【犯人は読者!究極トリックの最高峰】『最後のトリック』(河出文庫、深水黎一郎著)続々重版、33万部突破! 本書が10年もの間、支持され続けるワケ  ★著者インタビュー掲載!

2025.05.08 09:00
河出書房新社
「まれに見る野心作であり傑作」ミステリー界の大御所・島田荘司氏も賛辞を贈る、驚きの一冊。
株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 小野寺優)は、深水黎一郎著『最後のトリック』(河出文庫、2014年10月発売、税込価格803円)を2025年5月16日出来で重版、63刷、33万部を突破いたしましたのでお知らせいたします。
●10年間売れ続ける驚異のベストセラー『最後のトリック』
文教堂書店 浜松町店(2014年10月)
高坂書店 鶴橋駅前店(2019年)
HMV&BOOKS HAKATA(2025年)

『最後のトリック』は、ミステリー作家・深水黎一郎氏のデビュー作品です。
2007年に『ウルチモ・トルッコ』(イタリア語で「究極のトリック」の意)というタイトルで第36回メフィスト賞を受賞、講談社より刊行されました。

2014年に、同作を『最後のトリック』と改題して河出文庫より刊行。
ミステリー小説ファンの間で常に注目を集める「究極のトリック=読者が犯人」テーマに挑んだことを全面に打ち出した形での発売となりました。「最高峰の到達点」と評価する識者や、「本当に自分が犯人になってしまった…」という驚きの声も多く、2014年末には発行累計15万部に到達、その年を代表するベストセラーに。

そして、2018年。全国高等学校ビブリオバトルに、当時高校2年生の遠藤駿介さんが『最後のトリック』を掲げて参戦します。
「皆さん、今までに人を殺したことはありますか? あるという方は手を挙げてください」
意表をつく呼びかけからはじまるスピーチは会場を沸かし、その大会の優勝者となりました。
読売新聞「教育ネットワーク」特集:
●『最後のトリック』で全国高等学校ビブリオバトルに優勝した遠藤俊介さん(2018年)
動画:
遠藤さんのユーモアに富んだスピーチは若い世代にもインパクトを与え、本書がミステリーファン以外にも広く読まれるきっかけとなりました。2025年現在も、他のミステリー作品の購入者層と比較すると、『最後のトリック』は10代~20代の占有率が10%ほど高い結果が出ています(CANTERAデータによる当社比)。

●祝重版! 深水黎一郎さんに、緊急インタビュー!!
Q これほどの長期間、若い世代からも熱い支持を集めていることをどう感じていますか?
深水 普段あまり本を読まない人も手に取ってくれることが多いと聞き、とても嬉しく思います。本書が広大無辺な読書の世界の入り口になってくれるならば、作者としてこれ以上の喜びはありません。

Q 多くの作家が挑んできた巨大なテーマ〈読者が犯人〉に立ち向かったきっかけがあれば教えてください。
深水 小学校の時に読んだミステリーの入門書の中に、
「ミステリー界に残された最後の意外な犯人、それは読者が犯人というものである!」
と書いてありました。でも誰もそれを実現させた者はいないとも。
それ以来どうやったらそれが可能になるのか、まるで人生の宿題のように考えるようになり、
30年以上経過したある日、「これなら行けるんじゃないだろうか?」と思いついて書き始めたわけです。

Q 作品を書き上げたとき、どういう感情でしたか?
深水 それなりに達成感はありましたが、従来の小説の形とあまりにもかけ離れているので、受け入れてもらえるか不安でした。


・・・構想期間が30年以上と知り、たいへん驚きました。この5月には重版が二度も上がる勢いで売れていて、これからもたくさん売り伸ばしていきます!お忙しいなかインタビューに応じてくださり、本当にありがとうございました。



発売から10年間をかけて、このたび63刷、33万部を突破。ミステリー小説の技巧に挑んだ本格作品が、これほどの長期間、幅広い読者に支持をされ続けていることは、とても珍しい事態といえるでしょう。
日本の推理小説界のレジェンド・島田荘司さんも「まれに見る野心作であり傑作」と賛辞を贈る、唯一無二の作品『最後のトリック』を、あなたもこの機会に読んでみませんか――?


●書誌情報
書名:最後のトリック
著者:深水黎一郎
文庫版解説:島田荘司
発売日:2014年10月7日
最新重版出来日:2025年5月7日
税込定価:803円(本体730円)
ISBN:978-4-309-41318-1
URL:
●深水黎一郎 Reiichiro Fukami 略歴
1963年山形県生れ。2007年『ウルチモ・トルッコ』でメフィスト賞を受賞しデビュー。同作は『最後のトリック』と改題文庫化されベストセラーに。11年「人間の尊厳と八〇〇メートル」で日本推理作家協会賞。

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