LEXUS PR事務局
-テクノロジーによる未来の無限の可能性に対するLEXUSの想いを、総勢5組のアーティストと共に表現-
・LEXUSの新世代コクピット操作デバイス「ブラックバタフライ」※1をモチーフに、テクノロジーと人がつながる瞬間と、一人ひとりに寄り添いながらパーソナルな体験価値をもたらす、モビリティの未来に対するLEXUSの考えを体現。
・LEXUSと東京を拠点とするクリエイティブエージェンシー「SIX Inc.」、デザインスタジオ「STUDEO」が協業したインスタレーション作品『A-Un』を展示。クルマが人と通じ合って移動に新しい可能性を拓くネクストモビリティを表現。
・さらに、「ブラックバタフライ」の可能性を気鋭のクリエイターと探求する「Discover Together」を同時公開。株式会社バスキュール、ノースイースタン大学、レクサスインハウスデザイナーによるインタラクティブ作品を展示。また、次世代のクリエイターを支援・育成する国際デザインコンペティション「LEXUS DESIGN AWARD」 (以下LDA) ※2が、2025年夏に「LEXUS DESIGN AWARD -Discover Together-」と名称を新たに再始動することを発表。
LEXUS は、イタリア・ミラノで開催される世界最大のデザインイベント、「ミラノデザインウィーク2025」※3に出展し、世界中のクリエーションが集結するトルトーナ地区の中心であるスーパースタジオ・ピュー内デイライトにおいて、LEXUSと日本のクリエイティブ集団によるインスタレーション『A-Un』と、3組の気鋭のクリエイターによるLDAの流れを汲む”Discover Together”を世界初公開しました。この展示は、2025年4月13日(日)まで開催されます。
Chief Branding Officer であるサイモン・ハンフリーズは「LEXUSは、創業以来、ラグジュアリーカーの常識を打破する挑戦をし続け、モビリティの限界を押し広げることで、お客様一人ひとりにユニークで期待を超える新しい体験を創造してきました。特に今は、テクノロジーの進歩で、人が移動に費やす時間の捉え方が変化する中、新しい体験の創造に繋がるこの時間の在り方について思いを巡らせています。今回のミラノデザインウィークでは、テクノロジーと人がつながる瞬間と、新しい時間の使い方、そこから得られる新しい体験をインスタレーションで表現しました。また“Discover Together”では、3 組のクリエイターと共に、「ブラックバタフライ」を通じた人と社会のつながりを斬新かつ新鮮な視点で表現しています。」と述べています。
なお、4月7日(月)に野添 剛士氏(SIX Inc.)、池澤 樹氏 (STUDEO)、株式会社バスキュール、ノースイースタン大学、レクサスインハウスデザイナー、Lexus International President 渡辺 剛、同社レクサスデザイン部部長 須賀厚一がオープニングセレモニーに登壇し、本インスタレーションに込めた想いをプレゼンテーションしました。
インスタレーション『A-Un』
LEXUSは、2005年の初出展以来、20年に渡り、ミラノデザインウィークにて、フィリップ・ニグロ氏、ネリ・オックスマン氏、藤本 壮介氏、ライゾマティクスなどのアーティストやデザイナーとのコラボレーションを通し、LEXUSの価値観やビジョンを表現した魅力的で没入感のある体験を生み出してきました。
本年は、東京を拠点とするクリエイティブエージェンシー「SIX Inc.」、デザインスタジオ「STUDEO」が協業。日本が古来より大切にしてきた互いの気持ちや動きを感じ取りながら、両者の呼吸が奇跡的にぴったりと合う瞬間「阿吽の呼吸」にインスピレーションを得て没入型インスタレーションを制作しました。人と社会を繋ぐ窓である「ブラックバタフライ」をモチーフに、モビリティの未来に対するLEXUSの考えを圧倒的な没入空間のなかで表現しています。
空間のなかに突如出現する高さ3メートル、幅10メートル、奥行き4メートルのブラックバタフライ形
状の巨大スクリーンは、およそ35kmにおよぶ竹の繊維を織り込んだ糸を3ヶ月かけて、全て手編みする
ことで制作しました。これは日本の伝統素材や匠の技を尊重するLEXUS の姿勢を現しています。本インスタレーションでは、近づくと来場者の心拍に呼応し、ユニークな体験が始まるようになっています。この来場者の心拍と、自然界からサンプリングした1/fゆらぎ※4 が「ブラックバタフライ」を介して融合した瞬間、来場者は新しい世界を発見し、人と人、人と社会、人と世界が「阿吽の呼吸」でつながっていく時間を体験いただけます。
