【日本初】使用済みペットボトルキャップから新たな素材を開発

2025.03.14 14:00
株式会社TRIFE DESIGN
【日本初】市場回収したペットボトルキャップを原材料に使用した【ポリエチレンクロス】を開発。  廃棄物を原材料としたアップサイクルブランド/プロジェクトReTA BASE(リタベース)
廃棄物を原材料としたアップサイクルブランド/プロジェクト『ReTA BASE』より、新たな素材をローンチします。【*日本初】による市場回収したペットボトルキャップを利用し、製織した【*ポリエチレンクロス】を開発しました。この新素材は、プラスチック廃棄物の有効利用を目的としており、環境負荷の低減に貢献します。また、従来の素材に比べて軽量でありながら防水性に優れているため、さまざまな用途で活用が期待されています。
*1【日本初】ナレッジワイヤ による G-Search新聞・雑誌記事横断検索、日経テレコン(日経関連紙・誌記事)検索に基づく。 2025年2月25日調査実施

株式会社TRIFE DESIGN(東京都)が運営するアップサイクルブランド/プロジェクト『ReTA BASE』において、日本山村硝子株式会社(兵庫県)および北辰化成工業株式会社(石川県)が協働パートナーとして参画し、新素材の開発を進めてまいりました。
*2 ポリエチレンクロスは、緯糸のみ市場回収したPETボトルキャップを原材料に利用した再生フラットヤーンを使用。


<各社パート>
・株式会社TRIFE DESIGN → プロジェクト全体のディレクションとデザイン
・日本山村硝子株式会社 → 使用済みペットボトルキャップからの再生原料化(ペレット)
・北辰化成工業株式会社 → 使用済みペットボトルキャップからの再生原料(ペレット)を利用した
フラットヤーン
今回、日本初となる使用済みペットボトルキャップを原料とした新素材ポリエチレンクロスを、全工程を国内で完結する循環型モデルとして発表いたします。本取り組みは、地球規模の環境問題であるプラスチック廃棄物の有効利用を目的としており、異業種が連携して同一の目標に向かって協力するという点が大きな特徴です。
使用済みペットボトルキャップからプロダクトまでの流れ


ペットボトルキャップの主原料であるポリエチレンは、従来は樹脂成形により加工されていました。樹脂成形のメリットは、効率よく大量生産が可能な点ですが、生産に使用する金型には多額の費用が必要となります。今回は金型を使用した樹脂成形ではなく、ポリエチレンクロスを開発することで、縫製品などの加工が容易になり、また金型代などの初期コストを抑えたプロダクト開発が可能になります。
今回のポリエチレンクロスの開発にあたり、幾つものハードルがありました。まず、市場回収したペットボトルキャップを原材料とするフラットヤーンの前例がなく、製造プロセスの確立に時間と労力を要しました。また、フラットヤーンの品質を均一に保つための技術的課題も克服する必要がありました。さらに、ポリエチレンクロスの性能向上と持続可能性を両立させるため、素材選びから製織方法に至るまで細心の注意が払われました。協業パートナーである日本山村硝子株式会社と北辰化成工業株式会社の協力により、環境に配慮した軽量で防水性にも優れた新素材ポリエチレンクロスが誕生しました。
この循環型モデルは、廃棄物のリサイクルプロセス全体を国内で完結させることで、輸送コストや環境への影響を最小限に抑えることができます。また、地域経済の活性化にも寄与し、持続可能な社会の実現に向けた大きな一歩となります。ReTA BASEの新素材ポリエチレンクロスは、今後もさまざまな製品に応用され、協業パートナー企業と共にさらなる技術革新を進めて参ります。
使用済みペットボトルキャップの循環図 


飲料メーカーが中心となり、ペットボトルの水平リサイクル(ボトルtoボトル)は進んでいますが、ペットボトルキャップの回収やリサイクル活動の認知度はまだ低いのが現状です。ペットボトルキャップの回収をユーザーに浸透させるには、「習慣化」「コミュニティ」「手軽さ」 の3つのポイントがあり、ユーザーが「無理なく楽しく参加できる仕組み」が非常に重要と考えます。

<教育や啓発>
・環境教育の一環にする
→ 学校でリサイクルの重要性を教え、キャップ回収を子どもの習慣にする。
・企業や自治体との連携
→ 会社や地域イベントでキャップ回収を推進し、協力の輪を広げる。
・成功事例を発信
→「回収したキャップで○○ができた!」とプロダクト化への成果を伝え、参加意欲を高める。
「楽しく・簡単に・メリットがある」 仕組みを作ることで、ユーザーの継続的な回収を促す。

<参加パターンや活用法>
・企業、自治体、学校、スポーツチームなど身近な素材であるペットボトルキャップを活用し、廃棄プラスチックのリサイクル活動に参加
・回収したペットボトルキャップを原材料に製織したポリエチレンクロスを使ったプロダクトやノベルティの開発

ReTA BASEでは、今後も様々な廃棄物に着目し、廃棄物を原材料に活用したプロジェクトを
実施していきます。

<ReTA BASEとは?>
自利利他 → ReTA
自利利他は仏語であり、自己の幸せは他人の幸せでもあり、他人の幸せは自己の幸せでもあるという
意味です。
ReTA BASEはブランドであり、プロジェクトの名称です。
1.ブランドの顔(モノ)
・素材(ペレット、フラットヤーン、ポリエチレンクロス)
・プロダクト(バッグなどのライフスタイル雑貨)
ReTA BASE素材として、販売も実施。『*ReTA BASE PELLET』『*ReTA BASE FLAT YARN』
『ReTA BASE CLOTH』を展開します。*商標申請中
2.プロジェクトの顔(コト)
・廃棄物の回収からペレット、フラットヤーン、生地化までの仕組み(プラットフォーム事業)

<これまでの取り組み>
第一弾として、使用済みストレッチフィルムを原材料に利用した素材を、協業パートナーである株式会社パンテック(滋賀県)と共に2022年より開始しました。
使用済みストレッチフィルムの循環図
プロジェクトへの参加パターン


第二弾として、リサイクルやリユースができず最終的に行き場を失った廃棄衣類を原材料に利用した素材を、協業パートナーである株式会社たいへい(愛知県)と共に2023年より開始しました。
最終的に行き場のなくなった廃棄衣類を活用

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