え、「ようやく刈り取りが始まる!」というとき。
川から流れてきた大量のヘドロ、初めて体験する強烈な不快臭。
一年に二度の大災害。「ここには住むな」と地に言われてるような
目の前で起きていることを受け止めるには重たい現実。
今年の分のお米がダメになってしまっただけではありません。
流木や土砂が流れついた田んぼは、そう簡単には再生されません。
これから稲作を続けていくためのもの全ても失ってしまいました。
悲壮感に漂う中、来年できることも、数年かかることをも
「やれることをやるしかない」と復旧作業を始めようと決めました。
|プロジェクト立ち上げの背景
私たちの食卓に欠かせないお米。今年だけの問題ではなく、日本の農業、そして私たちの主食であるお米の未来に関わる深刻な状況です。
世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」
2011年6月に、日本で初めて世界農業遺産に認定されました。
この認定条件には5つの要素が必要になります。
「能登の里山里海」は、この5要素の認定条件を満たす伝統的な手法で作られています。
①伝統的な農林漁法 ②伝統技術 ③農村文化 ④景観 ⑤生物多様性
その総合力が高く評価されたものです。
農林水産業とそれに関連した人々の営みのすべて、いわば能登の里山里海で育まれる暮らしそのものが世界農業遺産として認定されたのです。
能登を訪れたことがない人も、日本人のほぼすべての人が能登のお米を食べたことがあると言われています。味も美味しく品質の高い能登米は全国の飲食店でも使われています。
そうした日本の誇りである能登のお米を、能登の農業をこのまま見捨てるわけにはいきません。
「美味しいお米を待ってくれている人もいる。」
その思いで今私たちは復旧復興に向き合っています。
そして、その農地を再生するためには多額の費用がかかります。
|資金の使い道について
クラウドファンディングでご支援いただいた資金は、被災会員の11農家を対象に農業用水の復旧・農地の修復(重機レンタル代、委託費用等)に活用させていただきます。
◎以下、対象農家
・農事組合法人 きずな
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・有限会社 内浦アグリサービス
・北能産業 株式会社
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・農事組合法人 モロオカエーシー
・株式会社 やまざき農園
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・アジア農業 株式会社|スケジュール
2025年2月上旬 修復工事補修工事開始
2025年2月中旬 クラウドファンディング開始
2025年4月上旬 クラウドファンディング終了
2025年5月 田植え開始
2025年9月順次 リターン発送
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※スケジュールは変更となる可能性がございます、あらかじめご了承ください。
※リターン品によって発送スケジュールは異なります。
|リターンについて
支援のお返し(リターン)には、田園を復旧しお米作りが再開した際に
今年度の収穫予定のお米を、少しお待たせしますが、出来上がり次第お届けします!
他に、今回のプロジェクトにご協力いただいた農家の方々の野菜や加工品も予定しております。
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【有機純米酒 AKIRA 】は酒類販売免許を有する株式会社金沢大地よりお届けいたします。
1.販売場の名称及び所在地
株式会社金沢大地(石川県金沢市八田町東9番地)
2.酒類販売管理者の氏名
大橋 亜希子
3.酒類販売管理研修受講年月日
2023年10月5日
4.次回研修の受講期限
2026年10月4日
5.研修実施団体名
金沢小売酒販組合
(通知書文書番号:金沢酒第1243号)
ーーーーーーーーーーーーー|応援チーム
今回、『令和6年能登半島地震』『令和6年奥能登豪雨』の支援活動もしている一般社団法人熊本支援チームをご紹介させてください。
熊本支援チームは、2011年の東日本大震災を契機に発足し、熊本地震や豪雨災害などで被災地支援を展開してきました。最大震度7を経験した2016年の熊本地震では、発災1時間後から益城町を中心に活動を開始。2020年の豪雨災害でも、コロナ禍の制約下で支援活動を継続しました。全国からの支援金の適正管理や持続可能な体制作りのため、2020年に一般社団法人化。
『令和6年能登半島地震』による支援では、発災翌日の1月2日に現地入りし、物資支援・炊き出し支援・被災家屋支援とん現地活動を行いながら、遠方支援として全国各地で募金活動も行うなど多岐に渡る支援を行っております。
石川県七尾市を拠点に継続していましたが、『令和6年奥能登豪雨』を受けて、
能登町でも新たに同時並行での支援をスタートしました。
|最後に
この度は私たちのプロジェクトにご興味を持っていただき誠にありがとうございます。
被災後、多くの方々から励ましの言葉や温かいご支援をいただき
改めて、地域の絆の大切さを感じました。
今回の地震・豪雨に負けず、
何世代にもわたり継承されてきた独自性のある伝統的な農林水産地区として
日本の食文化の中心に有るお米を、伝統と技術を残していきたいです。
ぜひ、私たちのプロジェクトにご参加いただき、
復旧・復興にお力をお貸しいただければ幸いです。
皆様のご支援に心よりお礼申し上げます。