人手不足で存続の危機にある能登中島の伝統祭を世界に発信し守りたい!

2025.04.30 19:00
400年続く石川県七尾市中島町の伝統祭「お熊甲祭」が、地方集落の人出不足により消えようとしています。未来へ繋ぐには、世界に発信し仲間を増やすことが不可欠。受け継がれてきた伝統を絶やさないために、ぜひご支援をお願いします!
400年前から石川県七尾市中島町で豊作を祈る祭りとして受け継がれてきた『お熊甲祭(おくまかぶとまつり)』。各集落ごとに枠旗(わくばた)を運び奉納することから別名『枠旗祭り』と呼ばれ親しまれてきました。しかし、地域の過疎化や高齢化により人手が不足しており、直近では各集落での継続的な開催が危ぶまれています。
今後お熊甲祭の開催を継続し後世に残すためには、”担ぎ手”として共に祭りに参加してくれる仲間を集めることが必要不可欠。しかし、重要無形民俗文化財ではあるものの、地元に根ざした祭りであるゆえにあえて外への発信を行なっていなかったため、お熊甲祭は日本国内でもあまり知られていません。
まずは祭りをより多くの人に知ってもらわないといけない。私たちは伝統の存続を賭け、”お熊甲祭を世界に発信する”という一大プロジェクトをスタートさせました。
一人でも多くの人に祭りを知ってもらうにはどうすればいいかと悩んでいた私たちでしたが、この度大阪関西万博にお熊甲祭の出場が決定。日本国内はもちろん、世界に祭りを発信できる機会を得ることができました。

そしてこの万博に一緒に参加し祭りを広めてくれる仲間を募ったところ、200人を超える参加者が集結。大阪関西万博がお熊甲祭り復活の起爆剤となることを確信しています。
しかし、現状では祭りを存続させるための資金が十分ではなく、今回の大阪関西万博の参加においても、参加者の移動費や枠旗の運搬費など参加するために必要な資金が足りていません。このままでは住民の負担が増えすぎてしまい、せっかくのチャンスを活かすことができなくなります。
そこで今回クラウドファンディングを通して皆さんにご支援をお願いすることになりました。国指定重要無形民俗文化財にも指定されている伝統の祭りを後世に残しバトンを繋いていくために。ぜひそのきっかけとなる今回のチャレンジを応援してください!
お熊甲祭は、石川県七尾市中島町で毎年9月20日に行われる、悠久の歴史とともに受け継がれてきた秋の大祭です。その起源は江戸時代初期にまで遡り、約400年もの歳月の中で、地域の人々の祈りと誇りを背負いながら今に伝えられてきました。
祭りは、久麻加夫都阿良加志比古神社(くまかぶとあらかしひこじんじゃ)の大祭であり、五穀豊穣や地域の平穏無事を願う神聖な行事として、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
お熊甲祭の行列を先導する猿田彦は、天狗の面をつけ、鉦や太鼓の音に合わせて舞いながら進みます。神と人をつなぐ道案内役として古くから尊ばれ、その存在は祭りに神聖な緊張感と華やかさをもたらします。
力強く優雅な舞は、観客の目を引きつける見どころのひとつです。
祭りの幕が上がると、町内の各集落から、深紅に染まる高さ約20メートルの枠旗が天を突くように立ち上がり、圧倒的な存在感で人々の視線を奪います。
そして祭りの最高潮を迎えるのは、お旅所・加茂原で行われる『島田くずし』。地上すれすれまで枠旗を傾けるこの大技には、勇気と技、そして何よりも熱き想いが込められています。観る者の息を呑む瞬間、会場全体が一体となり、歓声と感動に包まれます。
お熊甲祭では、猿田彦を先頭に、およそ70人にもおよぶ多彩な役割の担い手が壮大な行列をつくります。奉幣持ちや太鼓、旗持ちなど、ひとつひとつの役割が神事に深く関わっており、地域の人々の想いと誇りが詰まった重厚な巡行は、観る者に強い感動を与えます。

