10月1日は「日本酒の日」。その由来や乾杯イベント2024も紹介!

2024.09.18 08:50
「日本酒の日」とは、酒蔵が日本酒造りを始める、酒造元旦とも呼ばれる10月1日に制定された記念日です。日本酒の日には、全国各地でさまざまなイベントが行われてきました。こちらの記事では日本酒の日の由来や、10月と日本酒の関係性、10月1日当日に開催されるイベントなどについてご紹介します。
「日本酒の日」の意味と起源
「日本酒の日」は10月1日に制定されています。日本酒の日の由来やイベントの前に、まずは日本酒の日に込められた意味や起源から確認しておきましょう。
日本酒の日の由来や込められた意味とは
日本酒の日は、日本酒造組合中央会によって1978年に制定されました。
古くから日本人に親しまれてきた日本酒は、日本の文化とも言える飲み物の1つです。日本酒の日には、「日本酒を後世に正しく伝えよう」という考えや、「日本酒が人々にさらに愛されますように」といった願いが込められています。  

制定されて50年近く経過した現在、毎年10月1日は全国の日本酒ファンが思い思いのお酒を楽しむ日として浸透しています。
日本酒の日が10月1日に制定された2つの由来
日本酒の日が10月1日に制定されたのは、日本酒造りが始まる時期や十二支の「酉」が関係しています。ここでは、日本酒の日が10月1日に決まった由来を解説します。
日本酒造りが始まるタイミングだから
米と水は、日本酒の味わいを大きく左右するポイントです。原材料の米の違いによって日本酒の旨味や香り、味わいにも変化が表れるため、酒蔵は美味しい日本酒に仕上がるよう米づくりからこだわっています。新米の収穫が終盤に差しかかる10月は、多くの酒蔵が日本酒造りを始めるタイミングで、古来酒の月と考えられてきました。

現在の日本酒業界の暦では、毎年7月から翌年6月までを1年と数えていますが、もともとは10月から翌年9月までを1年としていました。そのため、10月1日は「酒造元旦」とも言える日なのです。
十二支の「酉」が酒と関係しているから
古代中国で誕生した十二支は、その月を表す記号として扱われていました。その中の「酉(とり)」の本来の役割は、「酒つぼ」を表す象形文字。そのため、お酒に関係する「酌」や「酔」などの漢字には「酉」が使用されています。

日本における「酉」は十二支の10番目であることから、10月がお酒の月となり、1ヵ月が始まる1日が日本酒の日になった、とも考えられています。
日本酒の日がある10月と日本酒の関係
日本酒の日がある10月と日本酒には深い関わりがあります。それらを知れば新たな魅力を発見でき、日本酒を飲む時間がさらに楽しくなるはずです。
10月の和名「神無月」の語源に日本酒が関係
「神無月(かんなづき)」は、「醸成月(かもなしづき)」が語源という説があります。醸成月とは、「新米でお酒を醸す月」という意味です。また、神無月は「神を祭る月」といった意味を持つ「神な月」が語源という説も。日本酒は神様にお供えするものだと考えられてきたため、神を祭るこの時期には日本酒が飲み交わされていました。
10月は日本酒が特に美味しい季節
酒蔵は秋から厳冬、春にかけて日本酒の仕込みをします。火入れしてから貯蔵タンクに囲い、涼しい酒蔵の中で夏を越したお酒は、時間をかけてゆっくりと熟成していき、10月頃(秋頃)には芳醇なお酒に仕上がります。

熟成したお酒だけではなく、搾りたてのフレッシュな新酒も楽しめる時期です。そして10月は、山の幸や海の幸が食卓に並ぶ時期。旬の食材とともに楽しむ日本酒は、より一層美味しく感じるはずです。    
10月前後には「ひやおろし」や「秋あがり」が登場
9月、10月頃には「ひやおろし」や「秋あがり」と呼ばれる日本酒が登場します。
日本酒は製造過程で、「火入れ」と呼ばれる60~65℃ほどの加熱処理を、通常、貯蔵する前と瓶に詰める前の二度しています。これによって酵素の働きを止め、品質の変化・劣化を抑えられるため、火入れをした日本酒は品質が安定し、長期保存が可能となります。
「ひやおろし」とは、お酒の状態を指す言葉です。春に搾ったお酒を1度だけ火入れした後、夏の間に熟成させ、2度目の火入れをせずに出荷するお酒のこと。まろやかな旨味に、生の味わいも堪能できます。

