「自分を出そうとすると他者とうまくいかない」「何をしても自分の心が納得しない」そんな生きづらさを抱えてきた私が試行錯誤して見つけた、人生をラクにするための視点や気づきをシェアしたい!2024年12月に向け、自主出版するエッセイ本のプロジェクトです。今、生きづらさを感じている人に届けたいです。
はじめまして!卯野たまご(うのたまご)です。
作家、手相家として活動しています。
手相の世界に足を踏み入れたのは18歳のとき。バイト先からの帰り道、手相家の”おじい”に路上でスカウトされたのがきっかけでした。これまでに5000人以上の手相を見て、手が発しているメッセージを言葉にしてお伝えしてきました。
また、2012年に漫画家・作家としてデビューし、手相や習慣をテーマにしたコミックエッセイ本を出版しています。
そんな私が、今回クラウドファンディングを通して挑戦したいことは……、
本の出版です!
「ええ⁉︎ でもすでにたくさん本を出しているんでしょ?」と、思われた方も多いと思います。そうですよね。
今回、みなさんの力をお借りしながら挑戦したいのは、ゼロから自分で本をつくる「自主制作本」の出版です。
具体的には、生きづらい自分の過去と向き合ったことからの気づきをまとめたエッセイ本をつくりたいと考えています。
どうして自主制作なのか。ここでお話させてください!
これまでたくさんの方の手を見てきました。そして、生きづらさを抱えている人とたくさん出会ってきました。
私は手相を見ている瞬間、その人の幸せだけを願いながら手からのメッセージを伝えています。お話が終わると、その人を取り巻く状況は何も変わっていないとしても、少し荷物がおろせたような、ラクになったような表情をされることがあります。
それは、その人の物事を見る視点が変わったからです。
たとえば、「子どもとの関係がうまくいかない」「必要以上に怒ってしまう」という方がいました。この場合「どうすれば怒らずにいられるだろう」と考えるとドツボにはまります。
私はこう聞きました。「あなたは、この悩みについて本当はどうしたいんですか?」
するとその方は少し考えてこう言いました。
「子どもに優しくしたいです」
これが、気づきです。
子どもに怒らないようにしなきゃと自分を縛るのではなく、子どもに優しくしたいという自分の気持ちに気づくこと。
これは悩みに対して、どう解決するかではなく、自分はどうしたいのかを考えるということです。言ったご本人も、「私、優しくしたかったんだ…」と驚いた様子でした。
現実は変わらなくても、「気づく」だけで世界が変わって見えることがある。
私はこれまで、こういった気づきや考え方を手相を通じた1対1の現場でお伝えしてきました。でも、これを本にまとめれば、より多くの人の人生をラクにできる手助けができるのではないかと思ったのです。
そのためには、手相を見るときと同じように、自分の言葉を100%そのまま本に詰め込みたい。
これが自主出版を決意した理由です。
「どうしてそんなふうに考えられるようになったんですか?」と聞かれることがあります。それは、私自身がずっと生きづらさを抱えてきて、なんとかラクに生きる方法はないか模索してきたからです。
小さい頃は特に同世代とのコミュニケーションがうまくとれず、小学4年生から不登校になりました。その後は、長く家にひきこもる生活が続きました。
家庭にも問題がありました。私は三姉妹の末っ子ですが、長女と父が精神的な病を抱えており、私が14歳のときに父は自死しました。家庭を支えるため母は不在がちで、子どもにかけられる時間がとても少ない環境で育ちました。大人になってからも、パートナーシップ問題や不妊など「まわりの人と自分は違う」ことに生きづらさを感じてきました。
「あなたはそのままでいい」
「自分の好きなことをやろう」
そんな言葉をかけられても、私の場合は、自分がやりたいように生きようとするとうまくいかないことだらけだったのです。
自分を出そうとすると、ほかの人とうまくいかない。
何をしても自分の心が納得しない。落としどころがわからない。
それってなんでなんだろう? と改めて考え始めたのがコロナ禍のころ。
