廃漁具から生まれたアップサイクル絵馬「UMI-EMA(ウミエマ)」をフィッシャーマンジャパンと共同企画

2025.08.08 10:01
株式会社REMARE
2025年7月21日より住吉大社で販売
Photo by Ryuhei Oishi

海洋プラスチックのアップサイクルに取り組む株式会社REMARE(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:間瀬雅介、以下:REMARE)は、一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン(本社:宮城県石巻市、以下:フィッシャーマン・ジャパン)および住吉大社(大阪府大阪市)とともに、廃漁具をアップサイクルしてつくる絵馬「UMI-EMA(ウミエマ)」を共同企画しました。

「UMI-EMA」は、2025年7月21日「海の日」より住吉大社での販売を開始し、売り上げの一部は海洋保全活動へ寄付いたします。


【海の課題に祈りを込めたアップサイクル絵馬「UMI-EMA」】
「UMI-EMA」は、役目を終えた漁網などの廃漁具を原料とし、再生素材から生まれた絵馬です。海や海の生き物たちが抱える課題を象徴する存在として制作されました。REMAREは独自の技術でアップサイクルし、絵馬の素材を提供しています。
絵馬は通常奉納されますが、近年では記念品や縁起物として手元に残す人も増えており、UMI-EMAも海とのつながりを日常に感じるきっかけとなることを目指しています。
特設サイト:
絵馬のデザインには、海の生き物たちがそれぞれの“願い”とともに描かれ、手に取る人に気候変動・過剰漁獲・海洋ごみなど、海洋環境が直面する5つの課題について問いかけます。

【「UMI-EMA」で発信する5つの海の課題】
1.海洋プラスチックごみ(マイクロプラスチック含む)
海を漂うプラスチックごみは、ジンベエザメなどの海洋生物が誤って摂取してしまうなど、生態系に深刻な影響を与えています。
2.ゴーストギア(廃漁具)
投棄・流出した漁具が、ウミガメなどの海洋生物を傷つける要因となっています。
3.漁業と資源管理
クロマグロは過剰な乱獲により、2014年に絶滅危惧種に指定されました。その後、資源管理や漁獲削減の努力により回復傾向にありますが、持続可能な漁業に向けた取り組みが引き続き求められています。
4.海水温の上昇
気候変動による海水温の上昇は、サケの生育や養殖に影響を与え、海の生態環境に大きな変化をもたらしています。
5.磯焼け(海藻の減少)
気候変動などの影響で海藻が減少し、魚のすみかや産卵場である「海の森」が失われ、海の生態系の多様性が脅かされています。


本プロジェクトは、2024年に業務提携を結んだフィッシャーマン・ジャパンとREMAREが、海の未来を考える企業連合「ブルーオーシャンイニシアチブ(BOI)」に参画し、10社を超える企業の方々と一緒に、一般の方々が海への意識を高めるきっかけや方法について議論を重ねた中で海洋保全につながる絵馬「UMI-EMA」のアイデアが誕生。社会全体を巻き込むムーブメントの創出を模索する中で、私たちは“絵馬”という日本の文化に着目しました。
そして、このアイデアに、海の神様を祀る神社として古くから航海や漁業に関わる人々の信仰を集める住吉大社が賛同したことで、「UMI-EMA」が実現することとなりました。
【海のごみを再生可能な資源に】
REMAREは2021年の創業以来、「海のゴミや海洋プラスチック問題、山に捨てられた漁業ゴミの実態を解決したい」という想いのもと、アップサイクル製品を開発・製造してきました。
廃棄プラスチック100%のアップサイクル技術を活かし、今回のUMI-EMAでも、廃漁具を再活用して絵馬を製作。従来の木材ではない、新たな形の絵馬が誕生しました。
海に漂うプラスチックは、「ゴミ」や「環境汚染」の象徴として、負のイメージに捉えられることが少なくありません。
しかし、私たちの身の回りには多様なプラスチックが存在し、現代社会に不可欠な素材となっています。
REMAREは、こうした廃プラスチックを“再生可能な資源”と捉え、今回の絵馬や建材、インテリア製品として「燃やさず、埋め立てず、社会に貯蔵する。」という考え方をもとに、資源の新たな可能性を広げています。
素材の特性を活かしたものづくりを通じて、脱炭素社会への貢献と環境を想う様々な課題への取り組みに向き合ってまいります。


【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社REMARE
代表取締役 :間瀬 雅介

名古屋オフィス:愛知県名古屋市昭和区鶴舞一丁目2番32号(STATION Ai内)
三重工場 :三重県伊勢市朝熊町3-8
URL :
Instagram :
お問い合わせフォーム:

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