快進撃が続く日本人女性作家の快挙!王谷晶『ババヤガの夜』が英国推理作家協会(CWA)主催の翻訳ミステリー賞「インターナショナル・ダガー賞」にノミネート。

2025.04.16 18:00
河出書房新社
これまで東野圭吾、横山秀夫、伊坂幸太郎がノミネート。 「焼けつくような暴力と、胸を打つような優しさが交互に訪れる」──The Guardian誌絶賛、世界が注目
株式会社河出書房新社(東京都新宿区)は、王谷晶による小説『ババヤガの夜』(河出文庫/2023年5月刊)の英訳版『The Night of Baba Yaga』(訳:サム・ベット/Faber & Faber/2024年9月刊)が、英国推理作家協会(CWA)主催の世界的ミステリー文学賞「インターナショナル・ダガー賞」にノミネートされたことをお知らせいたします。
最終候補作は2025年5月29日、受賞作は同年7月3日(いずれも現地時間)に発表予定です。

英国推理作家協会公式サイト:
本作は、暴力団の会長令嬢の護衛を任された主人公が、裏社会の闇と少女の抱える秘密に迫っていく過程を描いた、スリリングかつエモーショナルな"シスター・バイオレンスアクション"。2020年の刊行当初より国内で大きな反響を呼び、日本推理作家協会賞〈長編および連作短編集部門〉の候補にも選出された注目作です。

英訳版の刊行にあたっては、「テレグラフ」スリラー・オブ・ザ・イヤー選出、「クライム・フィクション・ラバー」最優秀翻訳賞(編集者選)受賞、さらにロサンゼルス・タイムズの「この夏読むべきミステリー5冊(2024年)」に選出と、英国をはじめ各国から高い評価を獲得。またガーディアン誌では「焼けつくような暴力と、胸を打つような優しさが交互に訪れる」と称され、世界の読者からも熱い支持を集めています。

これまで同賞には、横山秀夫『64』、東野圭吾『新参者』、伊坂幸太郎『マリアビートル』などがノミネートされてきましたが、このたび快進撃が続く日本人女性作家の快挙となりました。国境を越えて届いた異色スリラーが、いま世界最高峰の舞台で脚光を浴びています。受賞の行方に、ぜひご注目ください。

■アメリカ、イギリスで大反響!
「テレグラフ」スリラー・オブ・ザ・イヤー選出!
「クライム・フィクション・ラバー」最優秀翻訳賞(編集者選)受賞!
[この夏読むべきミステリー5冊]――ロサンゼルス・タイムス(Los Angels Times、2024/6/17)
「斬新なレンズを通して、王谷は極めて洗練された手法で女性をエンパワメントする物語を紡ぎ出す――『テルマ&ルイーズ』対ヤクザを思い浮かべてほしい。サムライの血を引くタフな女性と、「掃きだめの鶴」のような繊細な女性。一見不釣り合いな二人の誰も予想しない関係が描かれ、読者に勇気を与えてくれる。」

〈海外メディア、読者の声〉
「怒り、ユーモア、スリル満載」―The Times紙
「激しい暴力と素晴らしい優しさが交互に訪れる」―The Guardian紙
「女の力を描いた、シャープでストイックな物語」―Los Angeles Times紙
「女性主導のリベンジ・スリラーの極致」―Crime Fiction Lover
「手に汗握る、壊れないスリラー」―Tokyo Weekender
「優しくも怒りに満ちたこの犯罪サーガは、オウタニの次作を待ち望まずにいられない」―Publishers Weekly
「滑らかで残酷」―LUCIE MCKNIGHT HARDY
「暴力的かつ越境的な驚異」―JOHN COPENHAVER
「気取らずスケベなリヴィジョニスト・パルプ(再解釈された通俗作品)」―TOM BENN
「とんでもなく残酷なゴア・フェスト(血まみれのお祭り)、これはヤバかった!キル・ビルやジョン・ウィックの雰囲気の本を探してるなら、これ以上のものはない。」―@thespookybookclub
「暴力と流血の中に本物の優しさがある、とても没入感のある作品。」―@manareadsbooks
「読んでいるうちに完全に映画として頭に浮かんできた、そういう本ってあるけど、これはまさにそれだった」―@katandthebookshelf
「全ページにアクションがあふれてる。心拍数が上がって、先が読めないスリル満載の作品を探してるなら、これ。たぶん一気読みすることになるよ。マジで超おすすめ」―@bookish_mum_insta


■『ババヤガの夜』冒頭ためし読み
web河出 → 
■作家  王谷 晶 Akira Otani
1981年東京都生まれ。著書に『完璧じゃない、あたしたち』『ババヤガの夜』『君の六月は凍る』『他人屋のゆうれい』、エッセイ集『カラダは私の何なんだ?』などがある。

