「リモートワーク」を行っていた企業のオフィス出社回帰が徐々に進み、リモートと出社を組み合わせた「ハイブリットワーク」を行う企業が目立ち始めています。
そういった状況の中、2021年に「リモートワーク」を基本とした働き方を制度化し、「リモートワーク」後でも提供サービスの導入が、制度化前後の比較で2倍以上と成長を続ける、HRテック企業Thinkings株式会社。そんな、Thinkingsが成長を続ける要因や所属するメンバーの働き方を紹介します。
市場におけるリモートワーク(テレワーク)の状況
国土交通省が発表した「令和5年度テレワーク人口実態調査」によると、リモートワークの実施率(全国平均)はコロナ禍前と比べて高い水準となっています。ただし、コロナ禍以降の直近1年間のテレワーク実施率(※1)は、どの地域も減少している状況です。
(※1)雇用型就業者のうち、各調査年度において直近1年間にテレワークを実施しているテレワーカーの割合
減少の背景として、リモートワークは従業員の通勤負担解消などのメリットがある一方で、業務効率低下などのデメリットもあるため、そういった課題を解決するためオフィス出社へ戻すという意図があると考えられます。
※引用:国土交通省 令和5年度テレワーク人口実態調査
「リモートワーク」でも成長を続けるThinkings
Thinkingsはリモートワークの環境下でも成長し続けています。2021年11月にリモートワークを制度化して以降、2022年7月にはシリーズBで16.2億円を調達し、2024年9月にはThinkingsが提供する『採用管理システムsonar ATS』の導入実績が2,000社を突破しました。リモートワーク開始前との対比で2倍以上になっています。
Thinkingsが「リモートワーク」を続ける理由
Thinkingsがリモートワークを続ける理由は、ミッションを実現するためです。Thinkingsは、「誰もが意志ある仕事をするために、誰もが使える方法をつくる」をミッションに掲げています。AIをはじめ、テクノロジーは日々進化しており、それに合わせて社会環境や価値観も変化しています。
Thinkingsは、テクノロジーを活用して働く人を支援している企業です。そんな私達自身が「意志ある仕事」をするため、社会環境や価値観の変化に対応した働き方にしたいと考え、形にしたもののひとつが現在のリモートワークです。
Thinkings社員の「働き方」
子育て、介護をしながら、オフィス(東京都中央区)から離れた地域に在住するメンバーも複数名在職しています。物理的な制限があってもリモートワークであれば、選択肢を制限されずに自身の望むキャリアや場所で働くことが可能になります。
また、リモートワークならではの工夫を行う事で成果も出し続けられます。
※Thinkingsでは、約97%のメンバーがリモートワークで仕事をしたいと考えている。2021年9月:リモートワーク制度化に向けた社内アンケート
そんな、Thinkingsのメンバーがどのように働き、どんなマインドを持っているのか、現場で活躍するメンバーの一部をご紹介します。
Field Sales Team2
中村 諒太
役職:マネージャー
・私にとってのThinkings、出社自由の「リモートワーク」の働き方の魅力
リモートワークの魅力は、通勤ストレスがなく、時間と場所に縛られずに働ける点です。自分のペースで効率的に仕事ができるため、ライフスタイルに合わせて柔軟に働けます。
前職では、毎日満員電車の中で出社していましたが、現在は余裕をもって業務を開始することができています。
また、自由に出社もできる環境のため、他のメンバーと出社する日程を合わせて対面で話す機会を作れるなど、働き方を自分自身で設計することもできる点に魅力を感じています。
・リモート体制の中、セールスとして成果を出すために工夫していること
チーム内で定期的なMTGを実施して、メンバーの状況や数字の管理をこまめに行っています。また、メンバーが気軽にコミュニケーションできるよう、チームでのチャットスペースを設けて、業務に悩んで動きが止まってしまわないように工夫をしております。
さらに、CRMツールを活用して進捗管理や情報共有を効率化し、数値として見える化を徹底しています。見える化することで、明らかになった課題に対して業務フローを見直し、さらに効率化を図ることで成果を最大化するよう努めています。
・リモート体制の中、マネジメントしていく上で心掛けていること