通称「二十日祭り」とも呼ばれるお熊甲祭は、秋空の下、自然とともに生きる人々の祈りと歓びが交差する、年に一度の特別な日。そこには、祭りを支える人々の手のぬくもりと、変わらぬ地域の絆が確かに息づいています。風に揺れる枠旗の赤が、能登の秋を深く染め上げ、訪れるすべての人の心に温かな余韻を残します。
この枠旗祭には、各集落がそれぞれの末社で執り行う”小祭”と、中世より続く惣社を中心にすべての集落が集結する“寄り合い祭”(大祭)とがあり、江戸の時代から今日まで、人々の手によって絶えることなく受け継がれてきました。集落と集落、世代と世代、心と心を結ぶこの祭りは、ただの行事ではなく、まさに中島の魂そのものです。
中島には祭りにゆかりのある数字を車のナンバーにする人も多いなど、祭りを迎える9月だけでなく生活にこのお熊甲祭が根付いています。2024年1月に発生した能登半島地震に被災をした際も、復興への思いものせてどうしても祭りを開催したいと、知り合いに声をかけ担ぎ手を集めた集落もありました。
結果的に昨年は悪天候のため中止となりましたが、それでも開催を望む声が大きく、地元の人々にとっての祭りの重要性を改めて実感した出来事でもありました。
400年に渡り地域で受け継がれてきたお熊甲祭が今、存続の危機を迎えています。しかし、私たちの世代でこの伝統を途絶えさせるわけには行きません。現状に負けず、私たちは伝統を次の世代に繋ぐためにこれからも発信を続けます。
中島町では過疎化が進み、そもそも集落に住む人の数が年々減少しています。かつては地域の多くの若者たちが支えてきたお熊甲祭も、いまでは担ぎ手の8割以上が60代という状況です。近年、地方全体で深刻化している高齢化の波が、この町にも確実に押し寄せています。
20メートルにも及ぶ枠旗を担ぎ、練り歩くには多くの人手と体力が必要ですが、その確保が難しくなってきており、祭りの継続には新たな担ぎ手と地域全体の支えが不可欠となっています。
お熊甲祭の存続を揺るがすもう一つの大きな要因が、令和6年に発生した能登半島地震です。中島町も例外ではなく、住宅や道路、地域の生活基盤が大きな被害を受けました。神社や集会所など、祭りに欠かせない場所も損傷し、復旧には多くの時間と費用がかかっています。
現在住宅はもちろん、こういった施設復旧のための修繕費用を住民たちの持ち出しにより行なっており、新たな取り組みに費用を捻出する余裕がない状態です。
皆さんからいただいたご支援は全てお熊甲祭存続のための活動費用に充てさせていただきます。
《活用例》
・大阪関西万博の参加費用
・保存会の立ち上げ
・祭りの宣伝告知 など
4月末:クラウドファンディング開始
6月25日:クラウドファンディング終了
8月以降:随時リターン配送

8月:大阪関西万博参加
9月20日:2025年度お熊甲祭開催
400年以上前から、石川県七尾市中島町で毎年行われてきたお熊甲祭。この祭りは地域の伝統であるということはもちろん、地域住民にとっては生活の一部でもありコミュニティのひとつでもある、くらしに根付いたかけがえのない存在です。
そんな祭りが近年の過疎化や地震の影響で存続の危機に立っています。お熊甲祭の目玉である枠旗の担ぎ手がいない集落では、旗を出せずに神輿のみで祭を行う地域が出ているほど。このままでは全ての集落で枠旗を奉納できず、お熊甲祭自体がなくなってしまうかもしれません。
私たちはこの祭りを未来に繋げるために、そして地域住民の誇りを守るために、これまで積極的に取り組んでいなかった”祭りの発信”を行い一緒に伝統を守ってくれる仲間を集めることにしました。仲間は必ずしも日本人だけではありません。世界中の人に祭りの存在を知ってもらい、ぜひ中島町に足を運んでいただきたいと思っています。
過去には海外で祭りを披露し好評を博したこともありますし、ここ数年では韓国の大学教授が研究のために祭りを訪れてくださっていることから、海外にもお熊甲祭の魅力が伝わると確信しています。
今回の大阪関西万博への出場は、そんな私たちの挑戦の起爆剤になる大きなイベントです。伝統を守るために、そして被災地でもある中島町を盛り上げるために。ぜひ皆様のお力をお貸しください。

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