「CHALLENGED DESIGN project」を推進

2025.01.15 11:00
ミサワホーム株式会社
子どもたちが描く絵をデザインに昇華させ、すべての人が輝く社会の実現に寄与

○ 2021年12月、羽田空港で開催された「障がい者とプロフェッショナルが紡ぐ共創のデザイン展」からプロジェクトを始動
○ 多様性に配慮したデザインソリューションにより、地域の賑わいと交流の場を創出し、障がいを持つ子どもたちの社会的自立を支援
○ 地域との共創により、「誰一人取り残さない」SDGsの目標達成に貢献し、豊かな暮らしの実現を目指す取り組み
子どもたちが描いた絵(一部)/ CHALLENGED DESIGN FENCE projectワークショップ@コミュニティセンター羽田旭より

 ミサワホーム株式会社(代表取締役社長執行役員 作尾徹也)は、障がいを持つ子どもたちの社会参画を支援する取り組み「CHALLENGED DESIGN project(以下、「チャレンジド デザイン プロジェクト」)」を、ミサワホームグループが展開する未来志向のまちづくり事業と連携し、全国で推進しています。

 「チャレンジド デザイン プロジェクト」は、異業種連携や新領域との共創を通じて新しい価値を創造することを目的に結成された、当社BRシナジー推進室の新規事業として、2021年12月に羽田空港で開催された「障がい者とプロフェッショナルが紡ぐ共創のデザイン展」(主催:株式会社クロス・カンパニー「以下、クロスチーム」)に参画したことをきっかけに始動しました。

 同プロジェクトでは、当社がまちづくり事業に取り組む地域において、障がいを持つ子どもたちとそのご家族を対象に、自由に絵を描くワークショップなどを実施しており、地域の賑わいや交流の場を創出しています。さらに、参加者同士の共創によりうまれた素晴らしい絵の数々を、ともにプロジェクトを推進するクロスチームのデザイナーがデザインに昇華させ、ひとつのアート作品として商品・サービスへ新たな価値を纏い社会へ届けることで、障がいを持つ子どもたちに、自宅でも学校でもない居心地の良い第三の場所と新しいワークスタイルを提供し、社会的な自立を支援しています。

 また、同プロジェクトの一環として、ワークショップを通じて完成したデザインを工事現場の仮囲いに施すことで、地域の美観維持に貢献すると同時に、障がいを持つ子どもたちがいきいきと活動する姿を広く知ってもらうことを目的とした取り組み「CHALLENGED DESIGN FENCE project(以下、「チャレンジド デザイン フェンス プロジェクト」)も展開しています。近年、コロナ禍により活動する機会が減ったアーティストを支援する目的で、工事現場の仮囲いを新たなアートスポットとする取り組みが全国で実施されています。東京都では、2024年7月から、仮囲いなどをキャンバスに見立て、まちにアートの景色を広げる新たな文化プロジェクト「TOKYO CITY CANVAS(トーキョー シティ キャンバス)」の助成事業が開始されるなど、今後、このような取り組みがますます加速することが予想されます。

 ミサワホームは、今後も「チャレンジド デザイン プロジェクト」を通じて、「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現に貢献するとともに、子どもたちとそのご家族がいきいきと輝く未来をデザインできる「心の拠りどころ」となる“HOME”を提供し、豊かな暮らしの実現をサポートしてまいります。

■これまでの取り組み
1.「CHALLENGED DESIGN FENCE project (チャレンジド デザイン フェンス プロジェクト) ワークショップ@コミュニティセンター羽田旭」
 2024年12月7日、東京都大田区のコミュニティセンター羽田旭にて、クロスチームとともにアート制作ワークショップを開催しました。当社は大田区と事業契約を締結し、「旧羽田旭小学校敷地活用事業」として「つくると暮らすを一体に。」をコンセプトに、区内ものづくり産業の持続的発展に貢献するまちづくりを推進しています。
 今回のワークショップは、障がいの有無や年齢、学び舎など、さまざまな垣根を越えた交流の場を提供し、地域の子どもたちに「ものづくり」と「共創」の楽しさを体験してもらうことを目的に開催しました。参加対象は、羽田旭小学校廃校時に受け入れ先となった羽田小学校および東糀谷小学校の子どもたちとそのご家族とし、40名を超える参加者によって、笑顔溢れるワークショップとなりました。子どもたちが描いた絵は、今後、クロスチームのデザイナーによってデザインとして具体化され、「旧羽田旭小学校敷地活用事業」の新築工事着工時に設置される仮囲いに施され、工事期間中に展示される予定です。

【羽田小学校 渡部校長のコメント】
「羽田旭小学校の跡地は地域にとって重要な場所です。今回はこの場所に由来のある方々に参加を呼びかけました。学年や学校が異なる子どもたちが交流しながら、自由に自分の思いを絵に描けたことは素晴らしい体験となりました。また、プロのデザイナーのアドバイスを受けることで子どもたちの可能性が広がり、授業では得られない貴重な機会となったこと、温かい雰囲気のなか、良いひとときを過ごせたことに感謝しています。子どもたちそれぞれの絵がひとつに融合し、どのような仮囲いになるのか、完成を楽しみにしています。」
【東糀谷小学校 菊原校長のコメント】
「本プロジェクトでは、特別支援学級の子どもたちが自由に感性を発揮できる場が提供されており、のびのびと活動できる環境が整っていました。このような学びの場で、子どもたちの資質や能力を引き出し、社会とのつながりを深めることは、教育者にとって重要な使命です。今後も地域イベントを通じて連携を深めながら、この取り組みを持続的に発展させ、地域コミュニティの醸成に貢献したいと考えています。」

当日の様子
2.「CHALLENGED DESIGN FENCE project (チャレンジド デザイン フェンス プロジェクト) ワークショップ」(静岡県・三島展示場)
 2023年8月18日、静岡県三島市のSBSマイホームセンター ミサワホーム静岡 三島展示場の建替えにともない、同展示場を会場に、障がいを持つ子どもたちが建設途中の構造体に自由に絵を描くワークショップを開催しました。当社、ミサワホーム静岡、クロスチーム、三島市で障がい者支援を行うNPO法人エシカファーム(以下、「エシカファーム」)が共同で開催し、子どもたちとそのご家族ら総勢40名が参加。子どもたちは、住宅の壁面という大きなキャンバスに、ペイントローラーだけでなく、手のひらや足の裏に直接絵具をつけるなど、全身でダイナミックに絵を描きました。完成した展示場では、ワークショップ当日の様子をパネルで紹介し、子どもたちが描いた絵を展示場内のインテリアデザインに用いるなど、目で楽しみながら、本プロジェクトを知っていただく工夫を取り入れています。
 また、同ワークショプ以外にも当社、クロスチーム、エシカファームが共同し、障がいを持つ子どもたちを対象に、三島市の景色を描くワークショップを開催。富士山や水、花など三島をイメージした子どもたちの絵がデザインとなり、三島展示場建替え時の仮囲いに使用されました。今後は、三島駅南口東街区の再開発事業においても「チャレンジド デザイン フェンス」を設置する予定です。
静岡県・三島展示場のインテリアに取り入れられたデザインの一部
■株式会社クロス・カンパニー(通称:クロスチーム)
 障がい者とプロフェッショナルの「共創」で生み出されるアートやデザインを通じて、障がい者の社会参画を進める事業を展開。「共創」のチカラで、どんな凸凹(でこぼこ)でも誰でも、それぞれの可能性を広げ、高いクオリティのデザインとユニークなストーリーを提供する、さまざまなプロジェクトを企画・運営しています。
(参考)ホームページURL 

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