人が操作して思い通りにクルマが動くだけではなく、人の意思を先読みしてクルマが新たな可能性を提案していく。「ブラックバタフライ」を通じて人とクルマが連続する時間のなかで共に理解し成長することで唯一無二の瞬間や新しい世界を発見していく。 LEXUSが思い描くのは、そんな人と通じ合って移動に新しい可能性を招くネクストモビリティです。
作品展示「Discover Together」
本年は、革新的なアイデアで次世代を担うクリエイターを発掘・育成・支援し、創造性やデザインの可能性を探求してきたこれまでのLDAの流れを汲み、3組の気鋭クリエイターと「ブラックバタフライ」をモチーフに、テクノロジーによる一人ひとりの体験の新たな可能性を提示することに挑戦しました。株式会社バスキュール、ノースイースタン大学、レクサスインハウスデザイナーがそれぞれのユニークな視点で「ブラックバタフライ」を解釈したインタラクティブ作品を展示します。LEXUSと新しい才能の出会いから始まる「Experience Amazing」※5をぜひ会場でお楽しみください。
「Earthspective」株式会社バスキュール(日本)
「Earthspective」は、「Earth(地球)」と「Perspective(視点)」を組み合わせた言葉であり、本作品は、視点の拡張をテーマとしている。私たちは日々、自分の視点から世界を見ているが、「ブラックバタフライ」を通じて宇宙空間と繋がることで、宇宙という広大な視野の中で地球を眺められるようになり、新たな視点を得ることができる。
「Our Energy Nexus」ノースイースタン大学(米国)
本作品は、大気汚染の削減をテーマに、来場者一人ひとりの体温を「ブラックバタフライ」を介してより良い世界を形成するためのエネルギーに変換する。解き放たれたエネルギーは、空に輝く一つの星となって、リアルタイムに表示されるミラノの汚染レベルを低減していく。星のパワーは参加者が増えるごとに増していき、星々は協力し合いながら進化し続け、夜空はますます美しくなっていく。
「Discover Your Butterfly - Butterfly is your symbol unrealized potential to make an impact on the world - 」レクサスインハウスデザイナー(日本)
本作品は、1匹の蝶の羽ばたきがやがて世界に大きな影響を与えるバタフライ効果(Butterfly Effect)にインスパイアされ、無数の蝶が集まり、それぞれの個性が交わることで、世界が有機的に美しく変化する様子を描く。来場者は、未知の可能性を解き放つ窓である「ブラックバタフライ」を通じて自分の蝶を羽ばたかせ、世界に影響を与え、未知なる自分を発見することができる。一人ひとりの小さな羽ばたきが、世界を美しく、大きな変化にしていく。
「LEXUS DESIGN AWARD -Discover Together-」
これまでレクサスは、2013年より対話と共創を通じて次世代クリエイターの支援・育成を目的とした国際デザインコンペティション「LEXUS DESIGN AWARD」を開催してきました。彼らとの共創をより強固なものにし、次世代を担うクリエイターの支援・育成にさらにコミットするため、新たに「LEXUS DESIGN AWARD -Discover Together-」とし、「Experience Amazing」(仮) をテーマに、2026年4月のミラノデザインウィークを作品発表の場に見据えて本プログラムを再始動することといたしました。概要は決定次第、2025年夏頃に発表の予定です。LEXUSの新たな取り組みにご期待ください。
※1 次世代バッテリーEVへの搭載を目指した新世代コクピット操作デバイス
※2 2013年に創設された「LEXUS DESIGN AWARD」は、世界中の新進気鋭のクリエイターに焦点を当てる国際デザインコンペティション
※3 イタリア・ミラノで行われる世界最大のデザインエキシビション。家具メーカーやファッションブランドが独自性をアピールする様々なイベントを開催
※4 自然界に数多く見られる「ゆらぎ」であり、五感を通じて人間に心地よさを与えるリズム
例えば、炎の揺れ、波の音、雨の音など
※5 LEXUSが提唱する革新的で驚きに満ちた体験
出展情報
『A-Un』参画クリエイタープロフィール
野添 剛士 (SIX Inc.)
