都電車両リニューアルプロジェクト!都電(TODEN)を東京の新たな名物にしたい

2025.05.23 21:00
都電を運行している都営交通です。運行開始以来、地域に根差した路線として走り続けてきた都電。その魅力をより多くの方々に届けたいと思い、平成2年から運行している車両1両をドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治氏ご協力のもと、特別なデザインの車両へとリニューアルします。
皆様、都電荒川線をご存知でしょうか。東京に唯一残る都電として三ノ輪橋から早稲田までの12.2kmを結ぶこの路線は、高層ビルが建ち並ぶ東京の中で、どこか懐かしい下町情緒を今に伝える貴重な存在です。

都電荒川線は生活に無くてはならない交通手段として多くの地域住民の方々にご利用いただき愛されています。しかし私たちは、都電には日々の交通手段としてだけではない魅力がたくさんあると感じています。
独特な「チンチン」という発車音が耳に優しく響き、モーターの微かな振動が肌を撫でる。ゆったりとした揺れに身を預ければ、心までほぐれていく。窓の向こうには、季節ごとに表情を変える東京の街並み。都電に乗って流れる景色をぼんやりと眺めれば、きっと忙しない日常をひととき忘れ、静かに心が満たされていくはず。
忙しく時間が流れる現代の東京において、今こそ都電の魅力をもっと多くの人に知ってほしい。そこで私たちが挑戦するのが、平成2年から運行している都電の車両1両をリニューアルし、日々の交通手段だけではなく、観光目的で楽しみながら移動できる空間へと生まれ変わらせる『都電(TODEN)車両リニューアルプロジェクト』です。
本プロジェクトを通じて、都内の皆様はもちろん、東京を訪れる方々にも都電での”小さな旅行時間”をご提案します。
本プロジェクトのデザインは、JR九州「ななつ星 in 九州」などで知られる、ドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治氏にご協力をいただきます。車体の色には昔の都電を彷彿させる山吹色を採用し、車内には木材を豊富に使用します。
かつて都電が都内を縦横無尽に走り活躍していた頃の世界感を一部継承しつつ、新たな風を吹き込むデザインに様変わりする予定です。
車両のリニューアル後は、日常と非日常を両立できる「デュアル運用」に挑戦します。日常的な利用はもちろん、イベント開催時などには特別な空間としても活用できる車両を目指しています。
例えば、車内に簡単に取り付け可能なテーブルを設置し、イベントスペースとして活用するなど、様々な使い方ができるよう設計を進めています。
完成後は、日常利用の方も観光で東京を訪れた方々にも都会の喧騒を離れ、ゆっくりと流れる時間を楽しみながら、東京の新たな一面を発見していただけるはずです。
今回のクラウドファンディングでは、“都電を愛する皆様と作り上げていく電車”をテーマに、『都電(TODEN)車両リニューアルプロジェクト』ならではのリターン(返礼品)を準備しました。水戸岡氏デザインのグッズのほか、2026年春の運行開始に合わせた「お披露目式へのご招待(テープカット参加、支援者限定撮影会、ファーストラン乗車)」などもございます。
都電の歴史は、交通局の前進である東京市電気局が開局した明治44年に遡ります。最盛期であった昭和18年度には、一日193万人のお客様が利用され、系統も41系統を数え、都電が都内を縦横に走っていました。現在は三ノ輪橋~早稲田間を走る荒川線のみが存続しており、東京に残った唯一の都電として、今もなお地域住民の日常生活に密着した存在として親しまれています。
都電は戦後の東京における代表的な輸送機関として活躍し、昭和30年度には一日約175万人のお客様に利用されていましたが、その後訪れたモータリゼーションの進展により自動車が軌道敷内に乗り入れるようになり、路面電車としての輸送機能が著しく低下しました。こうした中で、都電の経営状況は悪化していき、順次、計35系統181㎞の路線を廃止しました。
路線が順次廃止される中でも、27系統の三ノ輪橋~赤羽間及び32系統の荒川車庫前~早稲田間については、路線の大部分が専用軌道であり、無公害な交通機関であること、代替バスを運行できる道路がないこと等の理由や、沿線住民をはじめ、都民から路線存続の強い要望もあったことから、併用軌道部分である王子駅前~赤羽間のみを昭和47年11月に廃止し、残りの区間を昭和49年10月1日から一つの系統として荒川線(三ノ輪橋~早稲田)と改称し、存続することとなりました。
現在も荒川線は、ほかに競合する交通機関がないこともあり、地域住民の日常生活に密着した路線として利用されております。
都電は日常生活に密着した路線として地域に根差し、ボランティアによる沿線の美化活動や、商店街における都電を模したオブジェの設置が行われるなど、長年親しまれています。
また、桜の見どころが随所にあるほか、大塚や町屋周辺等では地元のボランティア(都電サポーターズ)が管理しているバラの植栽を観賞できます。
より引用

