3代目の夢の実現!『木桶納豆』がつなぐ発酵100年への道

2024.10.28 23:10
納豆一筋40年 「ひたちの納豆屋」3代目納豆職人が、究極の『木桶納豆』仕込みに4代目とともに挑戦します!
納豆が好きな方にはぜひとも味わっていただきたい。納豆が苦手な方にはひとくちだけでもお試しいただきたい。
誰もつくっていない、どこにも売っていない「木桶納豆」をお届けします!《納豆づくりへの想い》たかが納豆、されど納豆、美味しい納豆だけをつくってきました。
「ひたちの納豆屋 菊水食品」の菊池啓司です。1948年に創業以来76年、茨城県日立市で納豆の専門店を営んでおります。大手メーカーではできないきめ細かな職人技術により、発酵が十分でありながら納豆くさくない、大豆の甘みと香りを十分引き出す納豆作りをしています。大得意先の倒産、 東海原発事故 、 東日本大震災、コロナ騒動と、何度か経営の危機がありましたが、お客様に支えられてここまで続いております。
《3代目と4代目》
納豆作り43年、これだけはやってみたい夢がある。
菊池啓司。1957年2月生まれ。
祖父の代からの納豆屋の長男として生まれる。
運動が大の得意で勉強には関心がなかった。高校、大学と進むうちに学校の先生になりたいという夢を持つが、諸事情あり地元の建設会社の営業職に就く。
24歳の時、父親の急病により菊水食品を継いで納豆をつくる決心をする。
誰にも教えてもらわず、ひたすら試行錯誤してうまい納豆作りを追求する。
「水戸納豆」とひとくくりにされることに対抗意識を持ち、「ひたちの納豆」と覚えてもらえるよう、菊水ゴールド納豆をはじめとする、ユニークな納豆を次々と開発する。
全国で開催される納豆鑑評会では、農林水産大臣賞をはじめ、合計7回受賞。これは納豆王国茨城県の納豆メーカーでは最も高位で最多の受賞実績である。
43年間、ひたすら納豆と向き合ってきて、今こそやってみたい夢がある。


菊池純平。1987年1月生まれ。
曾祖父の代からの納豆屋の長男として生まれる。
周囲からは後継ぎと期待されて育つが、父親とまったく異なるキャラクターで反発も強く、一時はけんかして家を出た。
会計事務所で働いているときに父親が入院したことをきっかけに、周囲の勧めもあって家業に復帰。
真面目で自分の基準にこだわりが強く、父親と違ったタイプの職人気質。
東日本大震災の危機を共に乗り越え、現在に至る。
現場での納豆製造技術はほぼ習得。今後は自分の納豆作りが課題である。《クラウドファンディングに挑戦しようとしたきっかけ》
4代目が頼もしく育ってきた今こそ、木桶納豆をやりたい。
「ひたちの納豆屋 菊水食品」は創業76年の納豆専門店です。
初代の猛次郎は、東京の空襲で焼け出されて日立に来て最初は塩焚き、のちに納豆屋を生業にしました。
2代目の康隆が納豆をつくるのを見て育った私は、おやつといえば納豆を食べ、おかずも納豆、親は毎日仕事、遊びにも行ったり好きなものが食べられる日立製作所勤めの家庭がうらやましかったものです。

自分が納豆屋になってからは、誰にも教えてもらえずに見様見真似でつくりめました。
もちろんたくさん失敗したし、納得いかない出来でも、常連のお客様が買ってくださいました。
それからずっと、自分が「うまい」と思える納豆をつくり続けてきました。

長男と一緒に仕事をするようになってからは、技術を伝えながらもなるべく任せられるところは任せ、今はすべての工程を一人でできるようにまで成長しました。そろそろ事業継承も視野に入れるこの時期、私の中でひとつの夢が浮上してきました。
それは、子供のころに見ていた「木桶で仕込む納豆」の記憶です。
木桶で大豆を蒸していた景色、蒸しあがったばかりの大豆を食べたあの甘さが忘れられない。。
あれを再現できないだろうか。
それを木桶の容器で発酵させたら新しい味ができるにちがいない。

今になって、この誰もやっていない製法をやってみたいと思った理由はもう一つあります。
実は、4代目は真面目に仕事をしながらも「このような利益の少ない納豆屋で食べていけるのか」という疑問を持っています。
ここで3代目としては最後になるかもしれない夢にチャレンジして、より多くのお客様に「納豆の新しい価値と可能性」を届けたうえで、4代目がみずから納豆屋としてやっていく希望と覚悟を持ってくれることを期待しているのです。
(とカッコつけてますが、お察しの通り「自分がやりたい」というのが一番の動機です。)

《このプロジェクトで実現したいこと》
今はもう誰もやっていない「木桶納豆」を作って、みなさんに食べてもらって、これからもずっと菊水の納豆を楽しみにしてもらいたい。
今はどこの納豆屋でも、効率的な圧力釜で高温短時間で大豆を蒸し上げます。
それを木桶で蒸すとなると時間も燃料もたくさん使い、調整に手間がかかり、大変非効率といえる製法ですが、私は「大豆の旨味をじっくり引き出してまろやかな味の納豆に仕上げることができる」と確信を持っています。