「秋あがり」とは、同じようにお酒の状態を指す言葉。春に搾ったお酒が夏を越して熟成し、“秋になり旨味が増した”状態を「秋あがり」と呼んでいるのです。火入れは2度行っています。熟成した、まろやかな深みを感じられます。
日本酒の日に行われるイベント
viakampai-sake.jp日本酒造組合中央会では、毎年日本酒の日に合わせて、各都道府の県酒造組合、酒蔵、飲食店、酒販店等と連携して、日本酒で乾杯するイベントを全国各地で行っています。
距離の壁を越えて同じタイミングに日本酒で乾杯をする、「世界が日本酒でひとつになる」ことを願って、さまざまな企画が準備されています。
全国一斉 日本酒で乾杯! 2024
今年は、10月1日(火)の「日本酒の日」と、その前の2024年9月28日(土)〜10月6日(日)の9日間を「日本酒で乾杯!WEEK」として、日本酒の美味しさや乾杯の楽しさを参加者が体感するイベント「全国一斉 日本酒で乾杯!2024」が開催されます。
10月1日(火)は、18:00からYouTubeライブでのオンラインイベントが行われ、特別ゲストによるトークショーや全国のイベント会場との中継、鏡開きなど盛りだくさん。そして19:00に合わせて、「日本酒で乾杯」の発声を行い、全国一斉に、店舗、イベント会場、ご自宅と同時に乾杯を行います。お好みのお酒を片手に乾杯を楽しみましょう。

また、たくさんの方に日本酒を楽しんでいただけるように、日本酒を購入したレシートを利用してフォームから応募できるプレゼントキャンペーンや、Xから全国一斉日本酒で乾杯!!公式アカウントをフォロー&リポストすると抽選でプレゼントが当たるキャンペーンも開催しています。
日本酒の日は、好きな日本酒で乾杯を
日本酒の日はお酒の美味しい季節が始まることを祝い、乾杯して日本酒を楽しむ日です。
リアルのイベント会場や飲食店から、あるいはご自宅でオンラインから、好きな日本酒やおつまみを揃えた気軽なスタイルで、お酒を楽しむ人たちとつながり、乾杯しませんか。

あわせて読みたい

ヒントは現場にあり!【プロトコンサルティング】Unitが見つめる未来
antenna*
[イベント開催]中秋の名月!軽井沢穏坐barにて杜氏と語らい月見酒
PR TIMES
東広島市内の10蔵の日本酒が届く定期便、ふるさと納税に限定70セットで登場!
STRAIGHT PRESS
高級筆記具ブランドWPシリーズ一周年記念「KOKUYO WP」木軸モデル数量限定発売
PR TIMES Topics
播州百日どり&3種のきのこで味わう、秋の鶏すき鍋。自然薯たまごにつけて召し上がれ。神戸三宮「黒十 神戸本店」で9月17日(火)より。
PR TIMES
【世界の日本酒を知る】海外でも絶賛!秋田の浅舞酒造が造る銘酒「天の戸」の魅力に迫る
食楽web
【SPECIAL】“LE LABO” City Exclusive Collection
Lula JAPAN
秋の日本酒「秋あがり」とは?おすすめ秋あがりも紹介
KUBOTAYA
2024年の「中秋の名月」はいつ?由来や風習、月見酒にぴったりの日本酒もご紹介!
KUBOTAYA
横浜の歴史あるブランドがコラボレーション
PR TIMES Topics
日本酒をもっと楽しむおつまみレシピ|サツマイモのゴルゴンゾーラのせ
KUBOTAYA
秋限定!円熟の極み『ひやおろし』の5本飲み比べセットを販売開始!
PR TIMES
高級まな板「MANAITA -贈るまな板-」にXSサイズ登場
PR TIMES Topics
石川・金沢の地酒「加賀鳶」の秋の風物詩「冷やおろし」が刷新
PR TIMES
近年目覚ましく進化を遂げる本格焼酎・泡盛の世界には驚きがいっぱい!本格焼酎・泡盛に関する最新情報をまとめた「SHOCHU CALENDAR」発行開始!
PR TIMES
新幹線が“居酒屋”に! 新潟・佐渡の 地酒など14種を楽しむ「清酒新幹線」 東海道新幹線では、初の試み!
CREA
2024年の「土用の丑の日」はいつ?うなぎのかば焼をふっくら温めるコツに簡単アレンジも!
KUBOTAYA
【新横浜プリンスホテル】地上約130mで楽しむホテルならではのお月見体験お月見会席と日本酒のペアリングコースを販売
PR TIMES
渋谷に行くなら寄ってみて!あなたにぴったりの久保田が見つかる『未来日本酒店/KUBOTA SAKE BAR』に行ってみた
KUBOTAYA