"香川・兵庫コラボ観光プロジェクト2024"「ローカルガストロノミーと日本の美しきカントリーサイド」ツアー体験の様子を取材してきました!

2024.12.17 14:01
公益社団法人ひょうご観光本部
株式会社ワールド航空サービスから販売された「香川・兵庫コラボ観光プロジェクト2024」のツアーのうち1ツアーについて、西山酒造場での体験の様子を特別に取材させていただきました。

公益社団法人ひょうご観光本部と公益社団法人香川県観光協会では、両県ならではの地域の魅力を活かしたプレミアムな周遊ツアーの造成及び販売に取り組んでいます。
造成したツアーのうち、「ローカルガストロノミーと日本の美しきカントリーサイド」ツアーの2日目に行われた西山酒造場での体験の様子を、特別に取材させていただきました。
●西山酒造場について
1849年創業の老舗酒蔵である西山酒造場は、兵庫県丹波市に位置し、日本を代表する俳人・高浜虚子をはじめとする文化人とのつながりが深い酒蔵です。代表銘柄である「小鼓(こつづみ)」も高浜虚子に命名されました。
また、西山酒造場で販売されているお酒のボトルデザインや酒蔵の表記などは芸術家・綿貫宏介のデザインにより、統一されているのも特徴の一つです。

まずは、西山酒造場の蔵人によるご案内の元、蔵見学を体験いただきました。
西山酒造場の蔵見学は、酒造りの世界への入り口である「解憂境(かいゆうきょう)」から入るところからスタートします。「解憂境」の看板を含め、芸術家・綿貫宏介がデザインした敷地内の看板や西山酒造場とゆかりの深い高浜虚子の句碑など、酒造りの工程だけでなく、西山酒造場にゆかりある俳人・芸術家にまつわるお話を蔵人から聞くことができるのも西山酒造場の蔵見学の魅力の一つです。
お客様には、酒の香りや酒造りの音を感じながら、蔵人との会話を楽しんだり、高浜虚子が旬を詠まれた当時の様子に想いを馳せたり、思い思いに蔵見学を楽しんでいただきました。
解憂境から敷地内に入った後、蔵人から、パネルを使って酒造りについて説明
高浜虚子も過ごされた重要文化財「三三庵」の説明を受けている様子。建物の名前の由来も聞くことができました。(「三」は吉祥の数字とされているから、お酒を“ささ”と呼んでいたことから、“笹”から落ちた水がお酒になったから、など)


蔵見学が終わった後は、2024年8月にオープンしたばかりの酒・発酵・芸術の複合施設「鼓傳-koden-」へ移動いただき、昼食を召し上がっていただきました。
●鼓傳について
西山酒造場内にあるカフェ、おやつショップ、ギャラリーなどを兼ね備えた施設。西山酒造場では、高浜虚子に命名された「小鼓」を始め、様々な日本酒を販売されていますが、「鼓(つづみ)の音を響かせ広がっていくように、酒造り及び芸術を後世に伝えていく」という想いから「鼓傳(鼓を伝える)」と名付けられました。鼓傳は、1896年に建築された酒造蔵で使用されていた梁や柱、樽など可能な限り再利用し建造され、当時の面影を感じることができるデザインになっています。

 お客様には、丹波地鶏の有機醤油麹がけや丹波産・国産野菜の炊き込みご飯などが入った「丹波地鶏の木枡せいろ」を召し上がっていただきました。白砂糖は使用せず、発酵調味料のみで味付けされ、また、丹波の地元の有機野菜がふんだんに使用されており、西山酒造場こだわりの一品です。
体に優しい「丹波地鶏の木枡せいろ」を召し上がっている様子。中には、オプションで日本酒を楽しむ方も。

西山酒造場での体験後、お客様からは、「蔵見学では、蔵人の方が酒への愛情を持ちながら、酒造りに取り組まれていると感じた。」、「鼓傳での食事は、体によい素材が多く使われているからか、お料理が体の中にすーっと入っていく感覚だった。白砂糖不使用だが、味が薄いわけではなく、発酵調味料を使用することにより、より食材の素材のうまみを感じることができた。」、「鼓傳について、昔の建物を無駄にせず、工夫して建てられているという話が印象的であった。」との感想をいただきました。

 ひょうご観光本部では、本ツアーのように、その地域ならではの食や文化の歴史やストーリーを学び、受け継いできた人の想いに触れていただくことのできる、魅力あふれるツアーやコンテンツの販売に引き続き取り組んでまいります!

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