原爆軽視が根付くアメリカ。『オッペンハイマー』に日本人精神科医が今思うこと

10月11日、2024年ノーベル平和賞に日本原水爆被害者団体協議会（日本被団協）が選ばれた。広島・長崎に原爆が投下されてから79年の悲願がやっと実った形となった。しかし、世界では今核の脅威が高まり、核について改めて考える動きが出てきている。祖父の出身地であり、現在も親戚が多く住み、幼い頃から広島での原爆体験を聞いて育ってきたというハーバード大学医学部准教授で小児精神科医の内田舞さんは、アメリカで暮…