都電沿線には、桜やバラなどの季節の花々を楽しむことができるスポットはもちろん、家族や友達と出かけて楽しむことができるスポットが沢山あります。

都電ならでは心地よい揺れに身を任せながら、沿線のバラを眺め、住宅街や商店街を縫うように走る―――このゆったりとした時間を楽しみませんか?
【アクセス】都電荒川線「荒川遊園地前」より徒歩3分

あらかわ遊園は、東京都荒川区にある歴史ある小さな遊園地です。大正11年開園で、親子連れに人気です。観覧車やメリーゴーラウンドのほか、モルモット、ウサギ、ヤギ、ヒツジ、ポニーなどの小動物とふれあえるエリアもあり、アットホームな雰囲気が魅力です。
【アクセス】都電荒川線「飛鳥山」「王子駅前」より徒歩すぐ

飛鳥山公園は、東京都北区にある歴史ある公園で、桜の名所として有名です。江戸時代、徳川吉宗が庶民のために整備したという歴史もあります。園内には博物館や遊具広場もあり、子どもから大人まで楽しめます。
【アクセス】都電荒川線 「庚申塚」より徒歩約2分

巣鴨地蔵通り商店街は、東京都豊島区にある約800メートル続くにぎやかな商店街です。とげぬき地蔵尊(高岩寺)への参拝客で賑わい、「おばあちゃんの原宿」としても有名で、和菓子や赤い下着のお店、昔ながらの食堂などが建ち並び、温かい雰囲気が魅力です。
【アクセス】都電荒川線「新庚申塚」より徒歩約11分

歴史ある公営墓地であり、桜の名所としても親しまれているのが東京都豊島区にある染井霊園(そめいれいえん)です。明治7年に開設され、二葉亭四迷(小説家)、岡倉天心(美術家・思想家)、高村光雲(彫刻家)、東郷平八郎(海軍元帥)など著名人のお墓があります。
【アクセス】都電荒川線「三ノ輪橋」より徒歩2分

東京都荒川区にあるジョイフル三の輪商店街は、昭和レトロな雰囲気が色濃く残っており、八百屋さんやお惣菜屋さん、衣料品店などがずらりと並び、地元の人にとても親しまれています。食べ歩きにも楽しい場所です。
【アクセス】都電荒川線「面影橋」より徒歩4分
東京都新宿区にある甘泉園公園は、心晴れやかにしてくれる穏やかな公園です。「甘泉園」の名は、この庭園の湧水がお茶に適していたところからきたと言われています。徳川御三卿清水家の下屋敷であったといわれるこの回遊式庭園は、周辺とは別世界の静けさを演出し、四季を通じて訪れた人々をもてなします。
【アクセス】都電荒川線「荒川車庫前」すぐ

東京都荒川区にある都電の車庫敷地内に、引退した車両が保存・展示されています。実際に車内に入ったり、運転席に座ったりできるので、電車好きにはたまらない場所です。(開場日時:土・日・祝日の午前10時から午後4時(振替休日含む))
都電荒川線は、東京に残った唯一の都電として地域の皆様に親しまれております。
この度、数多くの車両デザインを手掛けられている水戸岡鋭治氏バックアップのもと、長年使われてきた都電の車両をリニューアルし、東京の新たな名物となる特別な車両の運行を皆様と共に実現したく、本プロジェクトを立ち上げました。
リニューアルした車両の運行開始を予定している2026年は、都電が誕生して115年となります。本プロジェクトの実施により、都電の歴史に新たな華を添えるとともに、より多くの方々に都電の魅力を伝えることができれば幸いです。
皆様の応援とご支援をお願いします。
「楽しい都電プロジェクト」
来て見て乗って楽しいみんなの都電が、これからも持続可能な公共交通機関でありつづけるために!
35年間走った8500形(8501号車)をリニューアルします。
私が15歳のとき初めて東京駅で見た山吹色のかっこいい路面電車が大変印象的でした。今の車両を見るたびに、あの懐かしい色を想いつついつか都電のデザインを手がけてみたいと願っていました。
この度8500形をよみがえらせるプロジェクトに参加できることになり、都民だけでなく日本中の路面電車ファンの皆さまに、懐かしくて新しい都電の姿をお見せしたいとデザインを進めているところです。
この夢の都電リニューアル事業に皆さまからクラウドファンディングによる応援をいただき、一緒に新たな都電のある風景をつくりだしてゆけたらと思います。


