消えゆく前に、未来へ残す。日本全国の建物・文化財を最新技術と3Dスキャンで守る“文化アーカイブ”を始動します!

2025.05.30 13:00
イズツヤ
文化こそ日本の“眠れる油田”。次の100年へ継承するための事業。
■文化は「記録」ではなく「継承」する時代へ
地震、火災などの自然災害、老朽化、そして継承者がいないことによる記憶の風化--。
いま日本各地の貴重な歴史ある建物・文化財・伝統が、静かに、しかし確実に姿を消しつつあります。
私たちはいま、ただ“記録する”のではなく、未来で“再び出会える”形で残す使命に向き合っています。

その一つの答えが、多次元・複合データのアーカイブです。

多次元:動画、写真や文章のみではなく、3Dデータによる立体情報もアーカイブ。
複合データ:単一データ(例えば写真だけなど)のみのアーカイブでなく多角的な様々なデータを複合してアーカイブ。

特に立体情報である3Dデータ化をすることで、2次元情報のみでは抜け落ちていたデータを補完し、例えば3Dプリンターなどですとイメージがつきやすいと思いますが、将来の復元をより容易にすることができます。
■「文化は資源」-- 見直される日本の宝を、3Dで守り還元する
文化は過去の遺物ではありません。
それは、次世代に引き継ぐべき“地域や個人のアイデンティティ”であり、未来の経済を支える資源にもなり得ます。

私たちは、文化を“データという資源”に変え、データの権利は正しい保有者にしっかりと帰属させた上で、幅広い活用の先を模索します。

・後世への保存
・教育・研究の教材
・観光・映像やゲームなどエンタメ領域への活用
・メタバース・VR空間への移植
など

多面的に「価値の掘削」を行い、文化の今までにない新しい収益の形を作り、権利保有者にしっかりと還元し、文化保存と継承に繋げていただける仕組みに繋げます。

IZUTSUYA Inc.が展開する3Dデータのプラットフォーム:
■技術で文化を守る:最先端のスキャニング技術と保存手法
当社では、既存のフォトメトグラフィーやレーザースキャンなども導入しつつ、より積極的に採用している3D技術は、昨今注目されるGaussian Splatting(ガウシアンスプラッディング)という革新的な3Dスキャニング手法です。
従来数百万円かかっていた文化財スキャンを、圧倒的低価格で、様々なシーンに活用できる高解像度再現を可能にします。もちろんまだまだデータの汎用性や修正などの柔軟性に課題はありますが、凄まじいスピードで進んでいるAI技術の発展に伴い、3Dのデータ形式もGaussian Splattingと既存のデータ形式の互換性や、様々なプラットフォームやツールでの横断的な使い勝手などが改善されていくことはすぐにやってくると確信しています。
デジタルツインと言われる領域が当たり前に使われる時代もすぐそこまで来ていると感じています。
当社で行なった建造物を点群データにて生成している最中の実例


また、当社ではL1レイヤーに独自で引いたブロックチェーン(プライベートチェーン)を活用することによって、データのアーカイブをより永続的かつ高いセキュリティで保存できる手法を採用しています。Web3領域も活用することで「100年後ではなく1000年後でも、今の時代をそのまま感じられて存在する文化のアーカイブ」を実現可能にすることを目指します。

参考記事:
■難しい撮影環境における実証実験例:伊勢崎神社
当社では建物含め、既に多くの文化財などの3Dスキャン、データ化を実施していますが、今回一般的に難しいと言われる3Dスキャニングの環境における実証実験として、群馬県伊勢崎市の伊勢崎神社様にご協力をいただきました。
全方位からドローン・高感度カメラを活用して撮影したデータから3D化を行いましたが、課題としては以下が挙げられました。

・周囲環境の影響:神社は市街地に位置し、周囲には様々な建築物が密接。背景ノイズが多く混在し、不要物の混入が生じました。
・植生による遮蔽:本殿の周囲を大きな木々が囲んでおり、視界が遮られるアングルが多数発生。
・気象条件の偏り:撮影日は天候が良すぎ、強い直射日光によって陰影が極端に形成され、情報欠損領域が多発。

新しい手法として、Gaussian Splatting点群データを断片的に複数生成し、そのデータを統合するツールを独自生成することで解決することができました。
※データが重たいため、PCで閲覧してください(モバイルだと途中でアクセスが途切れることがあります)。
まだ、データの重たさなど改善の余地が多々あるため、より汎用的に使えるデータにするべく改善を行って参ります。

参考記事:
■協力団体:Japan Culture SX Lab
文化は完全に消失した後に取り戻すのは極めて難しいです。今、瀬戸際に来ている文化の継承に同じ想いを持って継承者への支援や世界への情報発信など、様々な活動を実践するJapan Culture SX Labが当社の取り組みと協力体制を取っております。
HP:
メンバーや共感者も増えてきてこの取り組みの輪が全国に広がり始めています。

今データを残しておけば、百年千年後にも“体験できる”文化が残せる。それは、保存ではなく「継承」です。日本文化を大切な資源として残し、インフラ化していく取り組みに少しでもご興味を持ってくださる方は個人・団体問いませんので、お気軽にお問い合わせください。

ご一緒に、未来で“再び出会える”文化”を残しませんか?

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