マリン・エコラベル認証の真ほっけ開き 漁獲制限などで資源管理 1月13日(月)注文開始

2025.01.13 10:10
パルシステム連合会
日本最北端船泊漁協の資源管理型漁業を発信

パルシステム連合会(本部:新宿区大久保、理事長:大信政一)は1月13日(月)から、商品包材にマリン・エコラベル認証マークを表示したオリジナル商品「礼文島船泊の産直・旬の真ほっけ開き」の注文受付を開始します。原料のホッケは水産産直提携を結ぶ船泊漁業協同組合(北海道礼文郡、大石康雄組合長)が、取り過ぎずに育てる資源管理型漁業を実践し漁獲しています。

育てる漁業10年越しの成果
船泊漁協は2022年に水産エコラベル認証である「MEL(マリン・エコラベル)認証」を取得しました。商品へのマーク表示に必要である、原料を分別管理して流通加工させる「CoC認証」を2023年9月に取得しています。パルシステムではこれを受けオリジナル商品の包材へのマーク表示を準備し、このたび商品供給が実現します。

船泊漁協では2010年代、ホッケ漁獲量が最盛期の3割程度にまで減少したことで、資源管理型漁業へと舵を切りました。ホッケ産卵期である秋冬漁の自主規制や未成魚がかからないよう網目サイズを大きくするなど、10年以上にわたり対策を進め、漁獲量の回復とMEL認証取得に至りました。
▲船泊漁業協同組合の漁のようす
日本初の世界基準「MEL認証」
MEL認証は、持続可能な水産品を認証する日本発の制度です。水産資源の持続的な利用や環境や生態系の保全・管理に取り組む漁業や養殖業が認証されます。国際基準に適したエコラベルかを審査するGSSI(世界水産物持続可能性イニシアチブ)でも承認されており、世界基準の規格としても認められています。
▲1月から供給される「礼文島船泊の産直・旬の真ほっけ開き」背面にマークを表示
▼礼文島船泊の産直・旬の真ほっけ開き
▼MEL認証マーク表示を知らせるカタログ「産直365」
相互理解による持続可能な生産と消費
パルシステム連合会は2019年、船泊漁協と北海道漁業協同組合連合会(札幌市中央区、阿部国雄代表理事会長)の3者で産直提携を締結しました。住民がいる日本最北端の離島である礼文島は、ロシア国境に位置します。領海や排他的経済水域の観点からも、島での漁業操業の存続は国にとっても重要な課題です。

パルシステムは、環境保全、資源管理型漁業を推進する船泊漁協を応援するため、ホッケやタラ、ウニなどの商品取引をはじめ、利用者と漁業者の交流の場を設けるなど島の漁業への理解を深めてきました。漁協のみなさんは礼文島から関東各地の利用者の元を訪れ、「浜の母さん料理教室」として、産地の魚介をおいしく食べる調理法や守り育てる漁業の現状などを伝えています。
▲2024年度パルシステム神奈川開催
▲2023年度パルシステム山梨 長野開催

▼2024年度パルシステム神奈川 「船泊浜の母さん料理教室」を開催しました
▼2023年度パルシステム山梨 長野 船泊からやってくる!浜の母さん料理教室(山梨 長野)
▼礼文島最北端の漁師の仕事を動画で紹介
全国漁業者とのタッグで魚の魅力伝える
パルシステムは2009年、水産方針を策定し、海の環境保全や国内水産業再生を目的に水産業・漁業者と連携して水産の産直を進めてきました。方針には「日本の魚食文化を大切にする」ことも掲げ、漁業者と消費者の相互理解や交流を通じた食育活動も推進してきました。

2024年度は、日本の水産業を応援する「
」キャンペーンを展開し、魚食のアイディアや魚の豆知識、水産業に関わる人たちのメッセージなど伝え、見て、知り、食べ、楽しむ提案をしています。

北海道から沖縄まで、全国15の水産産直産地には、利用者をはじめ配送現場などの職員が訪問し、生産現場の視察や体験、交流を通して水産業の現状を体感しています。生産者もグループ内地域のイベント会場まで足を運び、産地での資源管理型漁業のようすや魚介類の特徴、地元ならではの食べ方などを伝えています。

パルシステムはこれからも、全国の漁業者と利用者とともに持続可能な水産業を目指し、魚食文化を大切にしていきます。
パルシステム生活協同組合連合会
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6 、理事長:大信政一
13会員・統一事業システム利用会員総事業高2,541億円/組合員総数173.5万人(2024年3月末現在)
会員生協:パルシステム東京、パルシステム神奈川、パルシステム千葉、パルシステム埼玉、パルシステム茨城 栃木、パルシステム山梨 長野、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡、パルシステム新潟ときめき、パルシステム共済連、埼玉県勤労者生協、あいコープみやぎ
HP:
2025年は国際協同組合年です

あわせて読みたい

“農政の憲法”改正でどうなる 生協6グループが学習会
PR TIMES
プロに聞く野菜の手軽な取り入れ方 オンライントークイベント12月5日(木)
PR TIMES
いつもの朝食プラス「Y1000」でウェルネスライフ。管理栄養士が奨める新習慣!
antenna
12/5(木)から グローバル鮨レストラン「Aburi TORA」 と、東北の水産業団体「FISHERMAN JAPAN」が、初コラボする「冬の三陸フェア」を開催!
PR TIMES
「漁村」に行って海の恵みを堪能しよう!バラエティ豊かな「海業」を展開する漁港を紹介
TOKYO FM+
【老舗茶舗 京はやしや】期間数量限定で和生菓子「いちご琥珀餅」販売
PR TIMES Topics
「ぶり漬け丼」「さわら切身」などで能登を支援 石川県で魚津漁協と産直会議
PR TIMES
恩納村コープサンゴの森連絡会 全国豊かな海づくり大会で「環境大臣賞」受賞
PR TIMES
期間限定パッケージ「パックごはん」で米消費を後押し
PR TIMES
パシフィコ横浜に産地・メーカーが集合  宅配利用者と直に交流 11月16日(土)〔神奈川〕
PR TIMES
消費者目線で栽培から出荷を確認 微生物農法実践産地「沃土会」〔埼玉〕
PR TIMES
宇都宮市で大試食会 メーカー・産地約45社が出展 11月9日(土)〔茨城 栃木〕
PR TIMES
稲城で「物流・ITおしごと体験」 宅配の裏側知ろう 11月2日(土)4日(月祝)
PR TIMES
12月「物流・ITおしごと体験」 食品ロス削減やSDGsとのつながり体感 12月7日(土)
PR TIMES
有機の魅力を直に体感 「ぐんまオーガニックフェスタ」12月7日(土)
PR TIMES
人参や芽キャベツの収穫体験  高崎市の畑で 12月14日(土)〔群馬〕
PR TIMES