作家デビューしてからずっと本づくりに没頭してきましたが、コロナ禍によるオンライン化で制作が手探りになり、意思疎通が難しくなっていました。一冊の本にかけたい熱量をかけきれず、打ち砕かれたような思いがあり、それまでコンスタントに出版させていただいていた本づくりから、少し距離を置くことにしたのです。
急にできた空白の時間。
それまで家族のこと、生きることだけを考えて生きてきた私にとって、初めて自分のことだけを考える時間が生まれました。これまで思い出しもしなかった(無意識に思い出さないようにしていた)幼少期の傷とも、正面から向き合うことになりました。
そして自分を愛することができない理由は「思い込み」にあると気づいたのです。
私は、この気づきを得ていく試行錯誤の過程を、noteのマガジンにまとめていくことにしました。そのマガジン名が、今回つくりたい本のタイトルにもなっている「たまごサンド」です。
時間をかけて自分と向き合っていると、「自分らしさ」が見えてきます。
そして自分がどうしたかったのかは変えることができなくても、自分がどうしたいかが見えてくるのです。
私は今どうしたいのか。
そこで出た答えが「卯野たまごとして本が書きたい」でした。
自主制作するエッセイ本『たまごサンド』は、noteマガジンで書いている気づきを大きく加筆修正したエッセイ、気づきを描いた描き下ろしマンガ、そしてこれまで語ってこなかった家族のことなどについての書き下ろしエッセイで構成します。
▼マガジンに収録した、多くの「スキ」をいただいたエッセイ
エッセイ『たまごサンド』はこのような人に届けたい本です。
・生きづらさを抱えている人
・今より生きやすくなりたい人
・自分らしく生きたいと思う人
・人生を変えたい人
・自分を愛したい人
ここまでの文章を読んでいただいて、「私も同じように生きづらさを抱えている」「大切な人の生きづらさに寄り添いたい」と感じている方に、ぜひ読んでいただきたいです。
本を自主制作するにあたり、チームとなる編集さんとデザイナーさんも自分でお声がけをしました。
編集は、WEBマガジン
を担当いただいた宮島さん。
デザインは、卯野たまごの
を制作いただいた河崎さん。
おふたりとも、編集とデザインという領域で活動されていますが、書籍のお仕事は初めて。私も自分で本をつくるのは初めてなので、初めての人と初めてのチャレンジができることを楽しみたいと思ってお声がけしました。
また、当初はクラウドファンディングを行うことを考えていませんでした。
知人に本をつくりたいと思っていると話したときに「ひとりでがんばるんじゃなくて、みんなで本をつくるのがいいんじゃない?」と言われ、「みんなで本をつくる」という言葉にものすごく惹かれ、初めてのクラファンに挑戦することにしました。
家族、学校、友人関係、仕事……これまで人と何かをするということをことごとく避けてきた人生でした。でも、そこから抜け出したい。「みんなとつくる」ということ自体が、自分にとって大きな挑戦であり、今いちばんやりたいことです。
今回は、出版にあたり150万円を集めたいと思っています。
用途は以下です。
・印刷製本費
・制作費(執筆、編集、デザイン、校正など)
・発送費
・クラファン手数料
目標金額を達成して、ネクストゴールを目指す際には、支援してくださったみなさんに還元できるように本の装丁や増ページ、出版イベントの開催なども企画しています。
本の出版は2024年12月予定。
年末年始ごろにみなさんのお手元に本をお届けできるように動いています。
みなさんのお力をぜひ貸してください!
これまで手相を通して、たくさんの人の人生を真剣に応援してきました。
本気で相手の幸せを願い、言葉をかけ続けてこられたのは、自分自身が生きづらさを抱えていたからだと思っています。
自主出版するエッセイ本『たまごサンド』は、私自身の幼少期からのバックグラウンドを初めて綴る本です。家族問題、貧困、精神の病、父親の自死、不登校、ひきこもり、パートナーシップ問題、不妊……など、自分のことをすべて書きたいと考えています。
自分の生きづらさとどう向き合い、どう視点を変えることでラクになったのか。
気づくだけで、私も日々も再生していく。
同じように生きづらさを感じている、ひとりでも多くの人に本が届きますように。私の初めてのチャレンジを、ぜひ応援してください!