2024年度末に、日本としては初となる人工衛星による宇宙バイオ実験プラットフォームの実証実験を実施します。現在、人工衛星を用いて宇宙でバイオ実験を行い地球にサンプルを持ち帰るシステムは世界中で開発が加速しているなか、世界で初めての実証を成功させることを目指します。▼はじめに
私たちは、2024年度末に日本としては初となる人工衛星による宇宙バイオ実験プラットフォームの実証実験を実施します!
「宇宙でのバイオ実験は、新薬の開発や老化や長寿の研究など人類の発展に貢献するものです。」
宇宙での実験は、地上研究だけでは解決が難しい老化の研究や健康長寿の研究に成果をあげつつあり、社会課題に対してイノベーションを生みだす場となることが期待されていますが、現在は国際宇宙ステーション(ISS)という限られた場所でしか実施できていません。その国際宇宙ステーションも2030年には退役することが決まっています。
私たちは、日本独自の人工衛星を用いた宇宙バイオ実験のプラットフォームを構築し、宇宙ステーションに頼らない実験の場を提供することを目指しています。
現在、人工衛星を用いて宇宙でバイオ実験を行い地球にサンプルを持ち帰るシステムは世界中で開発が加速しているなか、私たちは世界で先駆けて自動実験装置である汎用バイオ実験システムを用いて軌道上で運用し、サンプルリターンによって地上に帰還する実証を成功させることを目指します。
なぜ私たちは微小重力環境でバイオ・医療・農業の未来を探求するのか?
微小重力環境でしか起こらない現象が、新薬の開発や新しい物質の生成を可能とする可能性があることからです。つまり、「持続可能な未来へ、宇宙からの挑戦にあなたのサポートがカギとなります!」
どうして宇宙環境が地球の社会的課題解決に役立つのか?
宇宙では筋肉の衰えや、骨密度の低下など、老化的現象が加速度的に進むため、老化研究に最適である可能性があり、老化の抑止、健康長寿の実現に貢献できるからです。
どうして宇宙の微小重力環境が新たな知見と技術を生み出すのか?
微小重力環境では、比重の違う物質が良く混じりあったり、地上では再現の難しい重力の掛からない環境を実現できるため、重力下では発生しない新しい現象の発見や、新しい素材や原材料を生むことができるためです。
「微小重力で広がる未来の可能性を、あなたと共に創る持続可能な世界を創ります!」
なぜ私たちは宇宙バイオ実験室を立ち上げるのか?
宇宙でのバイオ実験は、新薬の開発だけでなく、老化研究や長寿研究による社会課題の解決に貢献することができるためです。そして、人類の宇宙進出に必要なインフラとなるためです。
なぜ技術の力を社会的なインパクトにつなげることが重要なのか?
人類が新たな時代を切り開いた瞬間は、常に技術の革新が起こった時でした。技術には、社会課題を解決し、人々の生活や人生を豊かにしていく力があります。
「新しい技術を生み出し、私たちがより良い未来を切り開くために、あなたの支援が必要です。」
▼このプロジェクトで実現したいこと
私たちは、宇宙バイオ実験プラットフォームの実証実験として、自動実験装置であるMicro Bio Space LAB(以下、MBS-LABと呼びます)を人工衛星に搭載し、宇宙(低軌道上 高度300㎞~500㎞)で全自動でバイオ実験を行う装置の駆動実験を行い、地上に帰還する実証をすることが目標です。
株式会社IDDKの宇宙バイオ実験装置「MBS-LAB」は、最小サイズが1Uサイズ(1U=10㎤ 1kg)以下で顕微観察と培養チャンバー、制御マイコン(Raspberrypi)を駆使したバイオ実験を行うことができるシステムです。宇宙(低軌道)で微小重力環境での数時間~数か月の実験を行うことができ、予め作成した実験レシピ(プロトコル)を使い、自動で実験操作を行い、宇宙での取得データを地上へ伝送することができます。
最終的にサンプルリターン技術により、地上へ帰還し実験サンプルを回収することができます。
宇宙バイオ実験の実験レシピの作成から、自動実験装置の設計、開発、人工衛星への搭載、打ち上げ、軌道上運用、サンプルリターン及びサンプル回収まで、一貫してIDDKでサポートするワンストップサービスを展開します。
