生徒も教師も同じ人間。自立した社会人を育成するための「人を育てる」採用選考

2025.01.23 08:40
英進館 株式会社の採用選考では、「人を育てる」をテーマに学生のみなさんとの相互コミュニケーションを大切にしています。今回は、人事部の土屋、堤から、英進館の社風や採用選考への想い、当社が求める人物像をお伝えします。
英進館 株式会社は、福岡市に本社を置き、九州を中心に学習塾の経営をはじめとした教育事業を行う企業です。「自立した社会人の育成」を経営理念とし、社会的・経済的・精神的に自立した社会人となるための基礎固めを大切にしています。
選考では、学生のみなさんにも生徒と同じように接したい
英進館の採用選考のテーマは、「人を育てる」ことです。選考後には、英進館のよいところも今後の課題もしっかりご理解いただけるよう心がけています。


一貫してオープンな採用選考を行い、一次選考と二次選考では学生のみなさんに面接前に質問内容を共有し、面接後には都度フィードバックをします。最終的には「選考前よりも成長できること」を目標としています。


選考のフィードバックを取り入れている企業はほかにもありますが、点数化して応募者に共有する企業は少ないのではないでしょうか。評価項目は、人事部のメンバーと「英進館ではどのような人が活躍できるのか」を話し合ったうえで、求められる力を分解して設定しました。


英進館の採用選考では、当社のポリシーでもある「自立した社会人として何が必要か」を常に考えながら学生のみなさんに接しています。アドバイスにおいても「企業受けするテクニック」ではなく、社会人として本質的に身に付けてほしいことをメッセージとして伝えます。学生のみなさんには、社会に出てから「あの時英進館の選考で教わったことが役に立った」と振り返っていただけると嬉しいです。


私たちは、就活のあいまいな評価基準を改め、テストや入試と同様に頑張った人が報われる制度にしたいんです。選考では学生のみなさんに当社の評価基準がダイレクトに伝わるので、ご自身とのマッチングを見極めながらアピールしていただきたいですね。
フィードバックは次につながるアドバイスを心がけている
学生のみなさんへのフィードバックはぼかさず正直に行います。一方で、個人の価値観や人格を否定することのないように細心の注意を払っています。


同じ内容を伝えるにしても、表現はいくらでも工夫できますよね。ネガティブな内容を伝えなければならない場面では、前向きな気持ちになれるような言葉を選びます。「このようなポイントをこう改善できると、あなたの良さがさらに伝わりますよ」と、一緒にブラッシュアップを重ねていきます。


人事も、現場で教師を経験してきています。生徒に対して伝える経験はもちろん、保護者様に接する経験にも近いものを感じています。生徒の現状を把握・分析して、事実をお伝えして、次のエントリーに向けて何ができるかを一緒に考えていくのです。
社長自ら率先して新入社員とコミュニケーションをとる
英進館の
、入社後の研修では、新入社員との密なコミュニケーションを最重視しています。内定者研修と入社後の研修は、採用選考と地続きです。


英進館の研修では、「すべてを包み隠さず伝えること」を大きなテーマとしています。仕事の面白いところだけでなく、大変なところもしっかり伝えていくのです。


研修は、人事部だけでなく、社長や役員も自ら率先して参加するのが英進館らしさです。特に社長は、内定者の顔と名前はもちろん、エピソードや面接で話したことなどの情報を誰よりも予習したうえで彼らを歓迎します。一人ひとりに対して「○○さん、英進館へようこそ!」「○○は今も続けているのかい?」と会話のキャッチボールを楽しんでいます。社長のパワフルな姿勢に、私たち人事や役員もよいプレッシャーをもらっていますよ。


研修では、社会人の第一歩として、学生のみなさんにもほどよい緊張感を持ってもらうことを意識しています。研修前後は、社長と役員、各科目の指導責任者、人事メンバーで話し合い、情報を共有します。誰かがつまずいている時や元気がないように見える時はアドバイスの方法を変えたり、今まで声をかけたことのないメンバーがコミュニケーションをとったりなど、さまざまなパターンを組み立てながらトライしています。


研修の内容は、教師職の場合、模擬授業の練習が約半分を占めています。事務職においても、ロールプレイングを頻繁に行うなど、実践に即した研修となるよう心掛けています。授業のポイントは先輩社員からもレクチャーしますが、内定者同士でお互いにアドバイスをしたり褒め合ったりしている光景がよく見られます。研修で横のつながりが生まれて、入社後も支え合える仲間になります。
メンター制度では新入社員と先輩社員をともにフォロー
英進館の新入社員には、現場と本部のそれぞれに業務の習得と成長をサポートするメンターがつきます。2名のメンターが存在する大きな目的は、情報収集です。


現場社員のメンター制度を取り入れている会社は多いですが、デメリットとして新入社員の話だけでは状況判断に偏りが出てしまう場合があります。そこで、本部のメンターが加わることで、新入社員からも先輩社員からも話を聞ける状態が作れるんです。本部の視点から現状を客観的に俯瞰して、異なる視点からアプローチを提案できます。


