愛媛県・中島で、ポニーとのふれあいと農業体験ができる場所をつくります。
自家製の馬糞堆肥を使った資源循環型の農業に挑戦しながら、
“耕作放棄地”だった土地に柑橘の実を成らし、みんなの笑顔が集まる場所へと再生中。
そんな小さな奇跡を、島の片隅から始めます。どうか応援よろしくお願いします!
◯自己紹介 〜島馬ファーム瀬戸内・海渡(かいと)です〜
はじめまして!愛媛県・中島で農業と動物たちと共に暮らす「島馬ファーム瀬戸内」の海渡(かいと)です。
小さい頃から生き物が大好きで、進学先も動物系の大学を選び、大学院では北海道の牧場で牛の筋組織に関する研究をしていました。ところが、担当講師とのトラブルで卒業半年前に中退することに。
↓日本短角種と時代錯誤の裏ピースしてる大学院時代の私↓
その後、牛たちがのんびりしている牧場の町から一転、東京のど真ん中で暮らすことになります。
東京では「国際交流シェアハウス」で7年間生活し、たくさんの外国人・日本人仲間と出会いました。また、仕事ではいろんな事を経験し、最終的に行っていた事業は未曾有のパンデミックの影響で、将来が見えなくなりました。
「自分は何をしたいんだろう…」
と立ち止まり、答えを探して本を読み漁っていたときに出会ったのが、
【365日 #Tシャツ起業家 「食べチョク」で食を豊かにする農家の娘】という一冊。
著者の秋元さんが「農家の娘であることが個性だ」と書いていたのを見て、私はハッとしました。スキルも特技もないことがコンプレックスだったけど、「祖母の家が島にある」というこは、もしかしたら個性なんじゃないか?と。この一言が心に刺さり、私は愛媛県・中島への移住を決意。
そこから、すべてが始まりました。
⚫︎このプロジェクトで実現したいこと
再生した厩舎を拠点に、ポニーたちとのふれあいや農業体験を通じて、**「農」「命」「自然」**を体感できる場所を作りたいと考えています。
ただ観光をするのではなく、五感を使って“生きる”ことに触れられる、そんな体験を提供したい。子どもから大人まで、都市部から来た人も地元の方も、ここで心が動く時間を過ごしてもらいたいです。
こうした体験のかたちは、「アグリツーリズム(Agri-tourism)」とも呼ばれています。
**アグリツーリズム(Agri-tourism)**とは、農業と観光をかけ合わせた体験型の旅のかたちです。
海に囲まれながら、畑で土にふれたり、収穫を楽しんだり、動物たちと過ごしたり――そんな島ならではの時間を感じてもらえるスタイルです。
島馬ファーム瀬戸内では、ポニーとのふれあい、柑橘畑での体験など、「農業」や「動物」を通して、
10年後も記憶に残るようなあたたかなアグリツーリズムを目指しています。
このプロジェクトで実現したいこと(追記パート)
愛媛県中島は、瀬戸内海に浮かぶ自然豊かな島で、ほとんどの農家さんがみかんを中心とした柑橘栽培を営んでいます。私もこの島に来て、畑に立つようになってから、改めて島の農業の現実を知りました。
農薬や肥料、堆肥といった農業資材の価格は年々高騰し、さらに、イノシシによる被害、ムクドリやカラスによる果実の食害など、想像以上に多くの問題が農家さんの収量を脅かしています。
特にここ数年は、秋の異常高温も重なり、ただでさえ減少傾向にある収量が、害獣や害鳥によってさらに減っている状況です。
そこで私は、動物と共にできる農業の形として、次の2本柱を主軸として考えています。
①ポニーの馬糞を活かした、資源循環型柑橘栽培(実践済み)
②ハリスホークによる害鳥の追い払い(導入予定)
①島の中で循環させることで、島外の市場動向に左右されずに柑橘栽培を行うことができます。
②ハリスホークに関してはこれからのことなので未知数ですが、これらが形になれば、防鳥ネットが張れない斜面の畑や広い畑などにも応用が効き、島全体の収量アップや農業継続の力になると信じています。
小さな一歩かもしれませんが、「島で農業を続けていける環境を守る」ことも、このプロジェクトで実現したい大きなテーマのひとつです。
※高額リターンでは、1羽のハリスホークの「オーナー権」をご用意しています。
⚫︎プロジェクト立ち上げの背景
