国際協同組合年に組織超え研修 新卒3年目の38人参加

2025.01.21 14:10
パルシステム連合会
協同の力発揮し「未来の仕事」考える

パルシステム生活協同組合連合会(本部:新宿区大久保、理事長:大信政一)は1月18日(土)、グループの10組織と4つの生活協同組合の若手職員がともに、自組織で働く意義や使命などを語り合う研修を開催しました。国内新卒者の離職が3割超となる3年目に、生活協同組合の一員として、2025国際協同組合年から始まる「未来の仕事」を考えました。

同じ生活協同組合の違いと特徴を伝え合う
新卒3年目研修に参加したのは、パルシステムグループの会員生協と子会社で働く新卒3年目の職員30人と、関東地方と沖縄県で活動する4組織で働く8人です。パルシステムグループ以外からは、日本生活協同組合連合会(渋谷区渋谷、土屋敏夫代表理事会長)、生活協同組合コープみらい(さいたま市南区、熊崎伸理事長)、生活クラブ生活協同組合・神奈川(横浜市港南区、篠崎みさ子理事長)、生活協同組合コープおきなわ(浦添市西原、古堅忠司理事長)の若手職員を招きました。

ゲスト生協の職員は、それぞれの業務内容やお気に入りの商品、趣味など笑いを交えて紹介し、場を和ませました。各生協の事業内容や役割、組織の理念や社会貢献活動などもプレゼンし、相互の理解を深めました。

パルシステムグループの職員は、事前に8つのグループに分かれて組織の特徴をまとめ、ワークに加わったゲスト生協の職員に紹介しました。「同じ生協でも宅配事業に特化し、利用のある週のみ訪問するアプリ完結型の配達形態がある」「生産者と利用者、配達担当者が産地や地域で積極的に交流し、お互いの距離を近くに感じている」「産直産地の原料を使用したオリジナル商品の開発に注力し、利用者の支持を得ている」など、各職員が感じているパルシステムの良さを伝えました。

ゲスト職員もプレゼンで伝えきれなかった事業や活動を紹介し、それぞれの組織の特徴を理解し合いました。3年目に感じている仕事の壁と解決方法、これから力を入れたい業務や趣味なども語り合い、地域や事業、商品の違いなどはあるなかでも、同じ生活協同組合で働く職員同士の視点を共有しました。
▲ゲスト職員にパルシステムの特徴を紹介
組織間連携で地域に広げる生協の共通目的
グループワーク後半は、それぞれが感じる社会的課題を伝え合いました。営業や配達で訪問する地域で目の当たりにする少子高齢化、人手不足、物価高騰の影響など、自分たちの仕事に直結している課題を改めて確認しました。この話題を受け、お互いの生協が連携することで実現できる新たな事業や活動のアイデアを出し合いました。

「燃料高騰や人手不足を解消するため、同じ地域内で宅配事業を展開する生協がセンターやトラックを共有し商品を一緒に届ける」「共有のセンターに災害時用の防災用品を備蓄し、有事に地域住民に提供する」「配送トラックに同乗すれば、業務効率化の工夫を相互に学び合える」など、直面している課題にすぐにでも対応できそうな意見が出されました。

さらに「安全性担保や環境負荷軽減に配慮した商品を開発し届けていることが、若い世代に伝わっていない」「生協そのものを認知していない人が地域内にまだ多くいる」など、日々の業務で感じるこれらの状況を踏まえた意見もありました。

「商品の品ぞろえや価格帯、特徴などを紹介できる合同の試食イベントの開催をすれば、生活協同組合の理念を伝えながら、未来の利用者に最適な生協を選んでもらえる」「同じ会場に各生協の職員や利用者が集まることで交流も生まれ、より地域に生協を知ってもらえる機会を作れる」など、組織は違っても、ワンチームの関係性で認知を広げたいとの声もありました。
▲生協間コラボで実現したいアイデアを発表
参加者からは「今回の経験と関係性を大切にし、将来一緒に、何かの形を作れると嬉しいです」「『生協同士は親戚』とのキーワードも出ました。同期は3年間を共に乗り越えてきました。これからも一緒に頑張っていきたいです」など前向きな感想が出され、生協間連携による研修の成果を聞くことができました。

パルシステムはこれからも、協同組合の力を連携し、より良い社会を目指していける職場づくりを推進します。
▲研修に参加した新卒3年職員38人
パルシステム生活協同組合連合会
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6 、理事長:大信政一
13会員・統一事業システム利用会員総事業高2,541億円/組合員総数173.5万人(2024年3月末現在)
会員生協:パルシステム東京、パルシステム神奈川、パルシステム千葉、パルシステム埼玉、パルシステム茨城 栃木、パルシステム山梨 長野、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡、パルシステム新潟ときめき、パルシステム共済連、埼玉県勤労者生協、あいコープみやぎ
HP:
2025年は国際協同組合年です

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