『日本型組織のドミノ崩壊はなぜ始まったか』(太田肇・著)、集英社新書から3月17日(月)に発売。

2025.03.17 11:00
株式会社集英社
なぜいま、日本の巨大組織による不祥事が立て続けに発生するのか。問題の根底にある組織の「構造」にメスを入れ、大胆かつ理にかなった組織づくりを提言する1冊。
旧ジャニーズ事務所の性加害や、ダイハツ工業の認証試験における不正、ビッグモーターの創業者一族によるパワハラや保険金の不正請求などの企業ぐるみの不祥事、自民党の派閥による裏金問題、宝塚歌劇団や大相撲の組織内パワハラ、日大アメフト部の廃止、そして社会問題化したトラブルに対するフジテレビの対応の鈍さと後ろ向き姿勢……。近年、日本の名だたる組織が次々と崩壊の危機に直面した。そこには共通点がある。「目的集団」であるはずの組織が、日本の場合は同時に「共同体」でもあったことだ。

この日本型組織はなぜ、次々とおかしくなってしまったのか? 
日本の組織を改善させる方法はあるのか? 
組織論研究の第一人者が崩壊の原因を分析し、現代に合った組織「新生」の方法を提言する。

【目次】
はじめに
第1章 2023年 崩れ始めた支配構造
 <絶対君主型> ジャニーズ、ビッグモーター……
 <官僚制型>  ダイハツ、三菱電機、東芝、自民党派閥……
 <伝統墨守型> 宝塚、大相撲……
 「事件」は共同体で起きる!
第2章 共同体が「もの言わぬ集団」に
 かつては模範的だった日本型組織
 ぶら下がり始めたメンバー
 地獄への道
第3章 身近な組織に迫る危機
 身近な組織ほど危険
 「ホワイト離職」は崩壊の予兆?
 PTA、町内会は最後の聖域
 学校や家庭は大丈夫か?
第4章 組織の「再生」より「新生」を
 デジタル化が変える組織のカタチ
 「個立」する時代
 「共同体」から「コミュニティ」へ
おわりに
【著者プロフィール】 太田肇(おおた はじめ)
経済学博士。同志社大学政策学部教授。組織論・日本人論の第一人者として、著作は約40冊、メディア出演や講演など幅広く活躍している。著書に『「自営型」で働く時代─ジョブ型雇用はもう古い!』『何もしないほうが得な日本 社会に広がる「消極的利己主義」の構造』『「ネコ型」人間の時代 直感こそAIに勝る』『同調圧力の正体』『「承認欲求」の呪縛』など。
【書誌情報】タイトル:『日本型組織のドミノ崩壊はなぜ始まったか』
     ※電子版もございます。 
著者:太田肇
発売日:2025年3月17日(月)
価格:1,012円(10%税込)
判型:新書判
頁数:224
ISBN:978-4-08-721354-6
集英社公式サイトに掲載されている本書籍詳細は
レーベル発刊25周年を迎えた「集英社新書」について

“知の水先案内人”をキャッチフレーズに、1999年12月に発刊されたレーベル。大量に流れ込む情報の海を泳ぎ渡るための「知識に裏付けされた知恵」を提供=案内する「真の意味での実用書」をコンセプトとする。旬な人物やタイムリーな話題を掘り下げる一方で、集英社ならではのエンターテインメント性と「知」を接続する企画にも挑戦し、幅広い世代が手に取りやすい新書を目指します。

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