ロボタスネット株式会社は「働くひとの腰を守る」をコンセプトに、製造現場や介護の現場、農作業などへの従事者に腰の負担を減らすサポートをしています。
当社が提供している作業者の腰を守る専門情報サイト「アシストスーツの窓口」は、労働災害防止のニーズに応えるため、腰痛対策だけでなく、転倒予防を含む包括的なサポートを提供するようになりました。最新の国の動向や補助金制度を活用し、従業員の健康と安全を守るための企業の取組を強化しています。
このストーリーでは、設立以来進化を続け、労働災害の防止と健康管理のための包括的なサポートに事業を拡大した「アシストスーツの窓口」の取り組みとその経緯についてご紹介します。
従業員の健康と安全を守る「アシストスーツの窓口」の進化と成長
アシストスーツの窓口は、2020年春頃から始動しました。当社はそれまで腰痛予防と対策に注力し、製造業や介護施設の現場に対して作業姿勢と動きの講習や腰痛予防に関する講師活動を行ってきました。
2020年からは、アシストスーツの窓口として、より広範な労働災害防止策を提供するために事業を拡充し、現在では腰痛対策だけでなく、転倒予防を含む労働災害防止策を提供できるようになっています。これにより、従業員の皆さんの健康と安全を守るための総合的な支援を行なっています。
さらに、企業ごとの具体的なニーズに応じたソリューションを提供することで、労働環境の整備に貢献しています。設立以来、私たちは多くの企業や施設と協力し、腰痛対策のためのアシストスーツやその他の省力化機器の導入を支援し、その効果を実感していただいています。
ある介護施設では、アシストスーツの導入により、職員の腰痛発生率が大幅に減少し、業務効率も向上しました。このような成功事例を通じて、私たちの取り組みが実際に現場で効果を上げていることを確認しています。
多様化する労働環境の課題に対応するため、労働災害防止の包括的サポートを提供へ
現在、アシストスーツの窓口では、腰痛対策だけでなく、転倒予防を含めた労働災害防止のための包括的なアプローチを採用しています。この拡大の背景には、様々な業界から寄せられる要望や労働災害の実態がありました。保健衛生業の他に製造業や建設業などでも腰痛や転倒といった労働災害が多発しており包括的な対策が必要とされてます。
腰痛は年齢を問わず発生し、転倒は中高年者や女性の労働者に多く発生しているという国内での事実があり、腰痛対策だけではなく転倒予防のための対策も併せて提供する必要性が浮き彫りとなっています。
このような現場の声やニーズに応える形で、当社は腰痛対策にとどまらず、転倒予防やその他の労働災害防止のための包括的なアプローチを導入することを決定しました。
これにより、より多くの業界や企業が直面する労働災害の課題に対して、効果的なソリューションを提供することが可能となりました。
具体的には、アシストスーツの導入支援に加え、従業員の体力チェックや運動指導、省力化機器の提案など、多角的なサポートを行うことで、労働災害の発生リスクを低減します。これは従業員の健康維持と労働環境の改善を同時に実現しています。
さらに、最新の国の動向や補助金制度を活用し、企業が従業員の健康管理に注力できるよう支援しています。例えば、エイジフレンドリー補助金を活用して、企業が従業員の体力チェックや運動指導を行うことで、高齢化する労働力の維持を図っています。このような取り組みにより、アシストスーツの窓口は企業のパートナーとして、労働災害防止と健康管理の両面からサポートを提供しています。
先進的な取り組みを通じて、企業の健康経営を支えるパートナーに
国もエイジフレンドリー補助金などを通じて、従業員の体力チェックや運動体操の指導に企業が注力するよう推進しています。当社は、この動きを先取りし、以前から取り組んできた体力チェックや運動指導のノウハウを活かして、さらに企業の健康管理を支援しています。
具体的には、従業員の定期的な体力チェックを実施し、その結果に基づいて個別にカスタマイズされた運動指導を提供することで、従業員一人ひとりの健康維持をサポートします。また、これらの活動は、労働災害の予防だけでなく、従業員のモチベーション向上や生産性の向上にも寄与しています。
例えば、体力チェックを通じて健康リスクを早期に発見し、適切な運動指導を行うことで、従業員が健康で働き続けることができる環境を整えています。また、これらの取り組みは、企業のブランドイメージ向上にもつながり、健康経営を推進する企業としての評価を高めています。このように、アシストスーツの窓口は、時流に乗った先進的な取り組みを通じて、企業の健康管理と労働環境の改善を支援しています。介護現場では、介護ロボットや移乗支援機器の導入により、腰痛や転倒などのリスクを低減し、職員の負担を軽減することが可能です。
これにより、介護の質の向上とともに、職員の健康管理が強化され、労働災害のリスクが低減されます。このような包括的なアプローチにより、アシストスーツの窓口は、企業や施設の健康経営を支えるパートナーとしての役割を果たしています。
専門知識を有するリーダーが最適なツールや機器をご提案
当社では、理学療法士と作業管理士の資格を有したリーダーにより、現場の腰痛対策から作業管理まで広い対応が可能です。
従業員の健康と安全を考え、アシストスーツのような腰部負担の軽減ツールの選定を各地の企業からの問い合わせに対応しています。
アシストスーツで解決しにくい内容については、そのほかの負荷軽減ツールを用いる提案も行っています。
