見慣れた顔だけどお尻は……ちっちゃいランエボ?? 珍車「三菱コルト CZC」にはかのピニンファリーナも噛んでいた!

2024.09.19 11:40
この記事をまとめると
■三菱コルトの派生車種「コルト CZC」というオープンモデルがあった
■欧州仕様のコルトをベースにイタリアのピニンファリーナ社と共同開発した
■イギリス向けの右ハンドル仕様もあったが日本には導入されなかった
こんなオープンカーもあったのか!
  それまで三菱の普通車のボトムラインを担っていたミラージュに変わって2002年に登場したコルト。コルトの名前は日本では1960年代に使用されていたほか、ミラージュの欧州モデルの名前としても知られているものだ。
  そんなコルトは、それまでのミラージュのイメージを一新するために「まじめ、まじめ、まじめ」という宣伝文句で登場し、ユーザーが装備などを細かく自由に選択できるカスタマーフリーチョイスを採用したことでも話題を集めた。
  また派生車種として2004年にはショートワゴンの「コルトプラス」が、2006年にはホットモデルの「ラリーアート バージョンR」が存在していたことでも知られるが、日本に導入されなかった派生車種も存在していた。それが2006年に欧州で発売を開始した「CZC」なるモデルである。
  このCZCは2005年のジュネーブモーターショーで発表された「コルト クーペカブリオレ コンセプト」の市販版となるもので、当時欧州で流行していた電動ハードトップを備えた2+2モデルとなっていた。
  フロントマスクは通常のコルトと共通するデザインとなっていたが、スポーティな雰囲気をプラスするためにAピラーはやや寝かされており、全高もハッチバックモデルよりも低められていた。
  一方のリヤセクションは、電動ルーフを格納することもあって、ハッチバックモデルとはまったく異なるスタイルとなっており、テールランプユニットはランサーエボリューションXを思わせるデザインのものが採用されている。
  そして心臓部には1.5リッターのNAエンジンのほか、150馬力を発生するターボモデルも用意され、5速MTとのみの組み合わせとなっていたのが、欧州をメインターゲットにしていたモデルらしいところだった。
  このコルトCZCは欧州仕様のコルトをベースにイタリアのピニンファリーナ社と共同で開発されたもので、生産もピニンファリーナが担当。イギリス向けの右ハンドル仕様も存在していたが、日本への導入はマーケットが小さすぎるという判断で見送られている。
  実際、日本には2007年に日産がマイクラC+Cの2007年モデルを1500台限定で導入したが、完売までに3年近くの時間を要しており、結果的にこの判断は正しかったといえそうだ。

あわせて読みたい

自慢の「Honda S+ Shift技術」を採用! ホンダの人気車「プレリュード」が2026年初頭に欧州に導入される
CARSMEET WEB
ドライブ中も世界感にどっぷり! ミッキー・キティ・スヌーピーと世界的人気キャラのコラボクルマ5選
WEB CARTOP
ポップアップイベント 丸山百景 KEITA MARUYAMA 30TH ANNIVERSARY「丸山敬太の縁起物市 in 銀座三越」開催
PR TIMES Topics
クルマ好きの理想はコレだよコレ! いま考えると「スマートロードスター」は夢のようなクルマだった
WEB CARTOP
ステランティス、「パリモーターショー2024」で、4ブランド計26モデルの展示と中国ブランド「リープモーター」を披露
CARSMEET WEB
ハーゲンダッツ ジャパン創業40周年記念「40年分のしあわせを運ぶ電車」順次運行
PR TIMES Topics
ハッキリいって安くて買い! 新しくて最新装備も付いているのに「イマイチ不人気」で中古が安いコスパ最高のクルマ4選
WEB CARTOP
「ホンダ車のいい間違い?」とかいわないで! たった4年で姿を消した三菱「アスパイア」とは
WEB CARTOP
「真鯛薫る七草粥」を1日限定で販売
PR TIMES Topics
いま軽の販売バトルは「クロスオーバーSUV」に託された! スペーシアギア&N-BOX JOY途上で風雲急を告げるハイト軽市場!!
WEB CARTOP
【試乗】加速はかなり向上……だけどハンドリングには気になる点も! アウトランダーPHEVの進化はどれほど? 大幅改良した「アウトランダーPHEV」をサーキットで徹底チェックした!!
WEB CARTOP
相続にはトラブルがつきもの? 予期せぬ事態への対処法
antenna
メキシコで「ダッジの新型」を見かけたら中身は「中国車」のOEMだった! 今後世界で「ステルス中国車」が増える可能性あり!!
WEB CARTOP
パフォーマンス向上だけでなく装備もアップデート! 三菱 アウトランダーPHEVがマイナーチェンジ
WEB CARTOP
戸籍を調べて驚愕! 実際にあった相続トラブル
antenna
オヤジ世代の青春を支えた「インテグラ」「bB」「キューブ」など名車が次々と消滅! いまハッチバックが減少の一途を辿るワケ
WEB CARTOP
DAFやMANは超カッコイイけど日本で見かけず! 海外メーカーがトラックを日本で展開するには乗用車の比じゃないハードルが待ち受けていた
WEB CARTOP
【氷と、ととと × BERTH COFFEE】ピスタチオとバルサミコフランボワーズのかき氷
PR TIMES Topics
SUBARU レヴォーグ レイバックの販売が絶好調! やっぱりステーションワゴンは消えちゃならん!!
WEB CARTOP
話題のクルマを品定め!日本にはコレがある! 〈三菱〉トライトン
Safari Online
【ねんりん家】おめでたい紅白カラーの「初春のストレートバーム」販売
PR TIMES Topics