「奥能登へとつなぐ道を守りたい」復旧から復興へ

2025.03.29 03:29
弊社は土木事業を営み、能登震災の復旧現場に震災から1ヶ月後の2月10日より現地入りして活動していました。そんな中9月21日の豪雨により現場で土砂災害に巻き込まれ、700万する大型重機が土砂に押し流されてしまいました。半年以上だった今も掘り出すことが出来ず新たな重機の購入費用の支援をお願いしたいです。クラウドファンティングでの支援をお願いします。
石川県加賀市に会社を置く土木業を営む有限会社ツジ商事です。
「令和6年 能登半島地震」の復旧工事作業中に続いて襲った「能登豪雨災害」で、大型重機が土石流に飲み込まれ二次被害にあってしまいました。新たな重機を購入する費用として700万円が必要です。
皆様のお力を貸していただき、能登の復興作業に向かわせてください。

写真は9月21日の奥能登豪雨のニュース画像です。アームの一部が土砂の中から見えるように完全に土の中に埋まってしまいました。
【写真: 当時のニュース映像より】

はじまりは「令和6年 能登半島地震」で同じ石川県の能登地方が大きな被害を被り、壊滅的な街の状況をいち早く共に働く息子が仲間と連絡を取り会い、出来ることから動こうと地震の翌月2月10日には重機を積んで現地に向かいました。
同じ石川県内ですが、平時なら片道2〜3時間程度の距離が、寸断され何度も迂回を余儀無くされながら、大型重機を長時間かけて運びこみました。
輪島に着いた時には変わり果てた街に呆然とし、朝市跡を目の当たりにした時には、涙が止まりませんでした。
【写真 : 輪島朝市近郊】現地に行かなくてはわからない寸断された道路が地域の方の命綱であること、一車線でも片道だけでも通過できるよう家屋や土砂の撤去が急務でした。
同じ県内からの移動で片道6時間(通常3時間程度)をかけて、大型ユンボを現地に運び入れ、一日も早い復旧を支えたいと加賀まで戻る時間を惜しんで、トラック車中で寝泊まりしながら作業を続けていました。
【写真: 寸断されたのと里山海道】
写真: 土石流に埋まる前の活躍する大型重機ユンボです。この大きな車体が埋まり掘り出せない悔しさは現場作業員にとって作業の大きな負担になりました。

遅々として進まぬ中でも、毎日毎日作業を続けていくことで少しずつ通行ができる箇所が増えて支援車両が通過する姿を見ることが作業を休まず行う励みになっていました。

そんな中で9月21日奥能登豪雨が現地を襲いました。
豪雨被害が一番激しかった「珠洲市大谷地区」
弊社も家屋解体の作業で8月初旬から常駐し、ほぼ作業が終了しようとしていた矢先の9月21日、前日から天気予報をチェックし二次災害の危険があると作業の中断を決め移動を開始したところへ、一気に土石流が流れ込みあっという間に何もかもが飲み込まれて行きました。
現地にいた作業員は退避させていたので無事でしたが、巻き込まれ亡くなる方が出てしまい辛く悲しいことになりました。
「なぜ能登にばかり何度もこんな大きな災害に見舞われなきゃならないんだ」と現場に居た作業員たちの落胆は言葉に出来ません。そんな中で、ニュース画像でもわかるように大型のユンボがアームの一部を残して土砂に流され埋没しています。これが弊社が作業に使用していた大型ユンボです。
【写真: 当時のニュース映像より ※中央に重機のアームが見えます】
【画像 : 石川県HPより】いままでに経験したことのない集中豪雨で、流れ込んで来る土砂から逃げることしか出来ませんでした。
現場から作業員は逃げることが出来ましたが、大型ユンボは土石流に飲み込まれ、移動に使った4トントラックは途中で濁流に囚われて立ち往生してしまいました。
【弊社4トントラックも成すすべなく土砂に捉えられてしまいました】2月から約半年かけて撤去した土砂や瓦礫が、重い泥の海になり今まで以上に大変な現場になりました。道路が通れない=復旧、再建が進まない。多くのボランティアの方が来てくれてもこの先に行ってあげられない。悔しさ、虚しさを感じる前にとにかく、再度道路復旧のための泥の除去作業を再会させ、失った重機の代わりを調達して現地に通っています。現在の状況
土砂に埋まった弊社の重機は半年たった今も掘り出すことが出来ず、土砂の上に仮設道路を作って作業しています。また掘り出しても今後の使用が出来ないと判断されました。
【写真 : 土砂崩れの土砂のうえに仮設道路を作り復旧道を整えます】能登の作業のために運びこんだ大型重機だったため、復旧作業にも困ることになりました。
新たな重機を購入するにも、今回の損害額が700万円となり苦慮しています。
かといって、現場では「すぐに変わりの重機を手配しろ、復興作業を止めるわけにはいかない」と毎日現場に向かってくれています。
私たち以上に大変な思いをしながらも、奥能登の皆さんが再建目指していらっしゃる方、お困りの方もいる中で、クラウドファンティングのお願いすることに抵抗があって躊躇していましたが、まだまだ長い時間奥能登への復旧作業に従事しながら、一日も早い復興へと繋げたい思いで、ご支援をお願いする決意をいたしました。一日も早く新しい重機を購入して現場へ届けたい。

現場で日々作業を続けている作業員の負担軽減とスピードアップを進めさせてください。

今回のプロジェクトを立ち上げるにあたり、珠洲の地域被害を風化させること無く寄り添って復旧の手を止めないことを約束します。多くの皆様のご支援、応援をお願い申し上げます。


リターン商品について
私たち以上に、珠洲の「揚浜式」と呼ばれる伝統の塩作りを、支援し続けている同じ加賀市の中巳出 理さんの活動を現地で、珠洲の塩田被害のニュースで見聞きし、少しでも一緒に支援を繋げたいと、リターン商品として珠洲の塩サイダーをリターンの品としてお届けすることになりました。少しでも珠洲地区の応援にもなれれば幸いです。

珠洲の「揚浜式」と呼ばれる伝統の塩作りで作られた塩で商品開発した、「モンドセレクションで金賞」を受賞している塩サイダーをお届けすることになりました。(2024年は塩を作れなかったので塩田塩は再建まで待ちたいと思います)
【写真 : モンドセレクションの塩サイダーをリターン品としてご用意しました】
【被災前の写真 :美しい塩田場】
【被災前の写真 : 海水を自然とともに作り上げる塩田塩 】
【写真 : 出来上がった塩は「安心・安全な塩」となります。支援いただいた支援金は以下のように使用します。
資金の使い道
(1)大破した大型重機ユンボの支払い
(2)リターン品 : 商品の購入費および送料
(3)広報宣伝費用今後のスケジュール
今後のスケジュール
3月下旬 クラウドファンティングの開始を告知
4月初旬 クラウドファンティングの開始
5月下旬   クラウドファンディング終了
6月〜7月 リターン品の発送最後に
震災にあわれている多くの方がいる中で、二次災害とはいえ復旧支援をすべき側が、ご支援をお願いすることは心苦しいのですが、私達ができる現地での作業を止めることなく、能登の一日も早い復興のお手伝いをさせていただきたいと思っています。
重機の操作や、現場での経験による作業は長年土木業を営んでいる私達の使命だと思っています。どうぞ、お力を貸してください。

ツジ商事 一同

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