企業の相談から実際の作業環境や従業員のニーズを確認した上で、最適なツールや機器を提案しています。このような現場重視のアプローチにより、効果的な腰痛対策を実現しています。
さらに、介護現場では、介護技術の修得と向上、ボディメンテナンスの啓蒙を行い、アシストスーツや移乗支援機器の導入から活用支援までサポートしています。施設職員が効果的に機器を使用できるよう、機器操作の習熟と日々の業務での活用を支援することで、腰痛予防と対策を強化し、労働災害を防止しています。
このように強力なリーダーシップの下、アシストスーツの窓口は企業の健康管理と労働災害防止のための包括的なサポートを提供しています。
NPO法人ロボットビジネス支援機構と連携。先進的で効果的なサポートを実現
当社は理学療法士ネットワークを有しており、NPO法人ロボットビジネス支援機構とのかかわりも深く、会員であるロボットメーカーや自動化支援機器のメーカーとも広い交流を進めています。
NPO法人ロボットビジネス支援機構との連携により、労働災害防止のための最新の研究成果や技術情報を常にアップデートし、企業に提供しています。これにより、アシストスーツの窓口は、企業の健康管理と労働環境の改善において、常に先進的で効果的なサポートを提供しています。
(設立時から参加しているロボットビジネス支援機構)
アシストスーツの選定においては、各メーカーとの密接な連携により、最新のモデルや技術を迅速に取り入れることができ、企業の具体的なニーズに応じた最適なソリューションを提供しています。
また、ネットワークを活用して、企業のニーズに応じたカスタマイズされたトレーニングプログラムやサポート体制を構築することができます。例えば、従業員の体力チェックや運動指導においては、各地域の理学療法士と連携し、専門的な指導を提供することで、企業の健康管理をサポートしています。
「専門家による従業員の体力チェックと運動指導コース」で労働災害の予防に寄与
当社は、腰痛予防の窓口のサービスとして「専門家による従業員の体力チェックと運動指導コース」を提供しており、企業へ展開しています。
このコースは、従業員の健康管理を強化し、労働災害の予防に寄与することを目的としています。
具体的には、専門家が企業を訪問し、従業員の体力チェックを行い、その結果に基づいて個別にカスタマイズされた運動指導を提供します。これにより、従業員一人ひとりの健康状態に合わせた適切な運動プログラムを実施し、腰痛やその他の健康リスクを低減します。
さらにこのコースでは、企業のニーズに応じたカスタマイズが可能であり、業種や職種に特化したトレーニングプログラムを提供することで、労働環境の改善に貢献しています。
さらに、従業員の健康管理を通じて、企業の生産性向上や離職率の低減にも寄与しています。
(補助金活用で企業負担を減らした取組が実現)
従業員の体力が向上することで、作業効率が高まり、生産性が向上します。
また健康状態が改善することで、従業員のモチベーションや職場への満足度も向上し、結果的に離職率の低減にもつながることが期待できます。
建設業界への包括的なサポートを実施
建設業界では、RXコンソーシアム 市販ツール活用分科会 アシストスーツワーキンググループに属し、建設メーカーでもなくアシストスーツメーカーでもない、カラダと作業、そしてアシストスーツの専門家として、建設業界の職人向けに適応可能なアシストスーツの選定や改良提案に取り組んでいます。
(アシストスーツWGへ参加している建設RXコンソーシアム)
例えば、建設現場の作業環境や作業内容から、職人や作業形態に合った最適なアシストスーツを選定します。
当社は、建設業界への貢献を通じて、職人の健康と安全を守り、業界全体の労働環境の改善に寄与しています。
ロボタスネット株式会社の詳細なサービス内容
アシストスーツの選定や導入支援に加えて、各種省力化機器の提案も行い労働者の負担軽減と労働環境の改善に貢献しています。
(包括的な腰痛対策支援を展開している腰痛予防の窓口)
従業員の体力チェックや運動指導を通じて、腰痛予防や転倒予防のためのトレーニングプログラムを提供しています。これにより、従業員が健康で働き続けることができる環境を整え、労働災害のリスクを低減します。
「アシストスーツの窓口」未来への展望
アシストスーツの窓口は、今後も労働災害防止のための包括的なサポートを提供し、企業の労働環境の改善に貢献していきます。従業員の健康と安全を考え、常に最新の情報と技術を取り入れたサービスを提供することで、労災ゼロを目指します。
(転倒・腰痛防止のヒントがわかりやすく掲載されている労災予防ナビゲーター)
さらに、企業とのパートナーシップを強化し、個別のニーズに応じたソリューションを提供することで、企業の成長と発展を支援します。また、新たな技術や研究成果を積極的に取り入れ、常に進化し続けることで、企業の健康管理と労働環境の改善に貢献していきます。このように、当社は企業の健康管理と労働災害防止のための包括的なサポートを提供し、労災ゼロを目指すリーダーとしての地位を確立していきます。
今後も、企業や施設との連携を強化し、最新の技術と情報を取り入れた効果的なソリューションを提供することで、労働災害防止と健康管理の向上に寄与していきます。
参考リンク:
まとめ:
アシストスーツの窓口は、設立以来、進化し続けることで、労働災害防止のリーダーとしての地位確立を目指していきます。
これからも企業と共に、従業員の健康と安全を守るための取り組みを続けていきます。
私たちは、労働災害の防止と健康管理のための包括的なサポートを提供し、企業の労働環境の改善に貢献しています。