■英語版翻訳者  サム・ベット Sam Bett
1986年、ボストン生まれ。小説家、翻訳者。訳書に三島由紀夫『スタア』、太宰治『道化の華』『乞食学生』、デビッド・ボイドとの共訳で川上未映子『夏物語』、『ヘヴン』(国際ブッカー賞候補)、『すべて真夜中の恋人たち』(全米批評家協会賞候補)など多数。

■イギリス版『The Night of Baba Yaga』
著者: Akira Otani
訳者: Sam Bett
仕様: 12.9 x 1.12 x 19.81 cm/ 224 頁
発売日:2024年9月12日
価格:£9.99
ISBN: 9780571391073
出版社:Faber & Faber
■河出文庫『ババヤガの夜』
著者:王谷晶
仕様:文庫判/並製/208ページ
初版発売日:2023年5月9日
税込定価:748円(本体価格680円)
ISBN:9784309419657
出版社:河出書房新社
※電子書籍も発売中です。詳細は各電子書籍ストアでご確認ください。

あわせて読みたい

【USJ】東野圭吾・青山剛昌も太鼓判「ユニバーサル・クールジャパン2025」が史上最強の進化!
関西をもっと楽しむanna(アンナ)
【ミステリーチャンネル】『特集 英国ミステリー最前線』 実在の事件を描いた話題作や人気シリーズの最新シーズンを2カ月にわたってミステリーチャンネル独占日本初放送!
PR TIMES
水族館での思い出を漫画形式で記録する「Tabi Comi漫画水族館ノート」
PR TIMES Topics
「死ぬほど恐ろしい」ヒュー・グラントの怪演! A24最新作『異端者の家』、迷宮の館で極限の恐怖
FRONTROW
柚木麻子さん『BUTTER』が英国推理作家協会賞(ダガー賞)翻訳小説部門にノミネート! 累計75万部突破、世界35ヶ国刊行で話題
PR TIMES
「福岡県八女市産の茶葉」を活用したフレグランスアイテム登場
PR TIMES Topics
小川洋子のエッセイ集『遠慮深いうたた寝』河出文庫から2月6日発売、収録作品一篇を特別公開! 2020年にはブッカー国際賞にノミネートされるなど、世界も注目する作家の素顔が垣間見られる極上エッセイ集。
PR TIMES
"グルーヴ感溢れる現代語訳" 「NHK短歌」出演も話題の町田康さん現代語訳『宇治拾遺物語』待望の重版出来!作家・尾崎世界観さん、歌人・大森静佳さんも絶賛、爆笑必至の古典文学。
PR TIMES
沖縄雑貨【ちゅらさんぽ】シリーズから沖縄の塩「シママース」とのコラボグッズが新発売
PR TIMES Topics
登録者数183万人を誇る「バキ童チャンネル」で、名著『官能小説「絶頂」表現用語用例辞典』紹介!! 売上激増、重版決定!! 記念コラボ帯が誕生する事態に!
PR TIMES
谷川俊太郎が編んだ詩集『祝婚歌』が待望の文庫化。河出文庫から2月6日発売!
PR TIMES
やさしくふんわりとした天然の泡「モイスチャーバブルバス YOTEI SNOW」登場
PR TIMES Topics
ダニエル・クレイグ主演映画『クィア/QUEER』原作、巨匠バロウズの幻の名作が37年ぶりに甦る! 自伝的作品『クィア』河出文庫から発売!
PR TIMES
CWA最優秀長篇賞候補となった歴史ミステリーの傑作、W・C・ライアン著『真冬の訪問者』が1月29日に発売!
PR TIMES
サステナブルシューズ「Öffen(オッフェン)」直営店「Öffen 福岡天神店」オープン
PR TIMES Topics
「文豪とアルケミスト」実装で話題! 注目が集まる大泉黒石の傑作選『黄夫人の手 黒石怪奇物語集』(河出文庫)、文アルコラボ帯で刊行決定!!
PR TIMES
猫と温泉のコミックエッセイ『旅する温泉漫画 かけ湯くん』が、オールカラーで河出文庫から発売!銀山温泉、草津温泉などメジャーどころから、毒沢鉱泉、洞川温泉、稲子湯、麒麟山温泉などの秘湯まで多数紹介!
PR TIMES
【SWELLY】2025swimwear collection先行予約開始
PR TIMES Topics
『完全版 最後の角川春樹』河出文庫から3月6日発売! 戦後最大の出版人の破天荒な軌跡を彫り込んだ、記念碑的一冊。姉・辺見じゅん、弟・角川歴彦、「角川一族」についても最新インタビューを掲載。
PR TIMES
過労死?『ウィキッド』シンシア・エリヴォが『ジョン・ウィック』スタエルスキ製作のサムライ風アクション映画『Karoshi』に出演
THE RIVER
洋菓子世界大会1位の駒居シェフが手掛ける毎夏の人気商品“テリーヌ・ドゥ・フリュイ”を新発売
PR TIMES Topics