<プロフィール>
1947年 岡山市生まれ
1966年 岡山県立岡山工業高校デザイン科卒業
1972年 ドーンデザイン研究所設立
1988年 「アクアエクスプレス」(JR九州)で鉄道デザインに進出
1993年 787系電車「つばめ」(JR九州)でブルーリボン賞受賞
2010年 交通文化賞受賞、毎日デザイン賞受賞
2011年 第59回菊池寛賞受賞
2013年 「ななつ星 in 九州」(JR九州)デザイン
2017年 「THE ROYAL EXPRESS」(伊豆急・東急)デザイン
2019年 「IKEBUS」(東京都豊島区)デザイン
・目標金額:17,000,000円
※改装費用等の一部をご支援いただきたく、上記金額を目標額としています。
・資金使途
施工費及びリターン(返礼品)等に関する費用として使用いたします。
・募集方式
このプロジェクトはAll-in形式での実施となります。
今後のスケジュールとしては、2025年夏頃から車両のリニューアル準備に着手し、2026年春頃の運行開始を予定しています。
都電の歴史の新たな1ページとなる本プロジェクトを皆様と一緒に創り上げていきたいと思います。
ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
【プロジェクト全体に関する注意事項】
※リターン(返礼品)は、日本国外へはお届けできかねますので、ご注意ください。
※支援者様のご都合による返金やキャンセル、リターンの返品は、対応いたしかねます。
※支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。
※リターンの予定時期は、変更となる場合がございます。
※リターンについては制限個数の追加、新たなコースの追加の可能性がございます。また、既にご支援いただいたコースから別のコースに変更することはできません。
※リターンの性質などに鑑み東京都交通局の判断でご支援をお断りする場合があります。なお、この場合、理由に関するお問い合わせには応じかねます。
※リターンの転売は禁止させていただきます。
※本プロジェクトは寄附型クラウドファンディングではありません。本プロジェクトへの支援に伴う税法上の取扱いは、お住まいの地域を管轄する税務署又は区市町村税務担当部署にお問い合わせください。
※領収書は、ご希望いただいた場合のみ発行いたします。領収書をご希望の場合は、「メッセージを送る」からお問い合わせください。(原則、支援時に入力いただいた名称・氏名で電子発行いたします。)領収書は、クラウドファンディング終了時から2か月後を目途に発行いたします。
【名称記載権(法人)に関する注意事項】
以下のコースをお申込みされる方は、必ずこちらの注意事項をお読みいただいた上で、お申込みください。
【パンフレット名称記載権コース(法人)】
【車体に名称記載権コース(法人限定)】
【車内に名称記載権コース】
上記コースについては、支援者様が以下1~3のすべてを満たす場合のみ支援を行うことができます。
支援金の支払い手続き後やリターン実行後であっても、支援者様が1~3のいずれかに該当しないと東京都交通局が判断した場合は、その時点で支援対象外とさせていただき、支援者様へ支援金を返還いたします。
1.都電沿線区(新宿区・豊島区・北区・荒川区)に所在する法人であること
2.記載する名称が本クラウドファンディング開始時点で現に存在する法人の名称であること
3.以下①~⑦のすべてに該当しない法人及び法人名称であること
 ①法令・条例等に違反するもの
 ②公序良俗に反するもの
 ③政治活動又は宗教活動に関するもの
 ④東京都交通局又は第三者の名誉・信用、知的財産権その他の権利を侵害するもの
 ⑤暴力団及び暴力団員等反社会的勢力等に該当するもの又は関係のあるもの
 ⑥「東京都交通局広告掲出審査ガイドライン(
)」に適合しないもの
 ⑦その他東京都交通局が不適切であると判断するもの
【名称記載権(個人)に関する注意事項】
以下のコースをお申込みされる方は、必ずこちらの注意事項をお読みいただいた上で、お申込みください。
【パンフレット氏名記載権コース(個人)】
【車内に名称記載権コース】
【お披露目式ご招待&テープカット参加コース】
【お披露目式ご招待&支援者限定撮影会参加コース】
【お披露目式ご招待&ファーストラン乗車コース】
上記コースについては、支援者様が以下1・2のすべてを満たす場合のみ支援を行うことができます。
支援金の支払い手続き後やリターン実行後であっても、支援者様が1・2のいずれかに該当しないと東京都交通局が判断した場合は、その時点で支援対象外とさせていただき、支援者様へ支援金を返還いたします。
1.記載する名称が支援者様ご本人の氏名であること(ご希望に応じて、漢字のほか、ひらがな、カタカナ、英字を選択できます)
2.以下①~⑦のすべてに該当しないものであること
 ①法令・条例等に違反するもの
 ②公序良俗に反するもの
 ③政治活動又は宗教活動に関するもの
 ④東京都交通局又は第三者の名誉・信用、知的財産権その他の権利を侵害するもの
 ⑤暴力団及び暴力団員等反社会的勢力等に該当するもの又は関係のあるもの
 ⑥「東京都交通局広告掲出審査ガイドライン(
)」に適合しないもの
 ⑦その他東京都交通局が不適切であると判断するもの
※本人確認書類等にて、氏名を確認させていただく場合があります。
【本プロジェクトに関するお問い合わせについて】
「メッセージを送る」からご連絡ください。
※原則、3営業日(土日祝日を除く)以内に返信いたします。

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