このプロジェクトでは、今はもう誰もつくっていない、どこにも売っていない「木桶納豆」をあなたに直接お届けします!
納豆が好きな人にはぜひとも、この究極の納豆ともいえる木桶納豆を味わってほしいし、納豆嫌いな人にはぜひとも、じっくり仕込んだ納豆の旨さと甘さを味わって納豆の良さを知ってほしいです。
クラウドファンディングのメリットは、現在ご愛顧いただいているお客様への披露目はもちろんのこと、「菊水食品なんて初めて聞いた」「今まで菊水食品の納豆を食べたことがない」かたにも、スーパーでは買えない特別に美味しい納豆の存在を知っていただき、それを味わっていただけることです。

「こんな美味しい納豆があるんだね」「おもしろいことやってる納豆屋だね」と楽しんでいただき、これからも10年、20年、30年と続けていけるよう、少しでも多くのお客様に支持していただくことこそが事業継続の最善の道と信じております。
「わらつと納豆」本物のわらに包んで発酵《木桶納豆、実現への道》
子どものころに見ていた木桶で大豆を蒸す製法。あのときの大豆の甘さは、単なるノスタルジーではないはず。
今から3年半前、あるかたと出会って「木桶で納豆をつくる」話題になり、私の子供のころの想いをお話しすると、すぐに木桶を送ってくださいました。
しかし、木桶だけでは仕込みはできません。そのときは新型感染症の影響がまだまだ強く、新しいチャレンジをする気力や時間や工事の費用が私にありませんでした。せっかくのご厚意を無にしてしまい、情けなくふがいない想いを抱えながら、その木桶はお返ししました。

しばらく木桶の夢は封印していましたら、ある支援機関から事業継承と販路拡大を目的とする補助金の存在を聞き、これが最後のチャンスかもしれないと思いました。
日本に数名しかいない木桶職人さんの会社、大阪堺市「藤井製桶所」の情報は、弊社でしろたまりを仕入れている日東醸造の蜷川社長に教えていただきました。
木桶納豆の調整のために、発酵室の設備を新たにして、よりよい品質を保つためにデータを取って分析し、私と4代目で新しい納豆をつくる決意を固めました。
また、ちょうどその頃にお客様から「木桶職人復活プロジェクト」のイベント情報を教えていただき、大阪の阪神梅田本店まで行きました。
そこで木桶工事のできる職人の伊藤さんと出会い、醤油屋さんをはじめとする、木桶を愛し守りたい人たちのこだわりを全身全霊で感じてきました。
ここであらためて納豆の栄養価をおさらいします。
キーワードは「発酵」です。
ご存じの通り、納豆は高栄養価の発酵食品で、たんぱく質、食物繊維、ビタミンK2、ビタミンB群、ミネラル(鉄、カルシウム、マグネシウム)を豊富に含みます。
特にビタミンK2は骨の健康を支え、血液の凝固を助けます。また、ナットウキナーゼという酵素が血液をサラサラにし、動脈硬化の予防に役立つとされています。納豆菌による整腸作用も期待され、腸内環境の改善にも効果的です。これらは、大豆を発酵させることによって生まれたメリットです。

「木桶」は古来より日本の伝統食である「しょう油」「みそ」「みりん」「酒」の熟成に使われてきた器です。発酵食こそが日本人の健康を守るといっても過言でないほど、感染症をはじめとする様々な病から体を守る免疫力を高めてくれます。この「木桶」によって「発酵食納豆」も新たな価値をいただきます。
第3回 木桶による発酵文化サミット
《リターン》
どんなカタチでも、どうぞ「ひたちの納豆屋」を見守ってください。
・木桶納豆1個 3000円
・木桶納豆2個 5000円
・菊水食品納豆詰め合わせ(木桶納豆2個+そのほかの納豆) 10000円


・木桶納豆2個+木桶仕込みしろたまり+藻塩セット 10000円
・木桶納豆1個+どらい納豆オールスターセット 10000円
・おまかせ納豆5000×5回分 25000円
・おまかせ納豆5000×10回分 50000円(画像はイメージです)
・木桶納豆作りワークショップ(菊水食品)参加権 10000円
・2025/6に開催予定の「菊水食品77周年記念イベント」木桶しろたまりワークショップ&納豆尽くしパーティーご招待権 15000円
・2025/5に大阪で開催される木桶フェスに社長と参加&懇親会ご招待権 15000円
・2028/6に開催予定の「菊水食品80周年記念イベント・80周年だよ!全員集合!」ご招待権 20000円
北原照久講演会&納豆尽くしパーティーを実施します。
4代目社長就任式&菊池啓司の本出版記念会を同時開催予定です。

《スケジュール》
10月中旬 木桶釜設備の設営
10月下旬 発酵室設備の設営
10月31日  クラウドファンディング終了
11~12月 木桶納豆の試作
11~12月 データ記録装置設置、データ分析
12月 木桶納豆ラベル製作、製品化
2025年1月 リターン発送開始、実施開始

《最後に》
たかが納豆、されど納豆、これからも美味しい納豆をつくり続けたいです。
2018年の創業70周年では、先代である両親と、現社長の夫婦と、長男・長女と、3世代がそろってお客様にご挨拶できました。来年は創業77周年、2028年は創業80周年、2048年は創業100周年。
これからもみなさまに喜んでいただける納豆をつくり続けていきたいです。
どうぞ、この小さなひたちの納豆屋を応援してください。よろしくお願いいたします。

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