同時に、メンターを担当する現場社員の安心感にもつながります。現場のメンター自身も、日々不安や葛藤を抱えながら後輩の指導にあたっています。そこで、現場のメンターが本部のメンターに相談することで、意外なヒントを得たり不安を解消したりできるのです。


新入社員が壁にぶつかるタイミングは、一人ひとり異なります。メンター制度によって全体の動きを把握する仕組みを作ること、さまざまな立場の社員によるバックアップ体制を作ることで、万全のフォローが実現するのです。
経験を問わず、自ら手を挙げればキャリアアップが可能
英進館では、主任や教室長などのポジションや新規プロジェクトへの参加は、小さなものから大きなものまで公募制度を採用しています。上司や人事部から声がかかるのを待つだけではなく、社員自ら手を挙げてもらいます。英進館には、積極的にチャレンジしようとする姿勢を評価する風土があります。だからこそ、頑張っている人はどんどんステップアップします。


新規事業をゼロから立ち上げるプロジェクトでは、毎年さまざまなことに挑戦しています。
近年の例では、遠方の生徒や不登校の生徒をサポートする
を実現しました。オンライン授業だけでなく、実際にインターネット上に仮想空間の校舎を作って生徒たちに通ってもらうのです。運用を開始して驚いたのは、遠方の生徒だけでなく通塾圏内の生徒が来てくれたことです。子どもたちの「英進館は賢い子が行くイメージがあるから敷居が高かった」「通塾ではクラスメイトと顔を合わせるのがかえって気まずい」などの意外なニーズを掘り起こせたことも大きな収穫でした。


また、学習塾は、子どもたちが学校に通っている時間帯である日中から夕方までは空き教室となっています。それを活かして一般向けのレンタルスペースとして開放する事業も始めました。英進館が元々持っているアセットを有効活用することで、低コストでも確実な利益が生まれます。2023年に発足したこれらのプロジェクトは、試験運用で手ごたえを感じ、2024年には事業化して成功しています。


新規事業のプロジェクトは、毎年メンバーを入れ替えながら走り続けています。人が変わると新しいアイデアが湧いてきます。社会は日々目まぐるしく変化しているので、ニーズは無限にありますし、経験年数や経歴に関係なく、若手の抜擢も目立っています。新たなことを面白がって楽しめる方に、どんどんチャレンジしていただきたいですね。
英進館にはチャレンジできる風土がある
英進館にもさまざまな社員がいるので、最初から全員の手が挙がるわけではありません。それでも、「前向きにチャレンジすること」「失敗は成長のきっかけ」を社長自ら体現する姿を見て、多くの社員が安心して手を挙げています。


成果が出たら表彰されるため、社員同士の刺激になります。これまで積極的に手を挙げるタイプではなかった人も、入社後に上司や先輩、同期にエネルギーをもらいながら成長していきます。熱意ある集団の中に属していると、周囲に刺激を受けながら成長しつつ、気がつくと自分が周りを巻き込むエネルギーになっているんです。


応募者の方には、決して「英進館の仕事は楽だよ」とは言いません。特に入社当初は、持っている時間や現時点のスキルが限られている以上、他の人がやっていないところでプラスの努力をし、どこかで時間を確保する必要が出てくるでしょう。それでも、英進館では生徒たちが日々頑張っている分、自分たちスタッフも頑張らなきゃとパワーが湧いてくるんです。
英進館は「真面目な人が一生懸命働いている会社」
「英進館=優秀な学生が集まる学習塾」というブランドイメージが強く、採用選考にあたってハードルを感じる方もいらっしゃるかもしれません。


しかし実際には、生徒も職員も元から万能なわけではなく、「普通の人」ばかりです。特殊な能力や才能がある人だけでなく、「普通の人」たちが日々地道に頑張っている会社だから成果を出せているということをお伝えしたいですね。


生徒も同じように、もとから優秀な子が素質だけで志望校に合格するわけではなく、毎日コツコツと勉強する子の方が、より成績が上がりますし志望校に受かります。英進館には生徒、スタッフ問わず頑張った人が報われる世界があるので、愚直に努力し続けられる方にぜひ入社していただきたいです。
経歴以上に生徒や保護者様を想う気持ちが大切
英進館は、生徒や保護者様に対して全力でサービス精神を発揮できる人がキャリアアップできる会社です。


指導能力や対人コミュニケーションは、勉強とは全く異なるスキルが必要です。大学のネームバリューは関係なく、さまざまな経験を持つ社員が活躍しています。例えば、大学受験向けの勉強が得意ではなかったとしても、一つでも誰にも負けないジャンルがある方や生徒や保護者様に寄り添うアイデアを考えられる方は大歓迎です。実際に、過去に受験で不合格を経験した社員や、大学時代に休退学を経験した社員も少なくありません。そういった挫折の経験が人を大きくし、生徒に寄り添える教師になれるでしょう。


採用選考では、あなたご自身の考えやこれまでどのような努力をしてきたかを具体的に教えてください。私たちも「目標を達成するために具体的に何をしたか?」「失敗を含めてどのように頑張ったか」のお話を伺いたいです。
会社概要
会社名:英進館 株式会社
本社所在地:福岡県福岡市中央区今泉1-11-12 英進館総本部ビル
電話番号:092-715-7788
公式サイト:
採用サイト:

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