合理性に沿って構築された平和の限界を、ケインズは予見していた | 勝者の論理が作った歪み

2024.12.27 10:00
※本記事は『経済学の堕落を撃つ』(中山智香子)の抜粋です。

「カルタゴの平和」

ケインズが『平和の経済的帰結』で指摘した通り、第一次世界大戦の敗戦国ドイツやオーストリアの立場から見れば、大戦後の国際社会体制はまったくもって平等どころではなかった。ケインズは、敗戦国に過剰な経済的負担を強いることを「カルタゴの平和」と呼び、ローマが敗戦したカルタゴに領土を割譲させ巨額の賠償金を科して滅亡させた戦後…

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