宇宙バイオ実験のステップは以下のような段階に分かれます。
この度、実証実験を行い、2025年度からのサービスを開始を目標に捉えています。実験の高度化のための要素技術開発も並行して行い、対象となる実験を拡大していく計画です。▼プロジェクト立ち上げの背景
~2021年コア技術であるMID技術の開発及び製品化
GUAIS1stの開発、販売
Cellanyの販売開始
AminoMEの開発、販売
2021年 MID技術の宇宙展開の構想を開始
2021.08 CNET Japanのインタビュー記事で将来的な宇宙の展開を語る
https://japan.cnet.com/article/35174556/
2021.11 IDDKとElevationSpaceが協業開始を発表
2022年 宇宙バイオ実験の事業化、宇宙搭載機のコンポーネント開発開始
2022.09 Starbustの航空宇宙特化のアクセラレーションプログラムに採択
2022.10 JAXA第8回研究提案募集(RFP)に採択
2022.11 北海道科学大学と共同研究締結
2022.12 英国Space Forge社との業務提携を締結
2023年 宇宙バイオ実験プラットフォーム開発、北海道での宇宙機開発を開始
2023.01 Singapore Space & Technology Ltd.と戦略的提携
2023.04 『宇宙兄弟』伊東せりか宇宙飛行士からのインタビュー記事が掲載
https://note.com/warpspace/n/n5572c6d0a31a
2023.08 アラブ首長国連邦のMBRSCと戦略的提携の締結を発表
https://uchubiz.com/article/new25911/
2023.08 宇宙空間向けの超小型細胞培養モジュールを開発を発表
2024年 実証実験機の開発、神戸にバイオラボを設立
2024.03 Biockに宇宙バイオ実験分科会を設立、キックオフイベントを開催
2024.05 IDDKが構築中の宇宙バイオ実験プラットフォームを利用することを目的した、金沢大学を中心とした共同研究グループの研究課題が宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙環境利用専門委員会の公募事業に採択
「2024年度末に実証機の打ち上げを予定!」
▼実証機について
筐体
・サイズ/重量:200㎜(W) x 100㎜(D) x 83㎜(H) /<2kg
・素材:アルミニュウム
実験システム
構成内容
・Raspberry Pi Zero 2W ×1
・Power&COMboard ×1
・MIDーboard ×1
・MicroPump ×2
・MicroPump cover ×1
・MIDーChamber ×1
・LED light ×1
・Liquid Tank ×1
実験レシピを使い、自動で顕微撮影や流体を操作するシステムです。
実証パートナー:ATMOS Space Cargo
MBS-LABが搭載される衛星のイメージ
▼資金の使い道
2024年度末に打ち上げを予定している宇宙バイオ実験機器の機能実証とサンプルリターンの実証実験に関わる費用として使用させて頂きます。▼想定されるリスクについて
目標金額を達成した場合でも、ロケット打ち上げ状況などにより実験を延期せざる得ないと判断する場合があります。また、打ち上げを実施したとしてもあらゆる条件からミッションを完遂できない場合もあります。万が一実験を延期またはミッション未遂の場合であっても実験自体は実行し、活動報告での報告、リターン(返礼品)の履行は必ずいたします。▼リターンについて
*下記リターンはイメージ画像になります。
・報告書(PDF)
・ステッカー*
・MIDチップを埋め込んだ特性キーホルダー
・HPにSpecial Thanks Credit 掲載
・IDDKメンバーTシャツ*
・実証機筐体*への側面に個人様のお名前記載(文字数は漢字8文字以内) *原則、ご本名とさせて頂きますが、本名以外の通称、俗称も可能です。ただし、公序良俗に反すると当社で考えるものについては修正をお願いすることがあります。
・先行販売AminoME カバ桜バージョン(シリアルナンバー入り)*