2013年にクリエイティブカンパニー SIX Inc.を設立。クリエイティブ・ディレクターとして、トヨタGRやレクサスをはじめ、国内外のブランドとともに未知なるコミュニケーション表現やリアル体験を生み出すことに挑戦している。1000台のドローンを使った空間表現や、OK Goと協働したMV「Obsession for smoothness」、成層圏とのリアルタイムインタラクション「Space Balloon Project」など、テクノロジーとの融合で表現領域の拡張に挑むプロジェクトを数多く手掛ける。これまでにカンヌライオンズ金賞、NYフェスティバル金賞を含む100をこえる国際クリエイティブアワードを受賞。SIXとして自社開発するCOTODAMA「Lyric Speaker」も世界44カ国で販売されており商品開発の分野でも独創性が高く評価されている。
武蔵野美術大学デザイン情報学科卒業。 2020年クリエイティブスタジオ「STUDEO」設立。 ブランド戦略をアートディレクション起点で、 コンセプト構築・PKGなどの
商品デザイン・ロゴデザインから CM・グラフィック・空間デザインなどの コミュニケーションの設計までを一気通貫した世界観で手がける。
2018年ニューヨークで個展「BEYOND THE CRAFT」開催、 2024年メキシコ国際ポスタービエンナーレ「The Trio Asia Posters」 展に招待デザイナーとして参加。東京ADC賞、JAGDA新人賞、カンヌ国際クリエイティビティフェスティバル、ONE SHOW、ニューヨークADCなど受賞。東京アートディレクターズクラブ会員、日本グラフィックデザイナー協会会員。
「Discover Together」参画クリエイタープロフィール
以下3チームが「ブラックバタフライ」を再解釈。
株式会社バスキュール(日本)
メンバー : (写真左より) 岩渕 智幸、朴 正義、大澤 咲子
バスキュールは、あらゆるデータに潜むリアリティや物語を抽出し、エモーショナルな体験を生み出す東京発のクリエイティブチーム。「DATA-TAINMENT」と名付けた独自の手法を軸に、広告・イベント・スポーツ・アート・都市開発・宇宙と幅広い領域で、誰もが参加できる新たな体験価値の創造に挑んでいる。
メンバー : (写真左上より) クロエ プロック、パオロ チュッカレッリ、ジャスミン イミン サン、エリザベス マキャフリー
ノースイースタン大学センター・フォー・デザインの責任者であるパオロ・シウッカレリ氏の指揮のもと、クロエ・プロック氏、ジャスミン・イミン・サン氏、エリザベス・マキャフリー氏は、データ可視化、体験設計、創造的実践が交差する広範な領域を探求するデザイナー兼研究者チームを構成している。没入型メディア、計算的データ可視化、UI/UXデザイン、デザインリサーチといった専門知識を活かし、新興技術、人間中心設計、詩的計算の隔たりを解消することで、魅力的で思考を刺激する体験を生み出している。
メンバー : (写真左より) 高畠 元、田村 ゆり
トヨタ自動車のデザイナーチーム。ブラックバタフライを再解釈し、新たな表現・体験に挑戦。高畠元は、レクサス及びトヨタブランドのモデルから、体験を含めたあらゆるプロダクトを対象に、将来ビジョンやコンセプトを企画している。田村ゆりは、CMFデザイナーとしてキャリアをスタート。現在はジャンルを問わず既存の概念を覆す革新的なデザインを探求し、人間の感情や経験を新たな視点で捉え、多くの人に感動を届けることに力を注いでいる。
以上