野菜の鍋料理レシピ3選!キャベツやタマネギたっぷりの変わり鍋

2024.09.24 15:08
鍋は、肉や魚、野菜などが色々な食材が一度に摂れることに加えて、一品で満腹になれるのも魅力。とくに野菜は煮込むとかさが減り、量をたくさん食べられるので、野菜を効率よく食べたいときや、また野菜の使いきりにも役立ちます。そこで今回は、キャベツやタマネギ、にんじん、長ネギといった常備野菜を中心に、野菜がたっぷり摂れる"変わり鍋"のレシピをご紹介。定番の鍋に飽きときやおもてなしの際に、ぜひ作ってみてください。
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食感を楽しむ、キャベツのイタリアン鍋
食感を楽しむ、キャベツのイタリアン鍋
ニンニクとアンチョビを入れると一気にイタリアンの風味に。キャベツは煮すぎず、シャキシャキの食感を残すのがポイントです。締めにはパスタがおすすめ。
キャベツのイタリアン鍋
材料(4人分)
キャベツ:1/2個(600g)
タマネギ:1個(200g)
ニンニク:6片(30g)
アンチョビ(フィレ):40g
白ワイン:100cc
オリーブオイル:大さじ1
バター:20g
粗びき黒コショウ:適量
パセリ:適宜

キャベツは芯を切り外し、適当な大きさに切る。切り外したキャベツの芯とタマネギは薄切りにする。ニンニクはすりおろし、アンチョビは粗く刻む。

鍋にオリーブオイルとニンニクを入れて弱火で熱し、ニンニクの香りがしてきたらタマネギと、アンチョビ([4]用に少量残しておく)を加え、中火で炒める。

タマネギが透き通ってきたら、キャベツと白ワインを加え、木べらで鍋底から返すように全体をよく混ぜ、ふたをして弱火で約10分蒸し煮にする。

残しておいたアンチョビと、バターを加えて全体にからめ、粗びき黒コショウをふり、お好みでパセリを散らす。
彩りも鮮やか!ピリ辛にんじん鍋
彩りも鮮やか!ピリ辛にんじん鍋
にんじんを1.5本使うので、甘みがあり彩りも鮮やか。リボン状やみじん切りにすることで火の通りが早くなるメリットもあります。締めには中華麺がよく合います。
にんじんのピリ辛鍋
材料(4人分)
にんじん:1/2本(100g)
もやし:1袋(250g)
えのき:2袋(200g)
三つ葉(飾り用):適量
味噌:大さじ2
豆板醤:大さじ1
[鶏団子]
にんじん:1本(200g)
鶏ひき肉:200g
酒:大さじ1
卵白:1個分
片栗粉:大さじ1
[だし汁]
水:1000cc
昆布:20g
かつお節:30g
●調理の前に
調理する1時間以上前にだし汁を作っておきます。だしの取り方はレシピの下で紹介しています。

もやしは根がある場合は取り除き、えのきは根元を切り落とす。汚れが気になる場合はサッと洗い、ザルに上げる。

にんじんは皮をむき、1/2本をピーラーでリボン状に、1本を鶏団子用にみじん切りにする。

ボウルに[鶏団子]の材料を入れ、粘りが出るまでよく練り混ぜる。

土鍋にだし汁を入れて火にかけ、沸騰したら味噌、豆板醤を加える。

スプーンで[3]をひと口大の大きさにすくい、団子状にして加える。さらに、リボン状にしたニンジンを加える。

鶏団子に火が通ったら、えのき、もやしを加えてふたをし、火を止める。仕上げにお好みで三つ葉を飾る。
だしの取り方
鍋に水と昆布を入れ、1時間おく。

中火にかけ、昆布の周りに気泡が立つくらいになったら弱火にし(消しても良い)、10分ほどしたら昆布を引き上げる。湯を沸騰させないのがポイント。

[2]を強火にかけ、沸騰直前に差し水(分量外)を加えたら、かつお節を入れてすぐに火を止める。

かつお節が底に沈むまで置く。この間、菜箸などでかき回さないように注意する。

ザルの内側にキッチンペーパーを敷き、[4]の上澄み汁を静かにこす。かつお節を絞ると苦みが出てしまうので、避ける。
うまみを堪能!すりおろしタマネギのカレースープ鍋
うまみを堪能!すりおろしタマネギのカレースープ鍋
タマネギ4個に長ネギ3本が入った、カレー風味のスープ鍋。タマネギのうまみを存分に味わえます。鶏肉の代わりにお好みのシーフードを入れたり、トマト缶を加えたりとアレンジしても良いでしょう。締めはリゾットやうどんで、スープを余さずいただけます。
すりおろしタマネギのカレースープ鍋
材料(4人分)
タマネギ:4個(800g)
長ネギ:3本(300g)
水菜:1/2束(100g)
鶏むね肉:250g
厚揚げ:150g
オリーブオイル:大さじ1
粉チーズ、パセリ:適宜
[A]
めんつゆ:200cc
カレー粉:大さじ3
カレールー:1片
水:800cc

タマネギ2個はすりおろす(フードプロセッサーを使っても良い)。残り2個は縦に2等分し、繊維に沿って1cm厚さに切る。長ネギは斜め切りにし、水菜は4cm長さに切る。鶏むね肉と厚揚げはひと口大に切る。

鍋にオリーブオイルを熱し、すりおろしたタマネギをあめ色になるまで炒め、[A]、残りのタマネギ、長ネギ、鶏むね肉、厚揚げを加えて煮込む。

最後に水菜を加えてできあがり。お好みで粉チーズとパセリをかける。
最後に
キャベツ、タマネギ、にんじん、ネギなどの野菜は、煮込むことで甘みが引き出され、おいしさも一段とアップします。冬の野菜摂取量アップや、野菜の使いきりに、いつもとひと味違う鍋レシピをぜひ役立ててみてください。
[キャベツ]栄養を逃さない料理のコツと保存法
[キャベツ]栄養を逃さない料理のコツと保存法
ビタミンCやビタミンK、葉酸などを多く含む、アブラナ科の野菜。原産はヨーロッパで、日本で広く食べられるようになったのは明治時代からです。
最終更新:2024.09.24
文:窪和子
写真:小林友美
監修:カゴメ
出典:
農林水産省 めざましごはん、食材まるかじり
(キャベツのイタリアン鍋)
(ピリ辛にんじん鍋)
(すりおろしタマネギのカレースープ鍋)
(だしの取り方)

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