祖父母は50年以上前にこの中島で養豚場を経営していました。しかし私が島に来た2022年、その跡地は完全に廃墟となっており、かつての営みの痕跡はほとんど失われていました。その光景に、私は強い衝撃を受けました。同時に、「この場所を再生させたい」という想いが心の奥から湧き上がってきたのです。
ちょうどその頃、ポニーの里親として引き取りの話が決まり、私はこの廃墟だった豚舎を「厩舎」として蘇らせるプロジェクトを始めました。
ゴミの撤去、ストール(檻)の切断、コンクリートのはつり作業、段差の解消……。一つひとつ手作業で整備を進め、ポニーたちが安全に暮らせる空間が少しずつ形になっていきました。
⚫︎現在の準備状況
・2022年 中島へ移住し、祖父母の養豚場跡地を再生するための整備を開始
・2024年 廃墟だった豚舎をポニーの厩舎として再生。(まだまだやらないといけないことはある。)
↓こちらはポニー受け入れ当日の様子です↓
・2023年〜2025年 合計農地6個、約3反分の面積を再生準備完了(耕作放棄地と半ば眠っていた農地)。現在は約1反の耕作放棄地に手をかけ、レモンを順に定植
↓農地再生の様子↓
↓こちらは今手掛けてる耕作放棄地↓
葛に一面覆われてるので約20〜30センチ間隔でゴボウみたいな根っこがあり、それを切断していってます。
こちらの畑は約1反(1000㎡)で、まだまだ終わらないです。
・2025年3月〜 信頼関係が築けたので、乗馬の訓練開始
・ポニーの丸馬場予定地の農地転用手続きを進める予定。手続きが完了後、丸馬場設置を本格化させます。 (※丸馬場はポニーの運動場のような場所)
ゴミ撤去・設備改修なども手作業で進めました。現在は2頭のポニーと暮らしながら、少しずつ島民とポニーの関わりを増やしています。
また、耕作放棄地の再生にも取り組んでおり、馬糞を使った堆肥作りやみかん畑の整備を実施中です。
島の自然や農業を感じられるアグリツーリズム体験を本格始動させるため、今回のクラウドファンディングに挑戦します!
↓循環型農業を実践中↓
ファーストゴール支援金用途
目標金額は150万円です。
まずは、最優先事項として「農地転用の手続き」を行います。
そして、丸馬場づくりに向けて、本格的に柵の設置作業に入っていきます。
現在は、丸馬場予定地の抜根や周囲の伐採作業を進めているところです。
あわせて、ポニーたちの厩舎も一部補修・整備を予定しています。
頂いたご支援は、下記のように大切に使わせていただきます。
ネクストゴール支援金用途
ネクストゴールは250万円です。
(ファーストゴール150万円プラス100万円の総額250万円)
小型ユンボで自家製堆肥の攪拌や耕作放棄地の再生を行います。
高額リターンでは、1羽のハリスホークの「オーナー権」をご用意しています。
オーナー様にご負担いただく個体費を除き、受け入れに必要な設備・資材や餌代などは、ネクストゴールの支援金にて整備を進めていきます。ハリスホークが活躍できる環境づくりを、どうか一緒に応援してください。
(ハリスホークの導入は来年春を予定しています。)
実施スケジュール(予定)
クラウドファンディング終了後(2025年7月)より順次作業開始
2025年6月〜7月:厩舎整備・地目変更手続き
2025年10月〜11月:柵設置・農地準備
2026年1月〜2月:ポニーの環境整備・ふれあい体験テスト
2026年2月〜3月:支援者向けのリターン発送開始(種類によって発送時期が異なります。)
2026年3月島馬ファーム瀬戸内グランドオープン
2026年4月:ハリスホーク雛受け入れ
※進捗状況は随時ご報告いたします!
耕作放棄再生は時期関係なく行っています。
♂️ 最後のご挨拶
ここまでご覧いただき、本当にありがとうございます。
私は子どもの頃から、動物に関わる仕事がしたいと思っていましたが、大人になって選んだのは、大都会で生きるという道でした。
そんな私がいま、動物や自然と関わる仕事ができていること、そして祖父母が暮らしていたこの島の再生に携われていることに、日々ワクワクしています。
循環型農業のスタートダッシュに、そして「農と命を感じられる体験フィールド」づくりのためにも、どうかあたたかい応援をよろしくお願いいたします。
島馬ファーム瀬戸内海渡(かいと)