旅行者の記憶に残る”地域との出会い”を。電子クーポンサービス「OMIYAGe-gift(おみやげイーギフト)」を通じて地域活性化へ取り組むエイキュウリンクスの挑戦

2025.01.14 09:00
地域が抱える「課題」と旅行者が感じる「不便さ」。この両者を結びつけ解決する方法を模索してきたエイキュウリンクス株式会社は、2013年の創業以来、「人と地域を繋ぐ」をテーマに掲げ、観光地と地元飲食店等を連携する事業を展開してきました。その中で生まれたのが、QRコードを活用した電子クーポンサービス「OMIYAGe-gift(おみやげイーギフト)」です。
全国約500店舗以上で利用できるこのサービスは、旅の利便性を高めるだけでなく、地域経済にも新たな活力を吹き込んでいます。本ストーリーでは、エイキュウリンクスが歩んできた約12年の挑戦と、地域活性化への情熱について創業者である代表取締役社長の永井に話を聞きました。
はじまりは会社員時代に聞いたお客様の困りごと。企画から営業まで一人でこなし、飲食店を訪ね歩く日々
「創業者永井が会社員時代から常に意識をしていたのは『お客様の困りごとを解決する(不を解消する)』ということでした。ある仕事がきっかけでホテルに営業に行く機会がたびたびあり、支配人様に困りごとを聞いてまわりました。


その中で人手不足の中でお客様への対応に困っているというエピソードがあり、ホテルと地元飲食店の連携を促進することでホテル、地元飲食店、観光客三方良しのサービスを作れば、人と地域をつなぐことができるのではないかと考えました。」この着眼点が今のOMIYAGe-gift(おみやげイーギフト)の原型になります。


エイキュウリンクスが創業したのは2013年。当初は紙のクーポンやチラシを使い、ホテルと地元飲食店の連携を促進する事業を手掛けていました。当時はパソコン1台で企画、営業、事務すべて一人で行っていました。福岡市内の飲食店を一軒一軒回ったときは門前払いされたり、時には怒られてしまったりと大変でした。しかし理解してくれる方も増え、お店の方の開業時の想いや提供している料理などのこだわりを聞いていると、ますます「人と地域を繋ぎたい」という想いがあふれ、仕事の原動力となりました。
※創業時のクーポンとチラシ
発行が増えるとクーポン管理が複雑に。効率的に運用できる電子クーポン「eチケットサービス」を提供
加盟飲食店が増えてくるとそこからはあっという間に加盟ホテル、飲食店が増えてきました。しかしクーポンの発行枚数が増えるにつれて、複雑になったクーポン管理にホテルと飲食店が不便を感じるようになり、クーポン管理の効率化が求められるようになっていました。


そこで2017年、創業者の永井は、「地域と観光客をつなぎ、もっと多くの人に利用してもらうためには、時代に合わせた変革が必要だ」と、紙クーポンを電子化する決断をしました。
2020年には、自社開発の「eチケットサービス」を販売開始し、QRコードを活用した電子クーポンサービスへと進化させます。システムを開発するにあたり、特にこだわったことはユニバーサルデザインです。現在、ホテルや飲食店で働く人は年齢層の幅が広く、また外国籍の方も多くいますし、旅行を楽しむユーザーの年齢層も様々なので複雑な仕様ではなく、シンプルに使えるように設計しました。こうしてエイキュウリンクスは、アナログから電子へのシフトを遂げ、より効率的で利便性の高いサービスを実現しました。
観光客や出張者のニーズに応え、QRコードで手軽にお土産を購入できる「OMIYAGe-gift(おみやげイーギフト)」の開発へ
「eチケットサービス」はさまざまな種類の電子クーポンを低コストで発行できるサービス。旅行業界以外の自治体でも展開が進み2022年10月には、2年で累計発行数が45万枚を突破。さらに、9か月後の2023年7月には、累計発行数230万枚を超えるに至りました。


こうした進展を背景に永井は、2023年7月に「OMIYAGe-gift(おみやげイーギフト)」という新たなサービスの構想を打ち立てます。特に観光客や出張者から「旅行中に手軽にお土産を購入したい」「限られた時間を有効に使いたい」といった声が上がっていたことから、ユーザーの要望に応えるサービスとしてOMIYAGe-gift(おみやげイーギフト)が誕生したのです。