明確なコミュニケーションと信頼の構築を心掛けています。直接話すのとは異なり、送る文章や言葉によって、受け取る側の印象やイメージが変わってきます。そのため、相手に分かりやすい表現で伝えるように心がけています。その上で、フィードバックを積極的に行い、認識のズレや問題の早期解決をしています。
また、チームメンバーの意見を尊重し、目標設定を共に行いサポートをすることで、全員が最大限のパフォーマンスを発揮できるように努めています。
「育休も取得、子育てと開発も頑張るエンジニアチームマネージャー」
Product Engineering Team2
吉田 雄太
役職:マネージャー
・私にとってのThinkings、出社自由の「リモートワーク」の働き方の魅力
私はほぼ出社せずフルリモートで働いておりますが、出勤にかかる時間が無いことが私にとって一番の魅力的な要素です。
前職では出社に1時間半かかる環境だったため、職場への往復だけでかなりの時間を取られていましたが、現在は余裕を持った生活が出来ています。
また、休憩時間中にも子供の面倒を見ることもできるため、前職までは休みを取らなければならなかったような状況でも休憩時間内で対応できたりと、柔軟な働き方ができることも良い点です。
・リモート体制の中、エンジニアとして成果を出すために工夫していること
生産性を向上させるために作業環境を整えることに注力しています。 前職まではデスクのスペースが限られていたためモニタ一つで作業する必要があり、デスクチェアの質が悪く長時間の作業によって体に負担がかかっていましたが、リモートになってからは自分が作業しやすい環境を自由に構築することができています。
会社からモニタの貸与や備品購入もサポートされていることもあり、周囲のエンジニアには作業環境をこだわって構築しているメンバーが多いです。
・リモート体制の中、マネジメントしていく上で心掛けていること
リモートワークかつ、エンジニアなのでメンバーによっては日に一度も会話しないこともあり、特に中途で入社したメンバーなどが孤立しやすい状況にあります。そのため、出社していた時以上に細かくコミュニケーションを取り、進捗に問題があれば早めに軌道修正することを心がけています。
「三島市移住&観光アンバサダーとThinkingsのPR担当を両立」
PR&Design Team
石橋 みなこ
役職:メンバー
・私にとってのThinkings、出社自由の「リモートワーク」の働き方の魅力
Thinkingsは、常に変化・成長し続けているベンチャー企業ですが、変化を前向きに捉えて、より良くすべく柔軟に仕事に向き合うメンバーが多いことが魅力です。また、そんな環境やメンバーに刺激を受けながらも、リモートワークでは"自分の仕事"にとことん集中できることも魅力です。
・リモート体制の中、PRとして成果を出すために工夫していること
PRだから、という工夫ではないですが、リモートワークの仕事の基本として、コミュニケーションコストを抑えて仕事のスピードを落とさないことを意識しています。
非同期でのテキストコミュニケーションが増えるとその分仕事の進みが遅くなるため、1回のチャットで、背景情報から判断に迷っている部分、欲しい回答の選択肢などまで提示して、相手からの質問が少なくなるように情報をまとめる努力をしています。何度もやりとりする暇がない忙しいメディアの方との連絡にも、この意識が役立っていると感じることがあります。
・リモート体制の中、業務や複業、子育てを両立する上で心掛けていること
2歳の娘を育てながら、Thinkingsでは時短で働き、夜間と休日で副業や地域活動に携わっています。リモートワークだからこその時間の使い方ができていますが、とにかくすべてに対して「限られた時間でやりきる」ということを意識しています。
リモートワークだとメリハリがつきにくいと言われますが、やることが多ければ多いほど「今やるべきこと」に集中して「時間がきたら手を止める、頭も止める」という癖をつけることでメリハリがつけられるようになったと感じます。副業や社外活動を上司に応援してもらえることもありがたく、諦めずに色々なことへチャレンジできています。
※所属や役職は2024年9月時点のものです。
関連URL
・採用管理システムsonar ATSサイト
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