2025年の現在、OMIYAGe-gift(おみやげイーギフト)は全国展開され、導入店舗数はすでに500店舗に達しています。この電子クーポンは、ホテルでのチェックイン時に提供され、QRコードを読み取るだけでスムーズにお土産を購入できるシンプルな操作が特徴です。ホテルは宿泊特典やノベルティとして等さまざまな用途で活用しています。
OMIYAGe-gift(おみやげイーギフト)により、旅先での手軽なお土産の購入が可能に
「旅先で、もっと気軽にお土産を買えたら」──このシンプルな旅行者の願いに応えるべく生まれたOMIYAGe-gift(おみやげイーギフト)。エイキュウリンクスは、地域活性化のために、QRコードを活用した電子クーポンシステムを展開することで、旅行者と地域をつなぐ新たなサービスを築き上げました。
OMIYAGe-gift(おみやげイーギフト)の特徴
最大の特徴は、500円と1000円という、ちょっとしたお土産を買うのに最適な額面を、駅や空港といった観光の要所で利用できることにあります。QRコードによるシンプルな決済方法を採用しており、旅行者は紙のクーポンを持ち歩く煩わしさから解放され、旅の途中で簡単にお土産を購入できます。電子クーポンの即時利用が可能なため、「今すぐ」「簡単に」買い物を楽しめるのが、OMIYAGe-gift(おみやげイーギフト)の大きな魅力です。
駅や空港など旅の締めくくりに立ち寄る場所で利用可能
全国の観光スポットに広がるお土産店で、特に駅や空港といった旅の締めくくりに立ち寄る場所で利用できるOMIYAGe-gift(おみやげイーギフト)。旅行者は、「お土産を買い忘れてしまった」という焦りを感じることなく、移動の合間や旅の終わりに駅に立ち寄り、スムーズにお土産を購入できます。
電子化でコスト削減。店舗やホテル側の運用もスムーズに
OMIYAGe-gift(おみやげイーギフト)は、地域の店舗や観光地にとって欠かせない存在になってきています。紙のチケットから電子クーポンへの移行により、印刷や在庫管理のコストを大幅に削減し、ホテルでのチェックイン時に簡単に手渡しできる利便性を実現。
OMIYAG-eift(おみやげイーギフト)に込められた、旅行者と地域の架け橋になり、地元の店舗を支援したいという強い思い
地域社会と観光産業を結びつける取り組みの象徴となったOMIYAGe-gift(おみやげイーギフト)。旅行者が地元の店舗で気軽に買い物できる機会を提供し、地域全体に新たな活気をもたらしています。単なる買い物の手段にとどまらず、エイキュウリンクスが掲げる「人と地域、世界を繋ぐプラットフォームの創造」の一環として、旅行者の心に残る体験を通じて地域の魅力を広める役割も担っています。


「地域と観光客をつなぐ架け橋として、新たな価値を提供し続けたい」と語る永井。OMIYAGe-gift(おみやげイーギフト)の役割を単なる商品に留めず、地域を活気づけ地元の小規模店舗へ支援したいという強い思いが、このサービスの根底に流れています。
エイキュウリンクスは、持続可能な地域活性化の一翼を担っている
エイキュウリンクスは、OMIYAGe-gift(おみやげイーギフト)を通じて新たな価値を創出し、旅行者の消費を地域に引き込み、地域経済の活性化を力強く後押しします。また、地域と観光を結ぶ架け橋となり今や観光業界で欠かせない存在へと成長を続けています。


さらに、環境に配慮した電子クーポンの導入により、紙のチケットにかかる印刷や発送コストを削減。電子化の利便性を活かし、エコフレンドリーで観光地に優しいシステムを提供し、単なる電子化に留まらず、持続可能な観光促進の一翼を担い、未来を見据えた観光地支援を実現しています。
OMIYAGe-gift(おみやげイーギフト)で、地域社会と共に日本全体の観光業を盛り上げるため挑戦を続けていく
「旅先で地域の温もりに触れ、そこにしかない魅力を感じてほしいんです」と語るエイキュウリンクス㈱の代表、永井。その想いを胸に、すでに全国500店舗で利用可能なOMIYAGe-gift(おみやげイーギフト)のサービスのエリアをさらに広げ、利用者と地域をより深く結びつける次なるステージへ進み始めています。


OMIYAGe-gift(おみやげイーギフト)がもたらすのは、単なる利便性にとどまらない。ホテルでのチェックインや、地元店舗での買い物を通じて、旅行者の記憶に残る「地域との出会い」を創出し、旅先での体験に彩りを加える役割を担っています。


その一瞬の体験やコミュニケーションが次回の訪問やお土産をもらった方のその地域への興味関心へと繋がり、地域経済に新たな循環を生み出す──これこそが、OMIYAGe-gift(おみやげイーギフト)の本質的な価値です。


「他にないサービスで、旅行業界のナンバーワンになる」。このビジョンを掲げるエイキュウリンクスは、提携先であるホテルや旅行会社の運用効率を高め、顧客満足度の向上を追求することで、地域経済と観光業にさらに貢献していきます。同社の掲げるバリュー「挑戦」「利他主義」にも通じ、地域社会と共に日本全体の観光業を盛り上げるという信念がそこにはあります。


OMIYAGe-gift(おみやげイーギフト)は、エイキュウリンクスの挑戦と地域との絆が結実したものであり、その取り組みは日本の観光地を元気にする「未来への一歩」として、着実に進み続けていくでしょう。


【エイキュウリンクス株式会社について】
「課題解決により人々を笑顔に」をミッションに観光業界向けeギフトシステムを提供し、さまざまな課題解決に取り組んでいます。
会社名:エイキュウリンクス株式会社
代表者:代表取締役 永井 雅久
所在地:福岡市早良区西新1-9-2-2F
設立:2013年9月5日
事業内容:電子チケットの企画・開発・運営

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